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9202 プライム

ANAホールディングス

ANA HOLDINGS INC.

3,071
-20円 (-0.65%)
3/5 時点

「空の移動から『ANA経済圏』へ、コロナ禍を越えて過去最高益水準を叩き出すメガキャリア」

ひとめ診断

業績
普通
配当
少なめ
安全性
普通
稼ぐ力
高い
話題性
好評

この会社ってなに?

ANAホールディングスは、コロナ禍での構造改革と航空需要の急回復を背景に、FY2024に売上高2兆559億円、営業利益2,079億円と過去最高水準の利益を達成しました。今後は日本貨物航空(NCA)の買収による貨物事業の強化や、Joby Aviationとの提携によるエアタクシー事業など、非航空領域を含む「ANA経済圏」の拡大に注力しています。次期中計に向け、今後5年間で2.7兆円の過去最大規模の投資を計画しており、デジタルと人の力を掛け合わせた新たな価値創出を目指しています。

空運業 プライム市場 時価総額 1兆5,086億

サービスの実績は?

1.4
デジタル人財数
2024年度末時点(2022年度比)
目標の1.6倍へ順調
2.7兆円
5年間の中長期投資計画
2026-2028年度中計策定関連
過去最大規模
60
1株当たり配当金
FY2025会社予想
前期比+10円増配
数字を見てみよう
投資の基本、業績と配当をチェック

株価チャート

データ: 2024-12-03 〜 2026-03-05(J-Quants API)
04/07 日経平均が前日比-7.8%の大幅下落
04/08 日経平均が前日比+6.0%の大幅上昇
04/10 日経平均が前日比+9.1%の大幅上昇
52週レンジでの現在位置
安値
2,509.5円
現在値
3,071円
高値
3,419円
安値圏 中間 高値圏

儲かってるの?

まあまあです
FY2024/3 売上 20559.3億 / 利益 2079.1億
FY2025/3 売上 22618.6億 / 利益 1966.4億
FY2026/3 予 (予想) 売上 23700.0億 / 利益 1850.0億
売上 営業利益 赤字

ANAホールディングスの業績は、航空需要の力強い回復を背景に2兆円規模の売上高を安定的に維持しています。FY2025/3には売上高が約2兆2,619億円まで伸長し、コロナ禍からの事業構造改革が着実に奏功しました。一方、FY2026/3の予想では人件費や機材更新等の先行投資により、利益面での小幅な調整が見込まれています。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE(自己資本利益率)
13.4%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA(総資産利益率)
4.2%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
8.7%
売上のうち利益になった割合
ROE ROA 営業利益率
FY2024/3 14.9% 4.4% 10.1%
FY2025/3 13.4% 4.2% 8.7%

収益性については、旅客需要の正常化に伴い営業利益率が10%前後で安定的に推移しており、高い収益性を確保しています。ROE(自己資本利益率)も13%台を維持しており、株主資本を効率的に活用した経営が実現できています。今後もマルチブランド戦略を通じた単価向上やコスト管理の徹底により、さらなる収益基盤の強化を目指す方針です。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
配当利回り
1.95%
株主優待
あり
1株配当 利回り 配当性向
FY2024/3 50円 1.63% 14.9%
FY2025/3 60円 1.95% 18.4%

配当方針において、ANAホールディングスは業績連動を意識しつつも安定配当を重視しています。直近では配当性向が15%から18%前後と緩やかな上昇傾向にあり、株主への利益還元を強化する姿勢が鮮明です。株主優待と合わせたトータルリターンで、長期的な投資価値の向上を追求しています。

割安?割高?

同じ業界の平均と比べると…

PER 割高寄り
この会社
11.8倍
業界平均
10.0〜12.0倍
PBR 割高寄り
この会社
1.28倍
業界平均
1.0〜1.3倍
配当利回り 少なめ
この会社
1.95%
業界平均
2.0〜2.5%
時価総額
この会社: 約1兆5,042億円 業界平均: 1兆円規模(大手空運)

PER=株価が利益の何年分か(低いほど割安)/ PBR=株価が資産の何倍か(1倍未満は割安)

もっと深く知る
財務の健全性と過去の実績

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率 31.2%
0% 30% (注意ライン) 50% (安全ライン) 100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
11401.0億円

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+373034
営業CF / 百万円
投資に使ったお金
-343656
投資CF / 百万円
借入・返済など
-170154
財務CF / 百万円
手元に残ったお金
+29378
FCF / 百万円
営業CF 投資CF 財務CF FCF
FY2024/3 420622 -399525 -136045 21097
FY2025/3 373034 -343656 -170154 29378

営業キャッシュフローは3,700億円から4,200億円規模と、安定的に多額の資金を創出できています。この資金を機材更新や航空機購入といった大規模な投資へ積極的に振り向けている一方で、財務キャッシュフローは返済を進めることで負債の最適化を図っています。強固なキャッシュフロー創出力を武器に、将来の成長投資と財務基盤の安定化を両立させています。

株主にどれだけ報いた?

