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9101 プライム

日本郵船

Nippon Yusen Kabushiki Kaisha

5,511
+116円 (+2.15%)
3/5 時点

「海運の枠を超えた総合物流へ、空前の好業績を背景に事業ポートフォリオ変革を進める巨人」

ひとめ診断

業績
好調
配当
高め
安全性
安定
稼ぐ力
高い
話題性
好評

この会社ってなに?

日本郵船は日本を代表する総合海運・物流企業であり、コンテナ船事業の好調などを背景に高収益を維持しています。直近の株価は5,511円、時価総額は約2.38兆円に達し、積極的な自社株買いや高配当(予想利回り約4.1%)で株主還元を強化しています。現行の中期経営計画では、物流事業への投資やフィンテック領域の買収(独Kadmos社など)を通じ、ボラティリティの高い海運への依存を減らす構造改革を推し進めています。

海運業 プライム市場 時価総額 2.4兆

サービスの実績は?

43410万株
発行済株式数
2025年3月時点
自社株買い進行中
225
1株当たり配当金予想
2025年3月期
増配基調
1.2兆円
事業投資枠
2026年度まで
成長投資拡大
数字を見てみよう
投資の基本、業績と配当をチェック

株価チャート

データ: 2025-03-05 〜 2026-03-05(J-Quants API)
04/07 日経平均が前日比-7.8%の大幅下落
04/08 日経平均が前日比+6.0%の大幅上昇
04/10 日経平均が前日比+9.1%の大幅上昇
52週レンジでの現在位置
安値
4,133円
現在値
5,511円
高値
5,671円
安値圏 中間 高値圏

儲かってるの?

順調に稼いでいます
FY2024/3 売上 23872.4億 / 利益 1746.8億
FY2025/3 売上 25887.0億 / 利益 2108.2億
FY2026/3 予 (予想) 売上 23800.0億 / 利益 1350.0億
売上 営業利益 赤字

日本郵船は、世界的な物流需要の変化や海運市況の変動を背景に、売上高約2兆5,887億円を計上するなど大規模な事業を展開する総合物流企業です。直近の業績では、市況の影響により利益水準は前年同期比で減益となりましたが、強固な事業基盤を維持しています。今後は中期経営計画に基づき、既存事業の深化と新規分野への投資を並行し、安定した収益基盤の構築を目指しています。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE(自己資本利益率)
16.1%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA(総資産利益率)
11.1%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
8.1%
売上のうち利益になった割合
ROE ROA 営業利益率
FY2024/3 8.5% 5.4% 7.3%
FY2025/3 16.1% 11.1% 8.1%

当社は、海運市況が好調な局面において非常に高い利益率を享受する一方、市況の反転時には利益水準が変動する特性を持っています。現在は、「両利きの経営」を掲げ、コンテナ船や物流事業といった中核事業の収益性向上に取り組んでいます。資本効率を意識した経営を推進することで、株主資本利益率(ROE)の安定的な維持・向上を図る戦略を採っています。

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
配当利回り
6.57%
株主優待
あり
1株配当 利回り 配当性向
FY2024/3 140円 2.83% 29.9%
FY2025/3 325円 6.57% 30.4%

配当方針において、業績連動を基本としつつ持続的かつ安定的な株主還元を重視しており、利益水準に応じた積極的な配当を実施しています。現在の配当利回りは約4.1%と市場平均と比較して魅力的な水準にあり、長期保有を促すための株主優待とセットでの還元策が評価されています。今後も資本効率の向上と株主還元の拡充を両立させ、企業価値の最大化に努めていく方針です。

割安?割高?

同じ業界の平均と比べると…

PER 割高寄り
この会社
10.1倍
業界平均
4.53倍
PBR 割高寄り
この会社
0.81倍
業界平均
0.74倍
配当利回り 少なめ
この会社
4.10%
業界平均
6.31%
時価総額 割安寄り
この会社
2兆3,832億円
業界平均
9,587億円

PER=株価が利益の何年分か(低いほど割安)/ PBR=株価が資産の何倍か(1倍未満は割安)

もっと深く知る
財務の健全性と過去の実績

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率 67.6%
0% 30% (注意ライン) 50% (安全ライン) 100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
29699.7億円

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+510755
営業CF / 百万円
投資に使ったお金
-59783
投資CF / 百万円
借入・返済など
-427747
財務CF / 百万円
手元に残ったお金
+450972
FCF / 百万円
営業CF 投資CF 財務CF FCF
FY2024/3 401414 -285631 -163420 115783
FY2025/3 510755 -59783 -427747 450972

本業で稼ぎ出す営業キャッシュフローは、海運市況の高騰局面で大きく増加する傾向があり、強固なキャッシュ創出能力が特徴です。獲得した資金は、次世代燃料船への転換や欧州物流企業の買収など、中長期的な成長に向けた戦略的投資に重点的に配分しています。余剰キャッシュについては、株主還元と将来の成長投資のバランスを考慮しながら、財務規律を保った配分を継続しています。

もし昔100万円買ってたら?

