東京海上HD
Tokio Marine Holdings,Inc.
「メガ損保首位、海外M&Aとデジタル変革の両輪で世界トップクラスの利益成長を追求する」
ひとめ診断
この会社ってなに?
東京海上HDは、時価総額約11兆6,485億円を誇る国内損保トップ企業です。現在の株価は6,192円で、堅固な国内基盤を支えに欧米を中心とした海外保険事業を積極的にM&Aで拡大しています。中期経営計画ではEPS成長率+8%以上を掲げ、政策株式の売却益を含めた高い株主還元策と、bolttech等との提携による保険デジタル化(エンベデッド・インシュアランス)の推進が投資家から高く評価されています。
サービスの実績は?
株価チャート
4,355円
6,710円
儲かってるの?
東京海上ホールディングスは、損害保険事業を中核として国内外で強固な収益基盤を確立しており、2025年3月期には親会社株主に帰属する当期純利益が約1兆552億円に達しました。海外保険事業におけるM&A戦略による急拡大が奏功し、世界トップクラスの保険引受利益を計上しています。今後は自動車保険のレートアップやソリューション事業の強化を通じて、持続的な利益成長を目指す方針です。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 13.4% | 2.3% | - |
| FY2025/3 | 20.7% | 3.4% | - |
収益性については、グローバルな保険引受の強化により高い資本効率を実現しています。国内外の各拠点においてトップクラスの引受利益を確保することで、修正ROE(株主資本利益率)の向上を重視した経営を行っています。今後も海外保険事業の成長と国内損保事業の安定化を両輪として、安定的な収益水準の維持を見込んでいます。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 利回り | 配当性向 |
|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 123円 | 2.13% | 35.0% |
| FY2025/3 | 172円 | 2.98% | 31.7% |
東京海上ホールディングスの配当方針は、成長投資を優先しつつ、安定的な配当の継続と向上を目指す利益還元が特徴です。業績の拡大に応じて配当水準を段階的に引き上げる「増配基調」を維持しており、株主還元へのコミットメントを強く示しています。政策株式の売却益などを原資として、配当性向の向上や機動的な自己株式取得を組み合わせることで、株主価値の最大化を追求しています。
割安?割高?
同じ業界の平均と比べると…
PER=株価が利益の何年分か(低いほど割安)/ PBR=株価が資産の何倍か(1倍未満は割安)
財務は安全?
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 1072124 | -627647 | -406204 | 444477 |
| FY2025/3 | 1345080 | 164619 | -1188437 | 1509699 |
営業キャッシュフローは、本業である保険事業から得られる安定的な保険料収入により、潤沢なプラスを維持しています。投資活動においては、グローバルなM&Aや戦略的提携といった将来の成長に向けた資本投下を積極的に実施しています。また、潤沢なキャッシュを生み出す強みを活かし、配当金支払いや自己株式取得を通じた株主への利益還元も積極的に行っています。
もし昔100万円買ってたら?
2012年以降、積極的な海外M&A戦略による利益水準の切り上げと株主還元の強化が市場で高く評価され、株価は長期的に右肩上がりのトレンドを形成しています。株式分割を考慮したベースで実質的な上場来高値圏で推移しており、メガ損保のなかでも相対的に高いパフォーマンスを示しています。
会社の計画は順調?
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年3月期 1Q | 未開示 | 通期を3%下方修正 | 前年同期比2.1倍 | +110.0% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年3月期 | 6500億円 | 6900億円 | 6893億円 | +6.0% |
| 2023年3月期 | 4000億円 | 3800億円 | 3764億円 | -6.0% |
| 2022年3月期 | 3600億円 | 4000億円 | 4200億円 | +16.7% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
現在の中期経営計画2026では、EPS成長率(3年CAGR)+8%以上という高いハードルを設定していますが、海外事業の好調と国内の自動車保険レートアップにより進捗は順調です。政策保有株式の段階的売却益を原資とした株主還元にも積極的であり、資本効率の改善が投資家から高く評価されています。
社長はどんな報酬?
代表取締役の報酬は、短期的な業績だけでなく中長期的な企業価値向上に連動した株式報酬を含む体系となっています。従業員平均年収も業界トップクラスであるため、報酬倍率は同業他社と比較しても過度に乖離しておらず、適正な水準で運用されています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| FY2022/3 | 1412万円 | 877人 | - |
| FY2023/3 | 1430万円 | 971人 | +1.3% |
| FY2024/3 | 1390万円 | 1117人 | -2.8% |
| FY2025/3 | 1535万円 | 1232人 | +10.4% |
平均年収1,535万円は保険業界で圧倒的トップ。持株会社のため単体従業員は約1,200名。連結では約4.3万名超。FY2025/3は好業績を反映し+10.4%の大幅昇給。平均年齢は41.7歳に低下し、積極採用による組織の若返りが進行中。東京海上日動単体の平均年収は約850万円。
メディアでどれくらい注目されてる?
どんな話題が多い?
最近の出来事
動物病院向けに医薬品等の共同購買サービスを開始し、ヘルスケア領域を強化。
第1四半期の経常利益が前年同期比2.1倍の増益を達成し、市場の注目を集めた。
今期経常利益を3%下方修正するも、株主還元として配当の1円増額を発表。
株の売買状況と今後の予定
時価総額は11.6兆円と国内損保セクターで圧倒的トップです。PBRは2.29倍と業界平均を大きく上回っており、高い資本効率と継続的な自己株式取得・増配への市場の期待がプレミアムとして反映されています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|
法人税等の支払いは、連結ベースでの高い税引前利益を反映し、適正な実効税率に基づき算定されています。グローバルに展開する事業特性上、各国の税制や当局の規制を遵守しつつ、グループ全体でのタックスマネジメントを徹底しています。事業規模の拡大に伴い納税額も高水準で推移しており、地域社会への貢献を果たす重要な要素となっています。
誰がこの会社の株を持ってる?
保険業界らしく明治安田生命が5位に入る相互持合い構成が残る。信託銀行経由の機関投資家が上位を占め、外国人株主比率は約35%。損保大手として安定した株主基盤を持ち、State Street系の海外カストディアンも上位に。政策株削減は着実に進行中。
会社の公式開示情報
グループ連結での損害保険事業を中核としつつ、国内生命保険や海外保険事業を多角的に展開しています。特に海外保険事業が連結利益の過半を占める構造へとシフトしており、為替変動や自然災害リスクが業績に与える影響を管理するリスクマネジメント体制が重要な経営課題です。
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東京海上HD まとめ
「メガ損保首位、海外M&Aとデジタル変革の両輪で世界トップクラスの利益成長を追求する」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
最終更新: 2026年3月3日 06:00 JST / データ提供: OSHIKABU