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9107 プライム

川崎汽船

Kawasaki Kisen Kaisha,Ltd.

2,609
+84円 (+3.33%)
3/5 時点

「『進取の気性』を掲げる非財閥系海運大手。次世代燃料船や洋上風力支援で新たな海運業の形を模索」

ひとめ診断

業績
好調
配当
高め
安全性
安定
稼ぐ力
高い
話題性
普通

この会社ってなに?

川崎汽船は日本郵船・商船三井と並ぶ国内海運大手3社の一角です。直近の業績予想では、売上高1兆60億円、経常利益1,000億円を見込んでおり、強固なコンテナ船事業(ONE)の基盤に加え、自動車船事業の好調が業績を牽引しています。さらに、株主還元総額の下限を引き上げ、大幅な増配を発表するなど、投資家を意識した資本政策も高く評価されています。

海運業 プライム市場 時価総額 1.6兆

サービスの実績は?

120
1株当たり配当金
2027年3月期会社予想
+20% YoY
1兆60億
年間売上高予想
2025年3月期通期
減少見込み
3
国内海運大手順位
売上高基準
維持
数字を見てみよう
投資の基本、業績と配当をチェック

株価チャート

データ: 2024-12-03 〜 2026-03-05(J-Quants API)
04/07 日経平均が前日比-7.8%の大幅下落
04/08 日経平均が前日比+6.0%の大幅上昇
04/10 日経平均が前日比+9.1%の大幅上昇
52週レンジでの現在位置
安値
1,571.5円
現在値
2,609円
高値
2,660.5円
安値圏 中間 高値圏

儲かってるの?

順調に稼いでいます
FY2024/3 売上 9623.0億 / 利益 847.6億
FY2025/3 売上 10479.4億 / 利益 1028.5億
FY2026/3 予 (予想) 売上 9500.0億 / 利益 800.0億
売上 営業利益 赤字

川崎汽船は、海運市況の変動を大きく受ける事業構造であり、第3四半期連結累計期間において売上高は約7,677億円を計上しました。主力の定期船事業や不定期専用船事業における市況の影響により、営業利益は前年同期比25.5%減の約687億円に留まっています。今後も環境対応投資や次世代燃料船への転換を進め、収益基盤の多角化による業績の安定化を目指しています。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE(自己資本利益率)
18.2%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA(総資産利益率)
13.8%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
9.8%
売上のうち利益になった割合
ROE ROA 営業利益率
FY2024/3 6.4% 5.0% 8.8%
FY2025/3 18.2% 13.8% 9.8%

同社は効率的な船隊運営を通じて収益性確保に努めていますが、市況変動の影響が避けられないため、利益率は海運市況に直結する傾向があります。自己資本利益率(ROE)等の指標は、大規模な投資や市況による利益の振幅により年ごとに大きく変動する特性を持っています。現在は中期経営計画に基づき、ポートフォリオの最適化を進めることで利益率の改善を図っています。

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
配当利回り
4.66%
株主優待
あり
1株配当 利回り 配当性向
FY2024/3 250円 11.65% 172.1%
FY2025/3 100円 4.66% 21.7%

川崎汽船は、株主還元を重要な経営課題と位置づけ、配当による直接的な利益還元を強化しています。今期は年間配当を120円とするなど、中期経営計画における資本政策に基づいた積極的な還元姿勢を示しています。業績連動型の配当方針を採用しており、持続的な成長投資と両立させながら、株主に対する利益配分を継続的に行う方針です。

割安?割高?

同じ業界の平均と比べると…

PER 割安寄り
この会社
5.60倍
業界平均
8.5倍
PBR 割高寄り
この会社
0.99倍
業界平均
0.95倍
配当利回り 多め
この会社
4.58%
業界平均
4.1%
時価総額
この会社: 1兆6736億円 業界平均: 平均約8000億円

PER=株価が利益の何年分か(低いほど割安)/ PBR=株価が資産の何倍か(1倍未満は割安)

もっと深く知る
財務の健全性と過去の実績

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率 74.6%
0% 30% (注意ライン) 50% (安全ライン) 100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
16774.5億円

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+273173
営業CF / 百万円
投資に使ったお金
-126133
投資CF / 百万円
借入・返済など
-211646
財務CF / 百万円
手元に残ったお金
+147040
FCF / 百万円
営業CF 投資CF 財務CF FCF
FY2024/3 203095 -66911 -223727 136184
FY2025/3 273173 -126133 -211646 147040

営業キャッシュフローは、保有する船舶の運航利益を主な原資として安定的な流入が見込まれます。得られた営業CFを環境対応型船舶への更新や新規事業への投資へ優先的に配分し、将来の成長とリスク分散を図っています。加えて、財務キャッシュフローを通じて株主還元や債務の適正化を行い、バランスの取れた資金管理を徹底しています。

もし昔100万円買ってたら?

2015年12月に購入 +206.9%
100万円 → 306.9万円
+206.9万円
買値 850円 → 現在 2,609円
コロナショック底値(2020年3月)に購入 +943.6%
100万円 → 1043.6万円
+943.6万円
買値 250円 → 現在 2,609円
1年前に購入 +24.2%
100万円 → 124.2万円
+24.2万円
買値 2,100円 → 現在 2,609円

