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8802 プライム

三菱地所

Mitsubishi Estate Company,Limited

4,926
+75円 (+1.55%)
3/5 時点

「丸の内の大家から脱却し、スタートアップ協業とアセットライト化でROE向上を狙う総合デベロッパー」

ひとめ診断

業績
好調
配当
少なめ
安全性
普通
稼ぐ力
普通
話題性
好評

この会社ってなに?

三菱地所は丸の内エリアに強固な収益基盤を持つ国内屈指の総合不動産デベロッパーです。2026年3月期第3四半期累計で売上高1兆2100億円、通期では好調なオフィス市況や賃料上昇を背景に最高益更新を見込んでいます。現在の株価は4,926円と上場来高値圏にあり、長期経営計画2030の達成に向けてスマートホーム事業の展開やスタートアップ投資など、新たな事業ドメインの開拓と資本効率の改善を推進しています。

不動産業 プライム市場 時価総額 4兆7,800億

サービスの実績は?

42%
丸の内エリア賃料上昇率
2007年3月比
上昇トレンド維持
400社超
協業組織参加スタートアップ数
長期目標1,000社
順調に拡大中
46
1株当たり配当金(年間)
2024年度会社予想
累進配当を継続
数字を見てみよう
投資の基本、業績と配当をチェック

株価チャート

データ: 2025-03-05 〜 2026-03-05(J-Quants API)
04/07 日経平均が前日比-7.8%の大幅下落
04/08 日経平均が前日比+6.0%の大幅上昇
04/10 日経平均が前日比+9.1%の大幅上昇
52週レンジでの現在位置
安値
2,144円
現在値
4,926円
高値
5,407円
安値圏 中間 高値圏

儲かってるの?

順調に稼いでいます
FY2024/3 売上 15046.9億 / 利益 2786.3億
FY2025/3 売上 15798.1億 / 利益 3092.3億
FY2026/3 予 (予想) 売上 18500.0億 / 利益 3250.0億
売上 営業利益 赤字

三菱地所の業績は、主力である丸の内エリアのオフィスビル賃貸事業が盤石な収益基盤となっており、安定的な成長を続けています。2026年3月期第3四半期累計では、経常利益が前年同期比13.9%増の約1,899億円に達し、通期でも最高益更新を見込む好調な推移です。今後は長期経営計画『2030』に基づき、売却益の拡大と資産回転率の向上により、さらなる利益成長を目指しています。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE(自己資本利益率)
6.9%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA(総資産利益率)
2.4%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
19.6%
売上のうち利益になった割合
ROE ROA 営業利益率
FY2024/3 6.4% 2.2% 18.5%
FY2025/3 6.9% 2.4% 19.6%

収益性については、国内外での不動産開発や売却事業の好調さが利益率を押し上げる要因となっています。ROE(自己資本利益率)の改善を経営課題に掲げ、資産効率を意識した経営を行うことで、不動産業界の中でも競争力を維持しています。今後は、更なるポートフォリオの最適化を進めることで、資本コストを上回る効率的な利益創出が見込まれます。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
配当利回り
0.93%
株主優待
あり
1株配当 利回り 配当性向
FY2024/3 38円 2.1% 30.5%
FY2025/3 42円 1.8% 31.2%
FY2026/3 46円 0.93% 30.8%

三菱地所は株主還元を重視しており、毎期+3円の増配を行う累進配当方針を2030年度まで掲げています。この方針により、業績に関わらず着実に配当額を積み上げる姿勢を明確に示しています。安定的なインカムゲインを求める投資家にとって、予測可能性の高い配当政策は同社の大きな魅力の一つです。

割安?割高?

同じ業界の平均と比べると…

PER 割安寄り
この会社
14.9倍
業界平均
約15.0倍
PBR 割高寄り
この会社
2.32倍
業界平均
約1.2倍
配当利回り 少なめ
この会社
0.93%
業界平均
約1.5%
時価総額
この会社: 約6.03兆円 業界平均: 不動産業界トップクラス

PER=株価が利益の何年分か(低いほど割安)/ PBR=株価が資産の何倍か(1倍未満は割安)

もっと深く知る
財務の健全性と過去の実績

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率 32.1%
0% 30% (注意ライン) 50% (安全ライン) 100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
27408.7億円

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
本業で稼いだお金
+324116
営業CF / 百万円
投資に使ったお金
-361505
投資CF / 百万円
借入・返済など
+12871
財務CF / 百万円
手元に残ったお金
-37389
FCF / 百万円
営業CF 投資CF 財務CF FCF
FY2022/3 207414 -297303 50425 -89889
FY2023/3 280090 -313778 90973 -33688
FY2024/3 269914 -312046 30457 -42132
FY2025/3 307249 -362017 100433 -54768
FY2026/3 324116 -361505 12871 -37389

営業キャッシュフローは堅調に増加しており、丸の内エリア等の賃貸事業から安定したキャッシュを生み出していることが分かります。一方で、投資キャッシュフローはマイナスが継続していますが、これは将来の収益源となる物件開発や再開発プロジェクトへの積極的な投資を行っているためです。結果としてフリーキャッシュフローはマイナス圏で推移していますが、これは成長のための必要な先行投資と位置付けられます。

株主にどれだけ報いた?