TOPIXを下回っています
自社TSR(最新)
108.7%
株主総利回り
TOPIX(最新)
188.3%
市場平均

※ 基準時点を100%として、配当込みの株主総利回りを比較

直近5年間のTSR(株主総利回り)は、TOPIXに対して一貫してアンダーパフォームしています。これは、コロナ禍における大規模な希薄化(公募増資)や無配期間があったこと、および足元で業績は急回復しているものの、日本の株式市場全体(TOPIX)の力強い上昇ペースには追いつけていないことが主因です。今後は復配からの増配基調と、新たな成長投資による資本効率の改善が期待されます。

もし昔100万円買ってたら?

10年前(2015年頃)に購入 -12.3%
100万円 → 87.7万円
-12.3万円
買値 3,500円 → 現在 3,071円
コロナショック底値(2020年4月)に購入 +46.2%
100万円 → 146.2万円
+46.2万円
買値 2,100円 → 現在 3,071円
1年前(2024年3月)に購入 -6.9%
100万円 → 93.1万円
-6.9万円
買値 3,300円 → 現在 3,071円

コロナショック時の運休や多額の赤字計上で株価は大きく売り込まれましたが、底値圏で投資していれば+40%以上のリターンを得られています。一方で、コロナ前のピーク水準や直近の高値圏からの投資では、直近の軟調な地合いもありややマイナスリターンとなっています。今後は過去最高規模の成長投資(2.7兆円)がどのように企業価値向上に寄与するかが鍵となります。

会社の計画は順調?

A
総合評価
インバウンド需要の回復とコスト構造改革が奏功し、利益目標を前倒しで達成する水準。
2023-2025年度中期経営戦略
FY2023〜FY2025
営業利益: 目標 2000億円 順調 (1966.3億円(FY2025実績/予想ベース))
98.3%
売上高: 目標 2兆4800億円 順調 (2兆2618億円(FY2025実績/予想ベース))
91.2%
デジタル人財拡大(対22年度比): 目標 1.6倍 順調 (1.4倍(2024年度末))
87.5%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度 当初予想 修正予想 実績 乖離
FY2024 1兆9700億円 2兆億円 2兆559.3億円 +4.3%
FY2025 2兆1900億円 2兆4800億円 2兆2618.6億円 +3.2%
営業利益
年度 当初予想 修正予想 実績 乖離
FY2024 1400億円 1900億円 2079.1億円 +48.5%
FY2025 1700億円 2000億円 1966.3億円 +15.6%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

コロナ禍での徹底した事業構造改革により損益分岐点が下がり、需要回復期において高い利益率を実現しています。現行の「2023-25年度中期経営戦略」では、航空事業の回復に加えて、NCA連結化や「ANA経済圏」の拡大により、当初の想定を上回る高水準の利益を蓄積しています。通期業績予想も上方修正されるなど、進捗は極めて良好です。

中の人を知る
社長の報酬、社員の給料

社長はどんな報酬?

代表取締役社長
芝田 浩二
推定約16,400万円
約21.9倍
社長/社員
業界平均: 10〜20倍
従業員平均
約750万円
経営トップの報酬は業績連動性が高く、業界水準と比較して適正な範囲内です。

代表者の報酬は、基本報酬に加え企業価値向上を意識した業績連動賞与や株式報酬により構成されており、長期的視点での経営を促す設計です。従業員との報酬倍率が業界平均よりもやや控えめである点は、組織全体の結束と平準化を重視する企業文化が反映されていると言えます。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
730万円
従業員数
276人
平均年齢
45.5歳
平均年収 従業員数 前年比
FY2022/3 495万円 200人 -
FY2023/3 691万円 253人 +39.6%
FY2024/3 714万円 260人 +3.3%
FY2025/3 730万円 276人 +2.2%

