ユニ・チャーム
UNICHARM CORPORATION
「圧倒的な海外比率と現地化戦略で、アジアから世界を狙う日用品の巨人」
ひとめ診断
この会社ってなに?
ユニ・チャームは紙おむつや生理用品、ペットケア事業で国内首位級であり、アジアを中心に高い海外売上比率を誇ります。FY2024の売上高は9,889.8億円、営業利益は1,384.6億円と堅調な業績を維持しており、次期も売上高1兆250億円を見込みます。近年は「総還元性向65%」を掲げ、配当と自社株買いを通じた株主還元を強化しており、投資家からの評価を高めています。
サービスの実績は?
株価チャート
874.7円
1,364.5円
儲かってるの?
ユニ・チャームの業績は、ベビーケアやフェミニンケアなどの主力事業が堅調に推移し、FY2024/12期の売上高は約9,890億円に到達しました。原材料価格の高騰といった逆風がありつつも、グローバルでの適正価格の浸透により、営業利益は前期の約1,280億円から約1,385億円へ拡大しています。FY2025/12期においても売上高1兆250億円、営業利益1,460億円の成長を見込んでおり、強固なブランド力を背景に継続的な利益成長が期待されます。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2023/12 | 10.9% | 7.6% | 13.6% |
| FY2024/12 | 9.4% | 6.6% | 14.0% |
当社の収益性は高い水準を維持しており、FY2024/12期の営業利益率は14.0%と、前期の13.6%から向上しています。一方で、ROE(自己資本利益率)は9.4%、ROA(総資産利益率)は6.6%と、積極的な事業投資や資本政策の影響からやや慎重な推移となりました。世界市場でのシェア拡大に向けた戦略投資を優先しつつも、効率的な経営体制によって安定した収益基盤を構築していることが強みです。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 利回り | 配当性向 |
|---|---|---|---|
| FY2023/12 | 13.3円 | 1.41% | 27.5% |
| FY2024/12 | 44円 | 4.65% | 94.8% |
ユニ・チャームは株主還元を重視しており、25期連続の増配を達成するなど、安定的かつ継続的な配当実施を基本方針としています。FY2024/12期の配当性向は94.8%まで高まりましたが、これは業績成長に伴う利益還元を強力に推進した結果です。今後は配当と自己株式取得を組み合わせた総還元性向の引き上げを通じて、より一層の株主価値向上を図る計画です。
割安?割高?
同じ業界の平均と比べると…
PER=株価が利益の何年分か(低いほど割安)/ PBR=株価が資産の何倍か(1倍未満は割安)
財務は安全?
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2023/12 | 162415 | -67527 | -67007 | 94888 |
| FY2024/12 | 137099 | -73838 | -66794 | 63261 |
営業キャッシュフローはFY2024/12期に約1,371億円を確保しており、安定した本業の稼ぐ力を証明しています。将来の成長を見据えた積極的な設備投資により投資キャッシュフローは約738億円のマイナスとなりましたが、フリー・キャッシュ・フローは約633億円を創出し、十分な余剰資金を生み出しています。この潤沢な資金をもとに、株主還元や新規事業への投資を機動的に行える体制が整っています。
もし昔100万円買ってたら?
長期的な視点では、アジア展開の成功によって株価は大きく成長してきました。しかし直近1年間は、中国市場の競争激化や為替影響による一時的な収益圧迫から、高値から30%ほど調整する展開となっています。
会社の計画は順調?
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2023 | 9200.0億円 | — | 9417.9億円 | +2.3% |
| FY2024 | 10060.0億円 | — | 9889.8億円 | -1.7% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2023 | 1350.0億円 | — | 1279.7億円 | -5.2% |
| FY2024 | 1440.0億円 | — | 1384.6億円 | -3.8% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
ユニ・チャームは第12次中期経営計画において、競争環境への対応とブランド価値の向上に向けた重点戦略投資を行っています。総還元性向の目標を50%から65%へと引き上げた点が市場から高く評価されており、利益成長の踊り場においてもROE(自己資本利益率)を維持する強い意志が見られます。
社長はどんな報酬?
代表者の報酬は、グローバル企業としての業績目標や株主還元方針に直結する成果配分が反映されています。従業員平均年収と比較すると高倍率に見えますが、長期的な企業価値向上を目指すためのインセンティブ設計であることを考慮する必要があります。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| FY2022/12 | 843万円 | 1433人 | +0.1% |
| FY2023/12 | 843万円 | 1457人 | +0.0% |
| FY2024/12 | 862万円 | 1404人 | +2.3% |
| FY2025/12 | 862万円 | 1404人 | - |
平均年収は843〜862万円と化学業界の中でも高水準を維持。FY2022〜FY2023はほぼ横ばいでしたが、FY2024に+19万円の昇給。従業員数(単体)は約1,400名で安定。連結では約1.6万人のグローバル体制。平均年齢41歳・平均勤続15年と長期雇用が特徴。
メディアでどれくらい注目されてる?
どんな話題が多い?
最近の出来事
品川女子学院と包括連携協定を締結し、次世代育成に向けた新たな取り組みを開始しました。
統合レポート2025を公開し、中長期的なESG目標である「Kyo-sei Life Vision 2030」の進捗を明示しました。
2025年12月期の連結業績予想を修正し、収益回復に向けた経営課題が改めて市場の注目を集めました。
株の売買状況と今後の予定
同業他社(花王やライオンなど)と比較して、海外売上比率の高さによる成長期待からPER・PBRともにプレミアムが付与されています。一方で信用倍率は7.85倍と買い残がやや蓄積しており、短期的な需給の重しになる可能性があります。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2025/12 予 | 146000百万円 | 59600百万円 | 40.8% |
FY2025/12期の予想税引前利益は1,460億円に対して、法人税等は約596億円を見込んでいます。実効税率は40.8%となっており、グローバル展開に伴う各国の税制や繰延税金資産の影響などが考慮された水準です。利益の拡大に合わせて着実に納税を行うことで、社会的な責任を果たしつつ、健全な事業運営を継続しています。
誰がこの会社の株を持ってる?
筆頭株主のユニテックは創業家(高原家)の資産管理会社で26.6%を保有。代表取締役の高原豪久氏は創業者・高原慶一朗氏の長男。高原基金(4.8%)と合わせて創業家が約31%を支配。外国法人の保有比率も約32%と高く、グローバル投資家からの注目度も高い銘柄です。
会社の公式開示情報
主な事業セグメントはウェルネスケア、フェミニンケア、ベビーケア、ペットケアの4つで構成され、特に海外市場における高いシェアが収益の柱となっています。リスク要因としては為替変動や原材料価格の高騰、および各国の人口動態の変化を挙げ、経営の持続性を重視する開示姿勢が特徴です。
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ユニ・チャーム まとめ
「圧倒的な海外比率と現地化戦略で、アジアから世界を狙う日用品の巨人」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
最終更新: 2026年3月3日 06:00 JST / データ提供: OSHIKABU