ゼンショーHD
ZENSHO HOLDINGS CO., LTD.
「『食から世界の飢餓と貧困をなくす』という壮大な理念のもと、M&Aと独自のMMDシステムで国内飲食トップを独走する外食コングロマリット」
ひとめ診断
この会社ってなに?
ゼンショーHDは「すき家」「はま寿司」「ココス」などを展開する国内最大手の外食企業です。直近の通期予想では売上高1兆2,235億円、営業利益820億円を見込み、ロッテリア買収などの積極的なM&Aによる多角化が収益を牽引しています。自社独自のサプライチェーンシステム「MMD(マス・マーチャンダイジング・システム)」による徹底したコスト管理と規模の経済を強みに、業績を右肩上がりで拡大させています。
サービスの実績は?
株価チャート
7,169円
10,600円
儲かってるの?
ゼンショーホールディングスは、「すき家」や「はま寿司」などのグループ展開を通じ、売上高1兆1,367億円を達成し、外食業界でトップクラスの成長を遂げています。積極的にM&A(合併・買収)を展開することで、国内レストラン事業だけでなく海外事業も大きく拡大しています。食材調達や物流をグループ内で一元管理する「MMD」体制により、効率性を高めつつ、営業利益751億円という高い水準の収益を実現しました。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 14.3% | 4.1% | 5.6% |
| FY2025/3 | 16.3% | 4.8% | 6.6% |
売上規模の拡大に伴い、スケールメリット(規模の利益)を活かした効率的な店舗運営が定着しています。特に、グループ内での原材料調達から加工、物流、販売までを一貫して行うビジネスモデルが収益性の高い構造を支えています。今後は、国内外での店舗網拡大によるさらなる効率改善と、安定的なROE(自己資本利益率)10%以上の維持が収益性の焦点となります。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 利回り | 配当性向 |
|---|---|---|---|
| FY2025/3 | 26円 | 0.3% | 18.2% |
| FY2026/3 | 30円 | 0.3% | 16.1% |
配当政策においては、成長投資を最優先しつつも、株主への利益還元を重要な経営課題と位置づけています。業績の拡大に併せて安定的な配当の継続と増配を目指す方針を掲げています。また、株主優待を活用することで、長期的な視点でファンを増やす還元策にも注力しています。
割安?割高?
同じ業界の平均と比べると…
PER=株価が利益の何年分か(低いほど割安)/ PBR=株価が資産の何倍か(1倍未満は割安)
財務は安全?
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2022/3 | 29686 | -23519 | 1753 | 6167 |
| FY2023/3 | 45430 | -31550 | -11986 | 13880 |
| FY2024/3 | 53078 | -35200 | 1844 | 17878 |
| FY2025/3 | 85985 | -125387 | 54633 | -39402 |
| FY2026/3 | 78953 | -66497 | -16225 | 12456 |
前期はロッテリア等の大型買収に伴い投資キャッシュフローがマイナス1,254億円と大きく膨らみ、フリーキャッシュフローがマイナス394億円となりました。しかし、当期は営業活動により約790億円のキャッシュを創出しており、堅調な本業の稼ぎが投資や財務の健全性を支える構造です。一時的な大型投資を除けば、常に営業キャッシュフローで投資を賄う高い創出力を維持しています。
株主にどれだけ報いた?
※ 基準時点を100%として、配当込みの株主総利回りを比較
当期の自社TSRは399.7%に対し、TOPIXは213.4%と大きくアウトパフォームしています。主力の「すき家」「はま寿司」の既存店売上高が好調に推移していることに加え、ロッテリアなどの戦略的M&Aによるシナジー効果が評価され、株主価値の大幅な向上を実現しています。
もし昔100万円買ってたら?
2008年の底値圏から保有し続けた場合、30倍以上の驚異的なリターンを得られています。積極的なM&Aによる事業拡大と着実な利益成長が投資家から高く評価され、長期的な株価上昇トレンドを形成しています。
会社の計画は順調?
