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6981 プライム

村田製作所

Murata Manufacturing Co.,Ltd.

3,808
+151円 (+4.13%)
3/5 時点

「世界首位のMLCCを武器に、スマホ依存からモビリティ・AIサーバー向けへポートフォリオ転換を進める電子部品の巨人」

ひとめ診断

業績
好調
配当
少なめ
安全性
安定
稼ぐ力
普通
話題性
普通

この会社ってなに?

村田製作所は積層セラミックコンデンサ(MLCC)で世界トップシェアを誇る電子部品メーカーです。FY2025は売上高1兆7,433.5億円、営業利益2,797.02億円を記録し、サーバーやモビリティ向けの需要拡大が寄与しています。「中期方針2027」では売上高2兆円、営業利益率18%以上、ROIC12%以上を掲げ、AI・車載分野への戦略投資と資本効率の向上を推進しています。

電気機器 プライム市場 時価総額 7.5兆円

サービスの実績は?

2,200億円
戦略投資枠
中期方針2027
現中計比+1,300億円
2,500億円
設備投資計画
中期的視点での投資額
生産能力増強
5.0%
目標DOE(株主資本配当率)
中期方針2027
安定的な配当実施
数字を見てみよう
投資の基本、業績と配当をチェック

株価チャート

データ: 2025-03-05 〜 2026-03-05(J-Quants API)
04/07 日経平均が前日比-7.8%の大幅下落
04/08 日経平均が前日比+6.0%の大幅上昇
04/10 日経平均が前日比+9.1%の大幅上昇
52週レンジでの現在位置
安値
1,825.5円
現在値
3,808円
高値
4,322円
安値圏 中間 高値圏

儲かってるの?

順調に稼いでいます
FY2024/3 売上 16401.6億 / 利益 2154.5億
FY2025/3 売上 17433.5億 / 利益 2797.0億
FY2026/3 予 (予想) 売上 16400.0億 / 利益 2200.0億
売上 営業利益 赤字

村田製作所の業績は、世界シェア首位を誇る積層セラミックコンデンサー(MLCC)がサーバーやモビリティ向けに伸長し、FY2025/3期には売上高約1.7兆円、純利益約2,338億円を達成しました。一方で、FY2026/3期は市場環境の変化を考慮し、売上高1.64兆円、純利益1,770億円へと減益を見込んでいます。今後も、通信・自動車・AI分野に向けた戦略的な製品投入を通じて、収益の安定化を図る見通しです。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE(自己資本利益率)
9.1%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA(総資産利益率)
7.7%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
16.0%
売上のうち利益になった割合
ROE ROA 営業利益率
FY2024/3 7.1% 6.0% 13.1%
FY2025/3 9.1% 7.7% 16.0%

同社の収益性は、高付加価値な電子部品の強みを背景に堅調に推移しており、売上営業利益率はFY2025/3期に16.0%まで向上しました。資本効率を示すROE(自己資本利益率)も9.1%に改善し、収益性の高い事業構造が維持されています。徹底したコスト管理と技術革新により、グローバルな電子部品市場において高い競争優位性を確保しています。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
配当利回り
1.50%
株主優待
なし
1株配当 利回り 配当性向
FY2025/3 57円 1.50% 45.6%

村田製作所は、配当による成果の配分を重視し、長期的な企業価値の向上と安定的な配当の継続を目指しています。FY2025/3期は配当性向45.6%を維持しており、安定的な利益還元を重視する経営姿勢が示されています。中期方針では配当性向の向上やDOE(株主資本配当率)5%を目安とした還元強化を掲げており、株主への利益還元がさらに拡充される見込みです。

割安?割高?

同じ業界の平均と比べると…

PER 割高寄り
この会社
40.1倍
業界平均
25.3倍
PBR 割高寄り
この会社
2.75倍
業界平均
1.85倍
配当利回り 少なめ
この会社
1.50%
業界平均
2.10%
時価総額
この会社: 7.5兆円 業界平均: 平均 8,154億円

PER=株価が利益の何年分か(低いほど割安)/ PBR=株価が資産の何倍か(1倍未満は割安)

もっと深く知る
財務の健全性と過去の実績

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率 85.2%
0% 30% (注意ライン) 50% (安全ライン) 100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
25799.8億円