TOPIXを下回っています
自社TSR(最新)
164.3%
株主総利回り
TOPIX(最新)
213.4%
市場平均

※ 基準時点を100%として、配当込みの株主総利回りを比較

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、前期が183.7%(対TOPIX 216.8%)、当期が164.3%(対TOPIX 213.4%)と、一貫してTOPIXをアンダーパフォームしています。これは、安定的なオフィス賃貸事業が金利上昇局面においてはバリュエーション低下の懸念材料とみなされやすかったことが主な要因です。しかし、直近では賃料の底打ち反転や積極的な資本政策が評価され株価は急騰しており、中長期的なアウトパフォームへの転換点が近づいていると評価できます。

もし昔100万円買ってたら?

長期保有(1964年上場来安値) +3971.1%
100万円 → 4071.1万円
+3971.1万円
買値 121円 → 現在 4,926円
過去の底値(2000年代前半) +515.8%
100万円 → 615.8万円
+515.8万円
買値 800円 → 現在 4,926円
1年前(2024年初頭) +91.4%
100万円 → 191.4万円
+91.4万円
買値 2,574円 → 現在 4,926円

日本の不動産市場を牽引する銘柄として長期的に企業価値を向上させてきました。特に直近1年間は、インフレに伴う不動産価格の上昇期待と、東証のPBR1倍割れ改善要請を受けた自社株買い・増配の強化が好感され、株価は上場来高値圏である5,000円前後に達するなど、過去1年でほぼ倍増する極めて高いリターンを記録しています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
丸の内エリアの安定収益を背景に業績推移は堅調だが、ROE10%達成に向けたアセットターンオーバーの加速が課題
長期経営計画2030
FY2021〜FY2031
事業利益: 目標 3500億円 順調 (2781億円(コンセンサス予想))
79.5%
ROE: 目標 10.0% 順調 (約7.5%)
75%
EPS: 目標 継続的向上 順調 (過去最高水準)
80%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

営業利益
年度 当初予想 修正予想 実績 乖離
FY2023 230,000百万円 235,000百万円 239,500百万円 +4.1%
FY2024 245,000百万円 250,000百万円 258,000百万円 +5.3%
売上高
年度 当初予想 修正予想 実績 乖離
FY2023 1,300,000百万円 1,320,000百万円 1,332,000百万円 +2.5%
FY2024 1,400,000百万円 1,380,000百万円 1,379,000百万円 -1.5%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

長期経営計画2030において、事業利益3,500〜4,000億円、ROE10%を掲げています。足元のオフィス市況の好転や賃料上昇により利益水準は過去最高を更新する見通しですが、資本効率の観点では目標に到達しておらず、持続的な自社株買いや非中核資産の売却による資産回転率の向上が今後の重要なカタリストとなります。

中の人を知る
社長の報酬、社員の給料

社長はどんな報酬?

代表取締役社長
中島 篤
推定約16,350万円
約2〜3倍程度と推測
社長/社員
業界平均: 10〜20倍
従業員平均
非開示
役員報酬は非常に抑制的な水準です。

三菱地所の役員報酬総額は3名で3億2,700万円ですが、これは社外取締役等を含む枠組みであり、個別の代表報酬は過度な高額報酬を避ける保守的かつ透明性の高い水準に抑えられています。業界平均に比べると経営陣の報酬倍率は極めて低く、株主価値の共有を重視した制度設計となっています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
1348万円
従業員数
1242人
平均年齢
40.5歳
平均年収 従業員数 前年比
FY2022/3 1230万円 1150人 +2.5%
FY2023/3 1273万円 1184人 +3.5%
FY2024/3 1273万円 1184人 +0.0%
FY2025/3 1348万円 1242人 +5.9%

平均年収は1,348万円で不動産業界トップクラス。FY2025は前年比+5.9%と大幅な昇給を実施しました。従業員数は約1,242名と少数精鋭で、1人当たりの収益貢献度が極めて高い企業体質です。平均年齢40.5歳、平均勤続13年9ヶ月。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 26名)
女性 2名(7.7%) 男性 24名
8%
92%
監査報酬
39,900万円
連結子会社数
344社
設備投資額
1514.2億円
平均勤続年数(従業員)
13年
臨時従業員数
7280人

女性役員比率は7.7%と向上途上の段階にあり、さらなる多様性の確保が課題です。344社の連結子会社を抱える巨大企業体として、監査報酬に3億9,900万円を投じるなど、グループ全体のガバナンスとコンプライアンス体制の強化に多額のコストを配分しています。

世の中の評判
メディアはこの会社をどう見てる?

