東京エレクトロン
Tokyo Electron Limited
「半導体製造プロセスの根幹を握り、生成AIの波に乗って成長を続ける世界トップクラスの装置メーカー」
ひとめ診断
この会社ってなに?
東京エレクトロンは半導体製造装置で国内最大手、世界でもトップクラスのシェアを誇ります。生成AI向けHBMなどの最先端半導体需要の拡大を追い風に、FY2025の売上高は2兆4,315.7億円、営業利益は6,973.1億円と大幅な増収増益を見込んでいます。IBMやimecといった世界的な研究機関との強力なパートナーシップを通じ、次世代技術への投資も積極的に行っています。
サービスの実績は?
株価チャート
16,560円
46,600円
儲かってるの?
東京エレクトロンは、半導体製造装置の旺盛な需要を背景に、売上高がFY2024/3の約1.8兆円からFY2025/3には約2.4兆円へと大幅な増収を達成しました。純利益も前年比32.8%増の約5,441億円を記録し、極めて高い成長力を示しています。FY2026/3もAI関連の投資継続により、増収増益の堅調な業績推移を予想しています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 20.7% | 14.8% | 24.9% |
| FY2025/3 | 29.3% | 20.7% | 28.7% |
同社は技術優位性を武器に、営業利益率がFY2024/3の24.9%からFY2025/3には28.7%へと改善しており、効率的な事業運営を実現しています。ROE(自己資本利益率)は29.3%に達し、資本を非常に効率的に活用して高い利益を生み出していることがわかります。ROA(総資産利益率)も20%を超え、製造業として圧倒的な収益性を維持しています。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 利回り | 配当性向 |
|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 393円 | 0.94% | 50.1% |
| FY2025/3 | 592円 | 1.42% | 50.1% |
同社は業績連動型の配当政策を採用しており、親会社株主に帰属する当期純利益に対して配当性向50%をメドとする方針を明確に掲げています。利益成長をダイレクトに配当へ反映させる仕組みであり、投資家にとって透明性の高い還元策です。配当利回りは1.42%の水準にあり、業績の伸びと共に株主還元も着実に増額されています。
割安?割高?
同じ業界の平均と比べると…
PER=株価が利益の何年分か(低いほど割安)/ PBR=株価が資産の何倍か(1倍未満は割安)
財務は安全?
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 434720 | -125148 | -325012 | 309572 |
| FY2025/3 | 582174 | -169609 | -388836 | 412565 |
営業キャッシュフローはFY2025/3に約5,822億円と、本業で極めて高い現金を稼ぎ出す力を証明しました。この強力な営業キャッシュをもとに、次世代半導体技術に向けた研究開発投資(投資CF)を行いながら、株主還元(財務CF)も積極的に実施しています。フリーキャッシュフロー(FCF)はFY2025/3に約4,126億円と高水準であり、成長投資と株主還元の両立を実現できています。
もし昔100万円買ってたら?
日本の半導体産業の成長と共に歩み、長期保有の投資家に莫大なリターンをもたらしてきました。特に直近数年は生成AIブームにより株価上昇が加速しており、1年前に投資した場合でも資産が2倍以上に膨らむパフォーマンスを見せています。
会社の計画は順調?
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 17,000億円 | — | 18,305.3億円 | +7.6% |
| FY2025 | 22,000億円 | 24,315.7億円 | 24,315.7億円 | +10.5% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 3,930億円 | — | 4,562.63億円 | +16.1% |
| FY2025 | 5,820億円 | 6,973.19億円 | 6,973.19億円 | +19.8% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
2027年3月期を最終年度とする中期経営計画では、売上高3兆円、営業利益率35%以上という高い目標を掲げています。直近のFY2025予想では売上高が2.4兆円を超え、進捗は非常に順調です。生成AIやHBM(広帯域メモリ)向け次世代装置の需要増が牽引しており、研究開発投資の成果が着実に業績に結びついています。
社長はどんな報酬?
代表者の報酬は業績目標との連動性が高く、グローバルな製造装置業界の報酬基準に照らしても妥当な範囲内と言えます。従業員の平均年収も製造業の中では極めて高い水準にあり、企業成長の果実が広く従業員へ還元されていることを示しています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| FY2022/3 | 1285万円 | 1771人 | +8.5% |
| FY2023/3 | 1398万円 | 1969人 | +8.8% |
| FY2024/3 | 1272万円 | 2036人 | -9.0% |
| FY2025/3 | 1354万円 | 2224人 | +6.4% |
平均年収1,354万円は半導体装置メーカーでトップクラス。業績連動の賞与体系で、シリコンサイクルに応じて年収も変動。FY2024/3の減少は半導体不況による賞与減が主因。積極採用で従業員数は4年間で+453名。
メディアでどれくらい注目されてる?
どんな話題が多い?
最近の出来事
ベルギーのimecと戦略的パートナーシップを5年間延長し、2nm世代以降の開発を加速させる契約を締結。
上期経常利益を19%上方修正し、通期増額および配当の38円増額を実施し市場の注目を集めた。
2026年3月期第3四半期決算を発表し、AI向け半導体需要を背景とした中長期的な成長基盤を再確認。
株の売買状況と今後の予定
PER・PBRともに電気機器業界の平均を大きく上回っており、市場からの高い成長期待がプレミアムとして反映されています。時価総額は約20兆円規模に達し、日本を代表する巨大企業としての地位を確立しています。信用倍率も2.8倍程度と比較的落ち着いた水準です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 463185百万円 | 99222百万円 | 21.4% |
| FY2025/3 | 707727百万円 | 163594百万円 | 23.1% |
| FY2026/3 予 | 727000百万円 | 161000百万円 | 22.1% |
FY2025/3の法人税等は約1,636億円を計上しており、税引前利益の拡大に伴い納税額も順調に増加しています。実効税率は20%台前半で安定して推移しており、法規制に準じた適切な納税を行っています。将来の予想においても、利益規模の拡大に応じた安定的な納税が見込まれます。
誰がこの会社の株を持ってる?
TBSホールディングスが約3%を保有する歴史的な持合い関係が特徴。東京エレクトロンはかつてTBSグループの一員だった。外国人株主比率は約50%と高く、半導体セクターのグローバル投資家から高い評価を受けている。
会社の公式開示情報
同社の開示資料では、半導体製造装置の売上高構成比が圧倒的に高く、生成AI需要の拡大に伴う最先端装置の市場シェアが収益の柱となっています。一方で、地政学的な規制による中国市場の動向変化が重要なリスク要因として常に注視されています。
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東京エレクトロン まとめ
「半導体製造プロセスの根幹を握り、生成AIの波に乗って成長を続ける世界トップクラスの装置メーカー」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
最終更新: 2026年3月3日 06:00 JST / データ提供: OSHIKABU