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+451905
営業CF / 百万円
投資に使ったお金
-208070
投資CF / 百万円
借入・返済など
-242733
財務CF / 百万円
手元に残ったお金
+243835
FCF / 百万円
営業CF 投資CF 財務CF FCF
FY2024/3 489637 -201571 -165321 288066
FY2025/3 451905 -208070 -242733 243835

営業キャッシュフローは安定して4,500億円規模を創出しており、主力事業であるコンデンサの高い収益性が強固な資金源となっています。投資キャッシュフローは主に次世代技術や生産能力増強に向けた資本支出に充てられ、成長に向けた投資を継続しています。財務キャッシュフローは積極的に自己株取得や配当を実施した結果として流出傾向にありますが、盤石な財務体質に基づいた健全な資本還元活動といえます。

株主にどれだけ報いた?

TOPIXを下回っています
自社TSR(最新)
139.6%
株主総利回り
TOPIX(最新)
213.4%
市場平均

※ 基準時点を100%として、配当込みの株主総利回りを比較

FY2025における自社TSRは139.6%でしたが、TOPIXの213.4%を大きくアンダーパフォームしています。この背景には、国内株式市場全体が半導体製造装置などを中心に歴史的な高値更新に沸いた一方で、同社は主力であるスマートフォン向け部品の在庫調整や需要回復の遅れが重しとなり、株価の伸びが市場平均に出遅れたことが挙げられます。

もし昔100万円買ってたら?

20年前(2006年3月)に購入 +348.0%
100万円 → 448.0万円
+348.0万円
買値 850円 → 現在 3,808円
過去10年の底値(2016年7月) +231.1%
100万円 → 331.1万円
+231.1万円
買値 1,150円 → 現在 3,808円
1年前(2025年3月)に購入 +26.9%
100万円 → 126.9万円
+26.9万円
買値 3,000円 → 現在 3,808円

長期的に見れば、スマートフォンの普及とともにMLCCの需要が爆発し、株価は大きく成長してきました。近年はスマホ市場の成熟により株価のボラティリティが高まっていますが、EV化やAI投資を背景とした新たな成長サイクルへの期待から、直近1年でも堅調なリターンを示しています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
スマートフォン市場の停滞影響を受けたが、車載・AI向けでリカバリーを図る
中期方針2027
FY2025〜FY2027
売上収益: 目標 20,000億円 順調 (17,433.5億円)
87.2%
営業利益率: 目標 18.0% 順調 (16.0%)
88.8%
ROIC(税引後): 目標 12.0% 順調 (約10.0%)
83.3%
中期方針2024
FY2022〜FY2024
売上収益: 目標 20,000億円 未達 (16,401.6億円)
82%
営業利益率: 目標 20.0% 未達 (13.1%)
65.5%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度 当初予想 修正予想 実績 乖離
FY2024 16,400億円 16,400億円 16,401.6億円 +0.0%
FY2025 17,000億円 17,400億円 17,433.5億円 +2.5%
営業利益
年度 当初予想 修正予想 実績 乖離
FY2024 2,200億円 2,150億円 2,154.4億円 -2.1%
FY2025 3,000億円 2,800億円 2,797.0億円 -6.8%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

前中計「中期方針2024」では、中華系スマホの低迷や在庫調整の影響で売上・利益ともに未達となりました。新中計「中期方針2027」ではROICを主要KPIに据え、AIサーバーやモビリティ分野への戦略投資(2,200億円)を通じて、収益性の改善と資本効率の向上を目指しています。

中の人を知る
社長の報酬、社員の給料

社長はどんな報酬?

代表取締役社長
中島 規巨
推定約18,200万円
約21.4倍
社長/社員
業界平均: 10〜20倍
従業員平均
約850万円
業界水準と比較して過度な高額報酬ではなく、妥当な範囲内に収まっています。

役員報酬総額を人数で割った平均値と従業員平均年収を比較すると、報酬格差は業界平均よりもやや控えめな水準です。これは、特定の個人への高額報酬よりも、組織全体での成果分配と企業価値の最大化を重視する同社の企業文化が反映されています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
803万円
従業員数
10865人
平均年齢
40.1歳
平均年収 従業員数 前年比
FY2022/3 797万円 9771人 +3.2%
FY2023/3 803万円 10089人 +0.8%
FY2024/3 760万円 10401人 -5.4%
FY2025/3 803万円 10865人 +5.7%

