良品計画
RYOHIN KEIKAKU CO., LTD.
「『無印良品』の強力なブランド力を武器に、アジア深耕とグローバル展開で再成長を目指す小売の巨人」
ひとめ診断
この会社ってなに?
2024年8月期の売上高は6,616.8億円、営業利益は561.35億円で着地し、旧中期経営計画の目標には届かなかったものの回復基調を鮮明にしています。2025年8月期は売上高7,846.3億円、営業利益738.40億円を見込み、2桁の増収増益で過去最高益水準に迫る勢いです。今後は2027年8月期に向けた新中計で営業収益8,800億円を掲げ、中国・東南アジアの深耕や欧米での再挑戦などグローバルでの成長基盤構築を進めています。
サービスの実績は?
株価チャート
1,655円
3,786円
儲かってるの?
良品計画の業績は、国内外の新規出店や既存店売上の堅調な推移により増収増益基調が定着しています。2024年3月期から2025年3月期にかけて、売上収益は約1,129億円の増加を達成し、営業利益も約177億円積み増すなど成長加速が鮮明です。2026年3月期もさらなる拡大を見込んでおり、強固なブランド力を背景にした継続的な利益創出が期待されています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2024/8 | 14.0% | 8.2% | 8.5% |
| FY2025/8 | 15.1% | 9.0% | 9.4% |
効率的な事業運営とコスト管理の徹底により、収益性は着実に向上しています。売上高営業利益率は8.5%から9.4%へ改善し、資本効率を示すROEも15.1%まで高まりました。適正な資産管理と高い利益率を維持することで、持続的な成長を実現する盤石な体質が構築されています。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 利回り | 配当性向 |
|---|---|---|---|
| FY2024/8 | 40円 | 1.15% | 25.5% |
| FY2025/8 | 50円 | 1.44% | 52.1% |
配当政策については、事業成長と株主還元を重視しており、2025年3月期には配当を50円へ増配するなど積極的な還元姿勢を示しています。株主優待制度として「無印良品」の店舗で利用可能な7%割引クーポンを設けており、顧客体験と投資価値の向上を両立させています。今後も強固なキャッシュフローを背景に、安定的な配当維持と成長投資の両立を目指す方針です。
割安?割高?
同じ業界の平均と比べると…
PER=株価が利益の何年分か(低いほど割安)/ PBR=株価が資産の何倍か(1倍未満は割安)
財務は安全?
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2024/8 | 58504 | -27654 | -23412 | 30850 |
| FY2025/8 | 73355 | -40931 | -22120 | 32424 |
営業キャッシュフローは本業の好調さを反映し、年間700億円を超える高い創出能力を維持しています。これに伴い投資キャッシュフローは店舗網拡大などの成長投資によってマイナス幅が拡大していますが、フリーキャッシュフローは300億円規模を安定的に確保できています。余剰資金を株主還元や新規事業へ適切に配分できる、理想的なキャッシュフロー構造と言えます。
もし昔100万円買ってたら?
コロナショック時の2020年3月に記録した上場来安値969円から見ると、現在の株価(3,473円)は約3.5倍に大きく回復しています。直近1年間でも、業績の急回復と増配見通し、および新中期経営計画の発表が好感され、堅調な株価上昇を記録しています。
会社の計画は順調?
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2023 | 5,800億円 | 5,800億円 | 5,814億円 | -0.5% |
| FY2024 | 6,400億円 | — | 6,616.8億円 | +3.3% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2023 | 340億円 | 330億円 | 331億円 | -2.5% |
| FY2024 | 480億円 | — | 561.35億円 | +16.9% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
2024年8月期を最終年度とする旧中計は、売上高7,000億円・営業利益750億円に対して未達となりました。しかし、2027年8月期に向けた新中計では営業収益8,800億円、営業利益790億円という現実的かつ意欲的な目標を掲げており、直近のFY24決算での2桁増収増益や継続的な利益率改善の取り組みから、市場の評価は再び高まっています。
社長はどんな報酬?
役員報酬は経営陣の成果指標と連動しており、株主価値向上を重視した業績連動報酬が導入されています。従業員平均年収と比較すると適正な範囲に収まっており、国内小売業界の平均的な報酬倍率と照らしても過度な格差はありません。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| FY2022/8 | 592万円 | 2527人 | +2.8% |
| FY2023/8 | 620万円 | 2874人 | +4.7% |
| FY2024/8 | 643万円 | 3436人 | +3.7% |
| FY2025/8 | 670万円 | 4039人 | +4.2% |
平均年収は4年間で約78万円上昇し、年率+3〜5%の安定的な昇給傾向。従業員数は4年間で約1,500人増加(+60%)と積極的な人材投資を実施。平均年齢は36.9歳と若返っており、グローバル展開に伴う採用拡大が進んでいます。
メディアでどれくらい注目されてる?
どんな話題が多い?
最近の出来事
JERAとの合弁会社「MUJI ENERGY」を設立し、店舗のCO2排出量削減を開始。
4月の既存店売上が9%増収となり、市場の評価が急上昇し株価が上場来高値を更新。
通期業績予想の修正を発表し、成長期待から市場の注目を集めた。
株の売買状況と今後の予定
PER34.8倍、PBR5.55倍と小売セクター平均を大きく上回るプレミアム評価を獲得しています。これは「無印良品」という独自のブランド価値と、中国・東南アジアを中心とした海外での高い成長余地が投資家から高く評価されているためです。信用倍率も1.91倍と需給は比較的良好です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2024/8 | 55777百万円 | 14211百万円 | 25.5% |
| FY2025/8 | 72301百万円 | 21455百万円 | 29.7% |
| FY2026/8 予 | 79000百万円 | 26000百万円 | 32.9% |
税引前利益の拡大に伴い、法人税等の支払い額も増加傾向にあります。実効税率は年度によって変動していますが、これは国際的な事業展開による各国税制の影響や繰延税金資産の増減などが要因です。企業の成長とともに適切な納税を行うことで、社会インフラ維持への貢献を果たしています。
誰がこの会社の株を持ってる?
創業者一族の持株比率は低く、機関投資家中心の安定的な株主構成です。日本マスタートラスト・日本カストディの信託口が約30%を占め、海外機関投資家の比率も高い。2025年8月に三菱商事が新たに上位株主入りし、事業提携への期待も高まっています。
会社の公式開示情報
EDINET開示資料では、主力事業である「無印良品」の店舗運営を中心としたセグメント構成が示されており、国内外の店舗拡大に伴う為替影響や地政学リスクが主な開示事項です。特に中国などアジア圏の売上構成比が高いため、当該地域の経済状況が業績に直結する重要な経営リスク要因として報告されています。
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良品計画 まとめ
「『無印良品』の強力なブランド力を武器に、アジア深耕とグローバル展開で再成長を目指す小売の巨人」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
最終更新: 2026年3月3日 06:00 JST / データ提供: OSHIKABU