上場来安値(1962年10月)に購入 +18903.4%
100万円 → 19003.4万円
+18903.4万円
買値 29円 → 現在 5,511円
52週安値(約1年前)に購入 +33.3%
100万円 → 133.3万円
+33.3万円
買値 4,133円 → 現在 5,511円
直近高値(2022年3月)に購入 -55.9%
100万円 → 44.1万円
-55.9万円
買値 12,490円 → 現在 5,511円

海運株は市況変動によるボラティリティが激しく、コロナ禍による空前のコンテナバブル期(2022年)のピークと比較すると株価は調整局面にあるように見えますが、長期や直近1年単位で見れば高い配当利回りと自社株買いの下支えにより安定したリターンを生み出しています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
市況の追い風を受け、業績は期初予想を大幅に上回って推移
中期経営計画 Sail Green, Drive Transformations 2026
FY2024〜FY2027
事業投資額: 目標 12000億円 大幅遅れ
30%
売上高: 目標 25887億円 前倒し達成
100%
純利益: 目標 4777億円 順調
80%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

経常利益
年度 当初予想 修正予想 実績 乖離
FY2024 1Q 1500億円 2500億円 2115億円 +41.0%
FY2024 2Q 2500億円 4000億円 3925億円 +57.0%
売上高
年度 当初予想 修正予想 実績 乖離
FY2024 3Q 22900億円 25887億円 25887億円 +13.0%
純利益
年度 当初予想 修正予想 実績 乖離
FY2024 3Q 24500億円 4777億円 4777億円 +95.0%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

コンテナ船市況の高止まりや円安効果により、期初段階の控えめな予想から幾度も上方修正を行っています。中計で掲げる1.2兆円の成長投資についても、物流企業の買収などを通じて着実に実行段階に移っています。

中の人を知る
社長の報酬、社員の給料

社長はどんな報酬?

代表取締役社長・社長執行役員
曽我 貴也
推定約1,200万円
約1.1倍
社長/社員
業界平均: 10〜20倍
従業員平均
約1,100万円
役員報酬は控えめであり、透明性の高い経営体制を構築しています。

同社の報酬制度は、業績連動型金銭報酬を導入し、株主総会で承認された枠組みの中で客観的に決定されています。一般的な大企業に見られる大きな報酬格差よりも、中長期的な企業価値向上を重視した公平性の高いインセンティブ設計が特徴です。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
1435万円
従業員数
1336人
平均年齢
38.1歳
平均年収 従業員数 前年比
FY2022/3 1082万円 1249人 +13.3%
FY2023/3 1322万円 1299人 +22.2%
FY2024/3 1378万円 1312人 +4.2%
FY2025/3 1435万円 1336人 +4.1%

平均年収1,435万円は日本の上場企業の中でもトップクラスの水準。2022年のコンテナ運賃バブル期に大幅昇給し、その後も高水準を維持。海運業界特有の専門性の高さと好業績が反映された給与体系。単体従業員数は約1,300名と少数精鋭。

世の中の評判
メディアはこの会社をどう見てる?

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調」
報道件数(30日)
482
前月比 +12.4%
メディア数
86
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, ロイター, LNEWS ほか
業界内ランキング
上位 5%
海運業 15社中 1位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的
報道件数の推移
掲載メディア分布

どんな話題が多い?

決算・業績 40%
M&A・事業拡大 30%
株主還元 20%
中期経営計画 10%
同業他社とのメディア露出比較

最近の出来事

2025年4月 新会社設立

新会社NYK Energy Oceanが船出。ENEOSオーシャンから承継した資産を統合し、エネルギー輸送を強化。

2025年6月 買収

ドイツのKadmos社を買収し、海運とフィンテックの融合による給与支払いプラットフォームの拡充を決定。

2025年7月 事業買収

欧州のWaldenグループのヘルスケア物流事業を買収し、同分野での事業規模を飛躍的に拡大。

詳細 & リンク
投資判断のための詳細データ

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残1,810,000株
売り残661,700株
倍率2.74倍
2026年2月27日時点
今後の予定
2025年3月期 本決算発表 2025年5月中旬
定時株主総会 2025年6月下旬

海運セクター全体が極めて低いPER・PBRで据え置かれる中、日本郵船は業界トップクラスの時価総額を誇ります。セクター平均よりもPERはやや高く評価されていますが、依然としてPBR1倍割れの状態であり、資本効率のさらなる改善が市場から求められています。

税金はいくら払ってる?

税引前利益 法人税等 実効税率

税引前利益に対して適正な法人税等を納付しており、税負担率は一般的な国内水準に準拠しています。海運業界特有の業績変動が税額にも反映される傾向があり、利益水準が高い年度には相応の税務負担が発生します。企業活動を通じて得た利益を適切に分配し、税務コンプライアンスを遵守することで社会的な責務を果たしています。

誰がこの会社の株を持ってる?

日本マスタートラスト信託銀行(信託) 15.91%
日本カストディ銀行(信託) 4.99%
STATE STREET BANK(505234) 2.25%
明治安田生命保険 1.97%
その他(機関投資家・個人) 74.88%

三菱グループの海運中核企業ですが、特定大株主の支配はなく、機関投資家中心の分散型株主構成。外国法人の保有比率は約40%と高く、バリュー株として海外投資家からの注目度が高い。配当利回り4%超の高配当銘柄として個人投資家の人気も厚い。

会社の公式開示情報

EDINET開示情報によると、同社は海運業を基盤としつつ、物流や不動産を含む多角的な事業ポートフォリオを構築しています。地政学リスクや燃料価格変動といった外部要因による業績への影響が大きく、経営戦略においてこれらのリスク管理が最重要課題として位置づけられています。

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日本郵船 まとめ

業績
好調
配当
高め
安全性
安定
稼ぐ力
高い
話題性
好評

「海運の枠を超えた総合物流へ、空前の好業績を背景に事業ポートフォリオ変革を進める巨人」

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最終更新: 2026年3月3日 06:00 JST / データ提供: OSHIKABU