三菱商事
Mitsubishi Corporation
「資源と非資源のハイブリッド経営で、社会課題解決と資本効率を両立する総合商社の雄」
ひとめ診断
この会社ってなに?
三菱商事は、資源分野の強固な基盤に加え、非資源分野への投資を加速させ最適な事業ポートフォリオを構築している総合商社です。直近の業績では当期純利益9,507億円を達成し、圧倒的な収益力を誇示しています。ROE2桁の維持や累進配当、大規模な自己株式取得など、株主還元への積極的な姿勢が投資家から高く評価されています。
サービスの実績は?
株価チャート
2,257円
5,579円
儲かってるの?
三菱商事は資源価格の変動や非資源分野の拡大を背景に、連結純利益で約9,507億円という高い収益水準を維持しています。2024年度は資源価格の影響を受けつつも、非資源事業の成長が全体を支える構造を確立しました。今後はさらなるポートフォリオの最適化を通じて、持続的な利益成長と企業価値の向上を目指す方針です。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 9.5% | 4.1% | - |
| FY2025/3 | 9.4% | 4.4% | - |
ROE(自己資本利益率)二桁水準の安定維持を経営目標に掲げ、資本効率を重視した経営を推進しています。非資源分野における事業経営の強化が利益率の改善に寄与しており、資本コストを意識した経営手法が着実に成果を上げている状況です。今後も多様な産業領域における総合力をエンジンとして、収益性の高い事業構造への転換を一層加速させる見込みです。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 利回り | 配当性向 |
|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 70円 | 1.86% | 30.4% |
| FY2025/3 | 100円 | 2.66% | 42.2% |
1株当たり50円の安定配当をベースとしつつ、連結純利益の成長に応じた累進的な配当政策と柔軟な自己株式取得を組み合わせた還元方針をとっています。連結配当性向として少なくとも30%以上を目指すとともに、総還元性向40%程度を目標とするなど、株主への利益還元を強力に推進しています。長期的な企業価値向上を前提とした資本分配方針は、多くの投資家から高く評価されています。
割安?割高?
同じ業界の平均と比べると…
PER=株価が利益の何年分か(低いほど割安)/ PBR=株価が資産の何倍か(1倍未満は割安)
財務は安全?
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 1347380 | -205761 | -1086233 | 1141619 |
| FY2025/3 | 1658349 | -273945 | -1530703 | 1384404 |
事業活動で得た潤沢な資金を、将来の成長に向けた新規投資や株主還元へ積極的に配分する循環を確立しています。営業CFは安定的なキャッシュの源泉となっており、フリーキャッシュフローを確保しながら資本効率を高める戦略が継続されています。投資CFについては、成長分野への戦略的な出資を優先しつつも、規律ある資金配分を行うことでバランスの取れた財務運営が維持されています。
もし昔100万円買ってたら?
三菱商事の株価は、株式分割(1株につき3株)を経てもなお力強い上昇トレンドを描いています。特に過去1〜2年は、ウォーレン・バフェット氏による総合商社株買いの報道や、自社の積極的な株主還元策(5000億円規模の自社株買い等)が好感され、52週安値の2,257円から現在の5,114円へと短期間で劇的なリターンをもたらしています。
会社の計画は順調?
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2023 | 9,200億円 | 9,500億円 | 9,507億円 | +3.3% |
| FY2024 1Q | 2,000億円 | — | 2,300億円 | +15.0% |
| FY2024 2Q | 4,500億円 | — | 4,993億円 | +10.9% |
| FY2024 3Q累計 | 7,000億円 | — | 6,079億円 | -13.2% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
前中計である「中期経営戦略2024」において、目標として掲げたROE2桁水準の維持および総還元性向40%程度の目途をクリアしました。特に、自己株式の取得を含めた積極的な株主還元策が評価され、PBR1倍割れの是正にも大きく貢献しています。今後は「経営戦略2027」のもと、ローソンやKDDIとの提携に代表される非資源分野での更なる成長が期待されます。
社長はどんな報酬?
代表者の報酬は業績連動報酬の比率が高く、連結純利益の成長が経営陣の報酬に直接反映される仕組みとなっています。平均年収との比較では、トップ企業らしい高待遇である一方、役員報酬倍率は業界内で極端に高くはなく、健全なガバナンス環境を維持しています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| FY2022/3 | 1558万円 | 4390人 | +4.2% |
| FY2023/3 | 1939万円 | 4388人 | +24.5% |
| FY2024/3 | 2090万円 | 4400人 | +7.8% |
| FY2025/3 | 2033万円 | 4477人 | -2.7% |
FY2024/3に平均年収2,090万円と上場企業トップクラスの水準を記録。FY2025/3はやや減少しましたが、これは業績連動賞与の影響によるもので、基本給は上昇しています。従業員数は約4,400人と少数精鋭で、一人あたりの収益力は商社No.1の水準です。
メディアでどれくらい注目されてる?
どんな話題が多い?
最近の出来事
2025年3月期決算発表において、最終利益26%減益を発表し市場の注目を集めた。
第3四半期累計で19%の増益を達成し、収益力の強さを証明した。
東南アジアの医療DX事業へ約400億円の出資を行い、新規成長領域を拡大した。
株の売買状況と今後の予定
三菱商事のPERは約21.4倍、PBRは2.06倍と、卸売業界の平均(PER15倍前後)を大きく上回るプレミアム評価を獲得しています。これは単なる商社機能にとどまらず、事業投資会社としての安定した利益成長と透明性の高い株主還元方針が、国内外の機関投資家から高く評価されている結果と言えます。信用倍率も2.17倍と需給は比較的良好です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|
グローバルに事業展開する企業として、各国の税制に基づき適切に法人税等を納付しています。税引前利益の変動に応じて納税額も推移する傾向にありますが、連結業績に基づいた適正な税務処理を継続しています。実効税率は、事業拠点がある国々の税制や適用される税務上の優遇措置の影響を反映しています。
誰がこの会社の株を持ってる?
海外機関投資家の持株比率が約44%と高く、グローバルな投資対象としての評価が高い。バークシャー・ハサウェイ(バフェット)も2020年から継続保有し、5大商社銘柄の中でも筆頭格の存在。STATE STREET BANKの10%超の保有は海外年金基金等のインデックス投資を反映しています。明治安田生命は三菱グループとしての政策保有株主です。
会社の公式開示情報
EDINET開示情報によると、三菱商事は資源から非資源まで多角的なポートフォリオを構築し、特定のセグメントへの依存度を低減するリスク管理を徹底しています。直近では経営戦略2027を掲げ、総合力をエンジンとした成長と、資本コストを意識した経営による株主還元を重視している点が特徴です。
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「資源と非資源のハイブリッド経営で、社会課題解決と資本効率を両立する総合商社の雄」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
最終更新: 2026年3月3日 06:00 JST / データ提供: OSHIKABU