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調」
報道件数(30日)
482
前月比 +12.5%
メディア数
142
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, 日本M&Aセンター, PRTIMES ほか
業界内ランキング
上位 5%
不動産業 500社中 8位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的
報道件数の推移
掲載メディア分布

どんな話題が多い?

決算・株価 45%
新規事業・DX 25%
再開発・まちづくり 20%
その他 10%
同業他社とのメディア露出比較

最近の出来事

2026年2月 最高益更新

2026年3月期第3四半期決算にて経常利益が前年同期比13.9%増の1899億円となり、3期ぶりの最高益更新を達成しました。

2024年1月 新サービス開始

スマートホームサービス「HOMETACT」の新機能としてHOMETACT Energy Windowの提供を開始し、DX戦略を加速させています。

2023年6月 資本業務提携

自動運転技術を持つT2との資本業務提携を発表し、次世代のまちづくりに向けた技術連携を強化しました。

詳細 & リンク
投資判断のための詳細データ

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残1,127,400株
売り残170,400株
倍率6.62倍
2025年2月時点時点
今後の予定
2026年3月期 本決算発表 2025年5月中旬予定
2026年3月期 第1四半期決算発表 2025年8月7日

時価総額約6兆円を誇る業界のガリバーであり、PERは14.9倍と市場平均並みですが、PBRは2.32倍と不動産業界の平均(約1.2倍)を大きく上回る高い評価を得ています。これは丸の内エリアの含み益が莫大であることと、足元の積極的な株主還元策が投資家の強い支持を集めているためです。

税金はいくら払ってる?

税引前利益 法人税等 実効税率
FY2022/3 164000百万円 55000百万円 33.5%
FY2023/3 210000百万円 68000百万円 32.4%
FY2024/3 220000百万円 70000百万円 31.8%
FY2025/3 240000百万円 75000百万円 31.3%
FY2026/3 260000百万円 80000百万円 30.8%

法人税等の支払いは、税引前利益の伸びに応じて一定の割合で増加しており、安定した納税実績を残しています。実効税率は概ね30%台前半で推移しており、国内の一般的な法人税負担水準と整合的です。特別利益や特別損失の発生状況により若干の変動はありますが、概ね事業規模に応じた適切な税務処理が行われています。

誰がこの会社の株を持ってる?

日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 16%
日本カストディ銀行(信託口) 5.79%
明治安田生命保険 3.38%
STATE STREET BANK 505001 2.15%
その他(外国法人・機関投資家・個人) 72.68%

日本マスタートラスト信託銀行が16%で筆頭株主の機関投資家中心の株主構成。外国法人等が約48%と高い比率を占めており、グローバル不動産企業としての評価の高さを反映しています。明治安田生命が3.4%を保有し、三菱グループとの歴史的な資本関係が残っています。株主数は約7.6万名。

会社の公式開示情報

役員報酬

32,700万円
取締役3名の合計

EDINET開示情報によると、オフィスビル事業を主軸としつつ、商業施設や住宅開発など多角的なポートフォリオを構築しています。344社に及ぶ連結子会社を抱え、都市開発からスマートホームサービスに至るまでの広範な事業リスクを分散・管理している点が特徴です。

最新ニュース

リスク要因

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ニュース一覧

ポジティブ
三菱地所の株価が最高値、最高益予想を上方修正 自社株買いも
2/26 · 日本経済新聞
ポジティブ
三菱地所のスマートホームサービス「HOMETACT」が「HOMETACT Energy Window」を提供開始
1/09 · PRTIMES
ポジティブ
T2と三菱地所、資本業務提携へ
06/30 · 日本M&Aセンター
中立
譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ
04/25 · 三菱地所公式サイト

関連リンク

三菱地所 まとめ

業績
好調
配当
少なめ
安全性
普通
稼ぐ力
普通
話題性
好評

「丸の内の大家から脱却し、スタートアップ協業とアセットライト化でROE向上を狙う総合デベロッパー」

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最終更新: 2026年3月3日 06:00 JST / データ提供: OSHIKABU