持株会社のため従業員数は276名と少数精鋭。コロナ禍のFY2022/3は495万円に低下しましたが、業績回復に伴い730万円まで約47%増と大幅に回復。なお、主要事業会社である全日本空輸(ANA)の平均年収は約570万円で、パイロット・整備士を含む全職種の平均です。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 16名)
女性 4名(25.0%) 男性 12名
25%
75%
監査報酬
29,000万円
連結子会社数
57社
設備投資額
2468.8億円
平均勤続年数(従業員)
2.83年
臨時従業員数
3027人

女性役員比率が25.0%と一定の水準を確保しており、多様性推進に積極的です。監査報酬に2億9,000万円を割き、グループ57社を統括する持株会社として透明性の高い監査体制と経営監督機能の維持に注力しており、プライム市場上場企業として相応の規模感と規律を備えています。

世の中の評判
メディアはこの会社をどう見てる?

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調」
報道件数(30日)
482
前月比 +12.5%
メディア数
124
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, ダイヤモンド・オンライン, みんかぶ
業界内ランキング
上位 5%
空運業 50社中 2位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的
報道件数の推移
掲載メディア分布

どんな話題が多い?

業績・株価 40%
経営戦略・M&A 30%
新サービス・DX 20%
その他 10%
同業他社とのメディア露出比較

最近の出来事

2025年8月 事業提携

Joby Aviationとエアタクシー事業の合弁会社設立に向けた本格検討を開始。

2025年10月 業績修正

NCA連結化等の影響を反映し、売上高2兆4,800億円への上方修正を発表。

2026年1月 中期戦略

過去最大規模となる2.7兆円の投資計画を含む次期中期経営戦略を策定。

詳細 & リンク
投資判断のための詳細データ

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残615,600株
売り残346,200株
倍率1.78倍
2025年2月28日時点
今後の予定
2025年3月期 本決算発表 2025年4月下旬
第1四半期決算発表 2025年7月下旬

時価総額は約1.5兆円と国内空運トップクラスを誇ります。信用倍率は1.78倍と需給は比較的良好で、極端な買い残の重さはありません。PER 11.8倍、PBR 1.28倍は同業のJALと比較してややプレミアムが付与されており、ANA経済圏や貨物事業拡大への期待が株価を下支えしていると言えます。

税金はいくら払ってる?

税引前利益 法人税等 実効税率
FY2024/3 207656百万円 50559百万円 24.3%
FY2025/3 200086百万円 47059百万円 23.5%
FY2026/3 予 185000百万円 63000百万円 34.1%

実効税率は直近で23%から24%台と、法定実効税率を下回る水準で推移しています。これは主に繰越欠損金の解消や税効果会計の適用による影響が考えられます。FY2026/3の予想では税負担が約630億円に増加し、実効税率が34%程度へ上昇する見込みですが、これは税務上の調整や一時的な要因が含まれる予測値です。

誰がこの会社の株を持ってる?

日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 14.99%
日本カストディ銀行(信託口) 3.1%
名古屋鉄道株式会社 1.54%
全日空社員持株会 1.46%
その他(機関投資家・個人) 78.91%

JALと同様に特定の支配株主が存在しない分散型構成。筆頭株主は信託銀行で約15%。創業以来の関係がある名古屋鉄道が1.54%を保有するほか、社員持株会が1.46%と従業員の帰属意識が高いのも特徴。外国人持株比率は約30%で、グローバル投資家からの注目度も高い。

会社の公式開示情報

役員報酬

41,000万円
取締役7名の合計

EDINET開示情報では、航空運送事業を核としつつ、貨物事業やデジタル事業の拡大が示されています。主なリスク要因として、燃料価格の変動や為替リスク、および国際情勢に伴う渡航需要の急激な変化が挙げられており、連結子会社57社を擁する巨大組織ゆえの事業多角化とリスク管理の重要性が強調されています。

最新ニュース

リスク要因

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ニュース一覧

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通期業績予想の上方修正を発表
10/30 · ANA公式サイト
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ANAホールディングス まとめ

業績
普通
配当
少なめ
安全性
普通
稼ぐ力
高い
話題性
好評

「空の移動から『ANA経済圏』へ、コロナ禍を越えて過去最高益水準を叩き出すメガキャリア」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

免責事項: 本ページの情報は、公開されたメディア報道の定量分析およびEDINET・TDnet等の公的開示情報をもとに作成しています。 特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。 報道件数・センチメント分析はAIによる自動分類であり、完全な正確性を保証するものではありません。 記事の著作権は各メディアに帰属します。
最終更新: 2026年3月3日 06:00 JST / データ提供: OSHIKABU