野村ホールディングス
Nomura Holdings, Inc.
「日本最大手の証券グループが、ウェルス・マネジメントとプライベートクレジットで持続的成長を狙う」
ひとめ診断
この会社ってなに?
野村ホールディングスは日本国内最大の独立系証券グループであり、グローバルに展開する金融サービス企業です。直近の業績では、ウェルス・マネジメント部門やホールセール部門の好調に支えられ、大幅な増益を達成しました。今後は2031年3月期に向けた税前利益5,000億円超の目標を掲げ、プライベートデット運用会社の買収など、インオーガニックな成長戦略を加速させています。
サービスの実績は?
株価チャート
672円
1,506.5円
儲かってるの?
野村ホールディングスの直近業績は、ホールセール部門の収益改善を主導に、四半期純利益が約2,882億円と前年同期比で堅調な成長を遂げました。国内外の資本市場における活発な取引が売上を後押しし、税引前利益も大幅な増益を達成しています。今後はコスト構造の効率化を推進しつつ、プライベートクレジット等の成長領域へ投資を加速させる方針です。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 4.8% | 0.3% | - |
| FY2024/3 | 4.8% | 0.3% | - |
| FY2025/3 | 9.5% | 0.6% | - |
当社の収益性は、自己資本利益率(ROE)が約10.8%まで向上するなど、資本効率の改善傾向が鮮明となっています。証券業というビジネスモデルの特性上、市場環境による変動は大きいものの、安定的な収益基盤の構築に注力しています。今後も事業ポートフォリオの最適化を進め、持続的な利益成長を目指す戦略です。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 利回り | 配当性向 |
|---|---|---|---|
| FY2023/3 | 17円 | 1.30% | 55.1% |
| FY2024/3 | 23円 | 1.76% | 41.8% |
| FY2024/3 | 23円 | 1.76% | 41.8% |
| FY2025/3 | 57円 | 4.36% | 49.4% |
野村ホールディングスの配当方針は、業績連動を基本とした安定的かつ継続的な還元を重視しています。中間配当と期末配当の年2回実施を原則とし、連結業績の状況を踏まえて配当額を決定する仕組みです。株主への利益還元を重要な経営課題と位置づけており、将来の成長投資とのバランスを図りながら、株主価値の向上を目指しています。
割安?割高?
同じ業界の平均と比べると…
PER=株価が利益の何年分か(低いほど割安)/ PBR=株価が資産の何倍か(1倍未満は割安)
財務は安全?
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| FY2022/3 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| FY2023/3 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| FY2024/3 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| FY2025/3 | 0 | 0 | 0 | 0 |
証券業においては、顧客資産の管理やトレーディング業務に伴う資金流動性が極めて重要であり、キャッシュフロー計算書は製造業とは大きく異なる性質を持ちます。営業キャッシュフローは金融商品の売買や預り金変動の影響を受けやすく、一時的な変動が大きくなる傾向があります。当社は、強固な自己資本をベースに流動性を管理し、市場の急激な変化にも対応できる安定的な資金繰りを維持しています。
株主にどれだけ報いた?
※ 基準時点を100%として、配当込みの株主総利回りを比較
野村ホールディングスのTSR(株主総利回り)は、過去5期にわたりTOPIXを継続してアウトパフォームしています。特に直近2年間は日経平均やTOPIXの歴史的上昇局面において、同社のウェルス・マネジメント事業の好調や、自社株買いなどの積極的な株主還元策が評価され、市場平均を大きく上回る230%超のリターンを記録しました。
もし昔100万円買ってたら?
コロナショック時の2020年3月に443.5円まで下落しましたが、その後に国内外の株式市場の活況や事業再編効果が寄与し、現在は1200円台まで大きく回復しています。底値で投資していれば資産は約2.7倍に膨らむ計算です。
会社の計画は順調?
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2023 | 未開示 | — | 1兆3330億円 | N/A |
| FY2024 | 未開示 | — | 1兆5500億円 | N/A |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2023 | 未開示 | — | 927億円 | N/A |
| FY2024 | 未開示 | — | 1653億円 | N/A |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
野村ホールディングスはグローバル市場の変動を受け、2025年3月期の主力3部門(営業、インベストメント・マネジメント、ホールセール)の税前利益目標を従来の3,500億〜3,900億円から2,880億円に下方修正しました。一方で、ROEは10.8%に達し、8〜10%の目標レンジを上回って推移しています。今後は2031年3月期に税前利益5,000億円を目指す長期的な成長フェーズへと移行しています。
社長はどんな報酬?
代表者の報酬は固定給よりも業績連動や株式報酬が大きな割合を占める設計となっており、単年度の業績や不祥事の影響で大きく変動します。一般的な従業員との比較では、成果主義を徹底した証券会社特有の極めて高い倍率となるのが通例です。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| FY2022/3 | 1320万円 | 195人 | +5.6% |
| FY2023/3 | 1376万円 | 190人 | +4.2% |
| FY2024/3 | 1408万円 | 187人 | +2.3% |
| FY2025/3 | 1440万円 | 187人 | +2.3% |
平均年収は4年間で約120万円上昇し、1,440万円と金融業界でもトップクラスの水準です。なおこれはホールディングス単体(約187名)の数値であり、連結グループ全体では約27,000名の従業員がいます。証券業界の好業績を反映した高い給与水準が維持されています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は17.6%と上場企業平均と比較して一定の多様性が確保されています。監査報酬に12億円超を投じるなど、グループ全体の巨大な事業規模に見合った厳格な監査体制の構築に注力しています。
メディアでどれくらい注目されてる?
どんな話題が多い?
最近の出来事
マッコーリー・グループの米国資産運用会社の全株式取得に合意し、インオーガニックな成長戦略を加速。
第3四半期決算にて税引き前利益が前年比2.1倍増益となるなど、ホールセール部門の収益改善が顕著に。
英パークスクエアキャピタルと提携し、プライベートクレジット市場での米国向け230億円の投資を決定。
株の売買状況と今後の予定
PBRは0.77倍と依然として1倍割れの水準にありますが、ROEの改善に伴い見直し買いが入る余地があります。信用倍率は13倍台と買い長の状態であり、短期的な上値の重さに注意が必要です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|
野村ホールディングスの法人税等は、連結ベースのグローバルな課税対象利益に基づいて計算されています。各国の税制や地域ごとの利益配分が税負担に影響を及ぼしますが、基本的には連結税引前利益に応じた標準的な実効税率が適用されます。特定の繰延税金資産の取り崩しや、各国の税務コンプライアンス遵守による調整が行われる場合があるものの、納税額は各期の純利益水準と連動する仕組みです。
誰がこの会社の株を持ってる?
日本マスタートラスト信託銀行が17.4%を保有する典型的な機関投資家中心の株主構成です。海外機関投資家の保有比率も高く、ステート・ストリートやJPモルガンなど海外カストディアン経由の保有が上位に入っています。特定の大株主による支配はなく、経営の独立性が高い構造です。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業リスクとして、グローバルな金融市場の変動や信用リスク、および国内外の厳格な規制強化が主要な懸念事項として開示されています。ホールセール部門を中心とした収益構造のため、市場のボラティリティに対する感応度が高いことが特徴です。
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リスク要因
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野村ホールディングス まとめ
「日本最大手の証券グループが、ウェルス・マネジメントとプライベートクレジットで持続的成長を狙う」
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最終更新: 2026年3月3日 06:00 JST / データ提供: OSHIKABU