三菱重工業
Mitsubishi Heavy Industries,Ltd.
「防衛・航空の追い風とデータセンター向けインフラで最高益を更新し続ける日本の重工トップ」
ひとめ診断
この会社ってなに?
三菱重工業は防衛、エネルギー、インフラを支える日本最大の総合重工メーカーです。FY2025は売上高5兆271.8億円、純利益2,454.47億円と最高益を更新し、次期予想でも売上高5兆4,000.0億円を見込むなど業績は絶好調です。ガスタービンや防衛関連の盤底な基盤に加え、生成AI普及を背景としたデータセンター向けの冷却・電源システムの事業拡大が新たな成長ドライバーとして投資家の期待を集めています。
サービスの実績は?
株価チャート
2,055円
5,208円
儲かってるの?
三菱重工業の業績は、防衛および航空宇宙分野における好調な需要を背景に、売上収益が5兆円規模へと着実に拡大しています。FY2024/3からFY2026/3にかけて、最終利益も2,220億円から2,600億円へと継続的な成長を見込んでいます。中期経営計画に基づき、エナジーやプラント事業など主力セグメントの収益性を強化することで、更なる増収増益を目指す姿勢が鮮明です。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 9.4% | 3.5% | - |
| FY2025/3 | 9.9% | 3.7% | - |
三菱重工業は、高付加価値な製品供給と構造改革により、着実な利益成長と資本効率の改善を推進しています。防衛・航空宇宙といった国策関連事業が収益を下支えしており、事業利益率は中期目標に向けて向上傾向にあります。今後は、デジタル化やデータセンター向け電源システムなどの成長領域において、高い収益性を確保できるかが評価の鍵となります。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 利回り | 配当性向 |
|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 200円 | 4.19% | 302.7% |
| FY2025/3 | 23円 | 0.48% | 31.5% |
三菱重工業は、事業成長と財務健全性のバランスを最重視し、DOE(株主資本配当率)4%以上を目安とした持続的な還元を目指す方針を掲げています。過去に特殊要因による一時的な高配当がありましたが、現在は成長投資を優先しつつ、安定的な配当水準を維持する姿勢を強化しています。株主優待は実施しておらず、配当を通じた直接的な利益還元を基本とする株主還元策を採用しています。
割安?割高?
同じ業界の平均と比べると…
PER=株価が利益の何年分か(低いほど割安)/ PBR=株価が資産の何倍か(1倍未満は割安)
財務は安全?
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 331186 | -131048 | -158903 | 200138 |
| FY2025/3 | 530459 | -187714 | -114123 | 342745 |
営業キャッシュフローは、防衛やインフラ関連の大規模プロジェクトの順調な進捗に伴い、FY2025/3には5,305億円へと大幅に増加しました。投資活動によるキャッシュアウトは、成長に向けた設備投資や企業買収により1,877億円となっていますが、強固な営業キャッシュフローが十分なフリーキャッシュフローを生み出す好循環を形成しています。これにより、財務の健全性を損なうことなく、安定的な事業拡大と株主還元を両立できる財務体質が確立されています。
株主にどれだけ報いた?
※ 基準時点を100%として、配当込みの株主総利回りを比較
自社TSRはFY2025において951.3%を記録し、TOPIX(213.4%)を圧倒的にアウトパフォームしています。防衛産業としての国策銘柄という側面と、米国でのデータセンター関連企業の買収・提携を通じたAIインフラ市場への参入が、投資家の強力な買いを呼び込み、株主への極めて高い利回りとして結実しています。
もし昔100万円買ってたら?
過去数年間で株価は劇的な上昇を遂げました。特に防衛予算の増額方針が明確になった2022年以降と、昨今のデータセンター向け冷却システム(二相式DLC等)の需要増が起爆剤となり、底値から10倍以上のリターンを叩き出しています。
会社の計画は順調?
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 43,000億円 | — | 46,571億円 | +8.3% |
| FY2025 | 49,000億円 | — | 50,271億円 | +2.5% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 1,900億円 | — | 2,220億円 | +16.8% |
| FY2025 | 2,300億円 | — | 2,454億円 | +6.7% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
三菱重工は防衛・航空宇宙分野の好調と、生成AI向けのデータセンターインフラ(冷却・電源)需要の取り込みにより、最高益を連続で更新しています。中期経営計画「2024事業計画」で掲げたFY2026の売上収益5.7兆円、事業利益4,500億円の目標に対しても、期初予想を上回る進捗を見せており、実行力の高さが市場から高く評価されています。
社長はどんな報酬?
役員報酬総額は4名で約20億円であり、一人当たり平均で約5億円と非常に高い水準です。これは業績連動型報酬や株式報酬制度が積極的に導入されているためで、株主価値の最大化を経営陣に強く促す報酬設計となっています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| FY2022/3 | 863万円 | 22755人 | +2.5% |
| FY2023/3 | 918万円 | 21634人 | +6.4% |
| FY2024/3 | 965万円 | 22538人 | +5.1% |
| FY2025/3 | 1017万円 | 22347人 | +5.4% |
平均年収は4年間で約154万円上昇し、年率+5%前後の高い昇給傾向が続いています。FY2025/3には初めて1,000万円の大台を突破。防衛・エネルギー事業の好業績を背景に処遇改善が進んでおり、機械業界トップクラスの給与水準です。従業員数は約22,000〜23,000人で安定推移。
この会社のガバナンスは?
ガバナンス体制においては女性役員比率が16.7%となっており、多様性の確保に向けた改善が進んでいます。6億8,700万円という巨額の監査報酬は、膨大な事業規模とグローバルな連結経営を支える監査体制が強固であることを示しており、企業の透明性は高く維持されています。
メディアでどれくらい注目されてる?
どんな話題が多い?
最近の出来事
新たな「2024事業計画」を策定し、2027年3月期に向けた成長戦略を発表しました。
米Modius社と提携し、データセンター向けのDCIMソリューション提供を開始しました。
通期連結最終利益を上方修正し、最高益更新の確度を高めました。
株の売買状況と今後の予定
時価総額は16兆円を突破し、国内重工メーカーの中で圧倒的な首位を独走しています。成長期待からPERは61.6倍、PBRは6.82倍と業界平均を大きく上回るプレミアム評価を受けており、信用買い残も1,600万株を超えるなど個人投資家からの人気も非常に高い状態です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 305800百万円 | 83777百万円 | 27.4% |
| FY2025/3 | 367800百万円 | 105500百万円 | 28.7% |
法人税等の支払額は、税引前利益の変動に応じて変動しており、税負担率は概ね一般的な法定実効税率の範囲内で推移しています。FY2024/3およびFY2025/3ともに、本業の収益拡大に伴い納税額も増加傾向にあります。税務上の調整項目や繰延税金資産の利用状況により、年度ごとの実効税率には軽微な変動が見られるものの、全体としては業績に連動した安定的な納税を行っています。
誰がこの会社の株を持ってる?
機関投資家中心の株主構成で、特定の大株主に偏りがないのが特徴です。外国人持株比率が高く、防衛・エネルギー関連の成長期待からグローバル投資家の関心が集まっています。信託口(年金基金等)が上位を占め、安定した長期保有の構成です。
会社の公式開示情報
役員報酬
EDINET開示情報によると、エナジー、プラント・インフラ、物流・冷熱・ドライブシステム、航空・防衛・宇宙という多岐にわたる事業セグメントを展開しています。地政学リスクや為替変動、原材料価格の高騰が主な事業リスクとして挙げられており、それらに対するヘッジ戦略が注視されています。
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最終更新: 2026年3月3日 06:00 JST / データ提供: OSHIKABU