平均年収は803万円で電気機器業界の中でも高水準。FY2024は業績悪化に伴い一時的に低下しましたが、FY2025は回復。従業員数は4年間で約1,100名増加し1万人超の雇用規模を維持しています。京都に本社を置き、平均年齢40歳前後の安定した組織構成です。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 12名)
女性 2名(16.7%) 男性 10名
17%
83%
監査報酬
26,600万円
設備投資額
1099.0億円
平均勤続年数(従業員)
14.1年

コーポレート・ガバナンスを最重要課題と位置づけ、女性役員比率16.7%を確保するなど多様性の向上を推進しています。強固な監査体制に加え、ROIC(投下資本利益率)経営を軸とした透明性の高い経営管理を実施し、持続的な成長を実現する組織基盤を整えています。

世の中の評判
メディアはこの会社をどう見てる?

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや懸念」
報道件数(30日)
482
前月比 +5.4%
メディア数
85
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, ロイター, ブルームバーグ ほか
業界内ランキング
上位 5%
電気機器業界 280社中 12位
報道のトーン
30%
好意的
45%
中立
25%
否定的
報道件数の推移
掲載メディア分布

どんな話題が多い?

業績・財務 40%
新製品・技術 25%
経営戦略 20%
株価・市場 15%
同業他社とのメディア露出比較

最近の出来事

2025年4月 役員報酬改定

ガバナンス強化の一環として役員報酬制度の改定を決定。

2025年11月 事業戦略発表

第90期中間報告にてAI関連事業の成長戦略と投資計画を公表。

2026年2月 業績修正

通期連結業績予想を修正しAI需要の拡大に伴う上振れの可能性を示唆。

詳細 & リンク
投資判断のための詳細データ

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残1,897,000株
売り残288,900株
倍率6.57倍
2026年2月20日時点
今後の予定
FY2026 3月期 本決算発表 2026年4月下旬
第89回 定時株主総会 2026年6月下旬

時価総額7.5兆円を誇る電子部品セクターの代表銘柄です。PER40.1倍は業界平均と比較してプレミアムがついており、市場からAIサーバーや車載向けなど高付加価値製品への期待が織り込まれています。一方で信用倍率は6.57倍とやや買い長の状態です。

税金はいくら払ってる?

税引前利益 法人税等 実効税率
FY2026/3 予 220000百万円 43000百万円 19.5%

FY2026/3期の予想納税額は約430億円となります。実効税率は約19.5%を見込んでおり、これは税引前利益2,200億円に対して算出されています。グローバルな事業展開を行っているため、各国の税制や税額控除等の影響を反映した適正な税務処理が行われています。

誰がこの会社の株を持ってる?

日本マスタートラスト信託銀行(信託) 16.5%
日本カストディ銀行(信託) 6.4%
ステートストリートバンク 3%
日本生命保険 2.7%
京都銀行 2.6%

信託銀行を中心に機関投資家が上位を占める安定した株主構成です。京都銀行(2.6%)と日本生命が地元の有力株主として名を連ねており、京都企業グループの結束が見える構成。外国人持株比率は約35%で、グローバルな電子部品銘柄として海外からの評価も高い企業です。

会社の公式開示情報

役員報酬

45,500万円
取締役6名の合計

EDINET開示情報によると、積層セラミックコンデンサを筆頭とする電子部品事業が収益の柱であり、海外売上が大半を占めるグローバル体制です。主な事業リスクとして、為替変動や半導体市場の市況悪化、また急速な技術革新に伴う製品競争の激化が挙げられます。

最新ニュース

リスク要因

  • [object Object]

ニュース一覧

ポジティブ
村田製作所、2027年度売上収益2兆円目標を掲げる新中期経営計画
1/29 · ロイター
中立
村田製作所、第90期中間報告書を公開
11/27 · 公式サイト
ネガティブ
村田製作所、2026年3月期第2四半期決算は15%減益
11/01 · 株探
中立
村田製作所、役員報酬制度の改定に関する適時開示を実施
04/30 · Yahoo!ファイナンス

関連リンク

村田製作所 まとめ

業績
好調
配当
少なめ
安全性
安定
稼ぐ力
普通
話題性
普通

「世界首位のMLCCを武器に、スマホ依存からモビリティ・AIサーバー向けへポートフォリオ転換を進める電子部品の巨人」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026年3月3日 06:00 JST / データ提供: OSHIKABU