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年3月期 | 1兆億円 | — | 1兆1,366億円 | +13.6% |
| 2025年3月期 | 1兆2,200億円 | — | — | 進行中 |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年3月期 | 500億円 | — | 751億円 | +50.2% |
| 2025年3月期 | 820億円 | — | — | 進行中 |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
ゼンショーHDは独自のサプライチェーンシステム「MMD」により中間マージンを排除し、高い利益率を確保しています。ロッテリアなどの大型買収効果も加わり、売上高・営業利益ともに通期予想に対し順調に進捗しており、安定的に高いROEを維持しています。
社長はどんな報酬?
役員報酬総額は5名で5億8,300万円ですが、代表個人への配分は公開情報から推計しても日本の大手上場企業の平均と比較して極めて抑制的です。これは創業家による経営という背景に加え、従業員への利益還元を重視する企業文化が反映されています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| FY2022/3 | 625万円 | 655人 | +3.5% |
| FY2023/3 | 644万円 | 684人 | +3.0% |
| FY2024/3 | 742万円 | 790人 | +15.2% |
| FY2025/3 | 816万円 | 852人 | +10.0% |
平均年収は4年間で約191万円上昇(+30.6%)と業界トップクラスの賃上げを実施。特にFY2024以降は毎年+10〜15%の大幅昇給。従業員数(HD単体)は852名で増加傾向。連結では約1.9万人のグループ体制。外食業界の中では高水準の給与体系です。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は7.7%と改善の余地があるものの、社外取締役比率が61%と高く透明性の高い経営監視体制を構築しています。連結子会社164社を統括する大規模なガバナンス体制を維持しつつ、監査報酬1億2,700万円を投じるなど、適正な企業統治に向けた実効性ある取り組みが行われています。
メディアでどれくらい注目されてる?
どんな話題が多い?
最近の出来事
2025年3月期決算で売上高1兆1,366億円を達成し、積極的な海外展開と国内事業の安定成長を証明しました。
小川洋平氏が代表取締役社長兼CEOに就任し、創業者の理念を引き継ぐ新体制が発足しました。
第3四半期累計経常利益が56%増益となり、外食最大手としての強固な収益基盤を再確認させました。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は0.98倍と売り長(売り残が多い状態)となっており、将来の買い戻し圧力による株価下支え効果が期待されます。外食セクターの中で時価総額トップクラスでありながら、高い成長期待からPERは市場平均を大きく上回るプレミアム価格で取引されています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2026/3 | 71890百万円 | 30200百万円 | 42.0% |
当期の税引前利益約719億円に対し、法人税等は約302億円を計上しました。実効税率は約42%となっており、日本国内の標準的な税率水準です。利益の成長とともに納税額も増加しており、地域社会への貢献と適切な税務コンプライアンスを両立させています。
誰がこの会社の株を持ってる?
筆頭株主の日本クリエイトは創業者・小川賢太郎氏の資産管理会社で38.4%を保有。小川家3名で合計約45%を支配しており、オーナー経営色が極めて強い企業です。代表取締役社長兼CEOの小川洋平氏、取締役の小川一政氏は創業者の実子。
会社の公式開示情報
役員報酬
EDINET開示情報によれば、牛丼チェーンの「すき家」をはじめ、国内外での多角的な外食事業を展開しています。主要な事業リスクとして、原材料価格の変動や為替リスク、グローバルな展開に伴う食の安全管理コストの増加が挙げられ、これらは連結子会社164社による強固なサプライチェーン体制で対策されています。
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リスク要因
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ゼンショーHD まとめ
「『食から世界の飢餓と貧困をなくす』という壮大な理念のもと、M&Aと独自のMMDシステムで国内飲食トップを独走する外食コングロマリット」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
最終更新: 2026年3月3日 06:00 JST / データ提供: OSHIKABU