海運株特有の激しいボラティリティを持ちますが、コロナ禍以降の物流逼迫による記録的な利益と、それに伴う大幅な株主還元により、底値から10倍近いリターンを達成しています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
海運市況の変動を受けつつも、株主還元を強化し資本効率の改善に成功している。
中期経営計画
FY2022〜FY2026
ROE: 目標 10.0% 順調 (10.0%以上)
100%
ROIC: 目標 6.0〜7.0% 順調 (公表前)
90%
経常利益: 目標 1000億円 順調 (1000億円予想)
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度 当初予想 修正予想 実績 乖離
2025年3月期 第3四半期 1兆1000億円 1兆60億円 1兆60億円 -8.5%
2024年3月期 通期 9000億円 9400億円 9480億円 +5.3%
経常利益
年度 当初予想 修正予想 実績 乖離
2025年3月期 第3四半期 1200億円 1000億円 1000億円 -16.7%
純利益
年度 当初予想 修正予想 実績 乖離
2024年3月期 通期 1200億円 1350億円 1454億円 +21.2%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

中期経営計画ではROE 10%以上、ROIC 6.0〜7.0%という資本効率を重視した目標を掲げています。コンテナ船市況の正常化により利益水準はピークアウトしましたが、自営事業の改善や積極的な追加還元(1株120円への増配)を実施し、投資家の期待に応える運営が評価されています。

中の人を知る
社長の報酬、社員の給料

社長はどんな報酬?

代表取締役社長
五十嵐 武宣
推定約2.0億円
約14.8倍
社長/社員
業界平均: 10〜20倍
従業員平均
約1,350万円
業界内では標準的かつ妥当な報酬水準といえるでしょう。

役員報酬は業績連動指標を導入しており、企業価値の向上と株主還元を重視した報酬体系に改定されています。従業員平均年収は海運大手として非常に高く、役員との報酬倍率も業界平均の範囲内に収まっており、適正な分配が行われています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
1222万円
従業員数
900人
平均年齢
38.5歳
平均年収 従業員数 前年比
FY2022/3 990万円 794人 +9.1%
FY2023/3 1328万円 804人 +34.1%
FY2024/3 1394万円 847人 +5.0%
FY2025/3 1222万円 900人 -12.3%

平均年収1,222万円は海運業界の高水準。FY2023-FY2024は業績連動賞与の膨張で1,300万円超に達したが、FY2025はコンテナ運賃正常化に伴い減少。単体従業員900名と3社で最小規模ながら、1人当たり純利益は3億円超(FY2025/3)と極めて高い生産性を誇る。

世の中の評判
メディアはこの会社をどう見てる?

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調」
報道件数(30日)
482
前月比 +5.4%
メディア数
84
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, ロジビズ, 日刊海事プレス
業界内ランキング
上位 12%
海運業 50社中 3位
報道のトーン
45%
好意的
40%
中立
15%
否定的
報道件数の推移
掲載メディア分布

どんな話題が多い?

決算・株主還元 40%
環境・洋上風力 30%
経営戦略・提携 20%
その他 10%
同業他社とのメディア露出比較

最近の出来事

2025年8月 資本提携

洋上風力発電支援強化のため、SNマリンへの出資を実施しオフショア支援事業を拡充。

2026年2月 業績発表

第3四半期累計期間にて売上高7,677億円を達成し、中期経営計画の進捗を報告。

2026年2月 組織再編

事業効率化に向けた簡易吸収分割を実施し、グループ体制の最適化を推進。

詳細 & リンク
投資判断のための詳細データ

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残2,784,100株
売り残1,170,100株
倍率2.38倍
2026年2月20日時点
今後の予定
2026年3月期 通期決算発表 2026年5月上旬
株主総会 2026年6月下旬

同業他社と比較して高い配当利回りと割安なPER水準が特徴です。信用倍率は2.38倍と需給動向は比較的落ち着いており、PBR1倍割れの解消に向けたさらなる資本政策が注目されています。

税金はいくら払ってる?

税引前利益 法人税等 実効税率

法人税等の支払額は、連結決算における税引前当期純利益の変動に伴い、その金額が年ごとに大きく変化する傾向があります。海運業界特有の業績変動が税負担にも影響を及ぼしており、税引前利益が拡大する期には相応の納税が発生します。なお、国別の税率や各国の租税条約、繰延税金資産の取り扱いによっても実効税率が変動する場合があります。

誰がこの会社の株を持ってる?

ECMMF(エリオット関連ファンド) 14.56%
日本マスタートラスト信託銀行(信託) 10.05%
MLI(外国法人) 7.97%
J.P. MORGAN SECURITIES PLC 4.98%
その他(機関投資家・個人) 62.44%

最大の特徴は米アクティビスト・エリオットの関連ファンドが筆頭株主(約15%)であること。2023年頃から大量保有が判明し、株主還元強化の要求が経営に影響。中計の株主還元7,000億円以上はエリオットの圧力も背景にある。海運3社で唯一、特定のアクティビスト投資家が筆頭株主という異色の構成。

会社の公式開示情報

EDINET開示情報では、コンテナ船、不定期専用船、物流などの各セグメントが収益の柱となっています。地政学リスクや燃料価格の変動が収益に直結するビジネスモデルであり、開示資料ではそれらのリスク管理と、脱炭素社会に向けた環境対応船への積極投資が重要項目として詳述されています。

最新ニュース

ニュース一覧

中立
海運市況を更新しました
3/02 · 川崎汽船IR
中立
会社分割(簡易吸収分割)に関するお知らせ
2/26 · 適時開示
ポジティブ
2025年度業績予想と中期経営計画の進捗を公表
2/04 · 川崎汽船IR
中立
第3四半期決算発表:売上高7,677億円を計上
2/03 · Yahoo!ファイナンス
ポジティブ
ケイライン・ウインド・サービスとSNマリンの資本提携
8/21 · 日本経済新聞

関連リンク

川崎汽船 まとめ

業績
好調
配当
高め
安全性
安定
稼ぐ力
高い
話題性
普通

「『進取の気性』を掲げる非財閥系海運大手。次世代燃料船や洋上風力支援で新たな海運業の形を模索」

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最終更新: 2026年3月3日 06:00 JST / データ提供: OSHIKABU