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6869 プライム

シスメックス

SYSMEX CORPORATION

1,419
-1.5円 (-0.11%)
3/5 時点

「検体検査機器のグローバルリーダーが、次なる成長の柱として再生・細胞医療へ事業領域を拡張する過渡期」

ひとめ診断

業績
好調
配当
少なめ
安全性
安定
稼ぐ力
高い
話題性
不評

この会社ってなに?

血球計数検査分野で世界トップクラスのシェアを誇るシスメックスですが、直近の2026年3月期第3四半期累計決算では売上高3,611億円(前年同期比1.6%減)、営業利益486億円(同27.7%減)と苦戦しています。これに伴い通期業績予想の下方修正も発表されました。一方で、Gaudi Clinicalとの資本業務提携による再生・細胞医療分野への参入や、日本電子からの事業買収による生化学検査事業の強化など、次世代の成長に向けた積極的な投資フェーズにあります。

電気機器 プライム市場 時価総額 9,225億

サービスの実績は?

38
予想1株当たり配当金
2026年3月期予想
安定配当継続
0.1%未満
未使用自社製品の廃棄率
サステナビリティ目標
目標維持
100%
環境配慮材料への代替率
容器・包装材(中期目標)
進行中
数字を見てみよう
投資の基本、業績と配当をチェック

株価チャート

データ: 2025-03-05 〜 2026-03-05(J-Quants API)
04/07 日経平均が前日比-7.8%の大幅下落
04/08 日経平均が前日比+6.0%の大幅上昇
04/10 日経平均が前日比+9.1%の大幅上昇
52週レンジでの現在位置
安値
1,268円
現在値
1,419円
高値
2,934円
安値圏 中間 高値圏

儲かってるの?

順調に稼いでいます
FY2024/3 売上 4615.1億 / 利益 783.8億
FY2025/3 売上 5086.4億 / 利益 875.8億
FY2026/3 予 (予想) 売上 5350.0億 / 利益 915.0億
売上 営業利益 赤字

シスメックスの直近業績は、医療機器事業における市場環境の影響を受け、売上高3,612億円および営業利益487億円を計上し、前年同期比で減収減益となりました。世界的な検体検査機器の需要変動や、事業ポートフォリオの再構築に伴う一時的な調整が背景にあります。今後は、日本電子からの医用機器事業承継によるポートフォリオ拡充と成長戦略の実行を通じて、収益基盤の回復と拡大を目指しています。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE(自己資本利益率)
11.6%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA(総資産利益率)
8.1%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
17.2%
売上のうち利益になった割合
ROE ROA 営業利益率
FY2024/3 11.5% 8.0% 17.0%
FY2025/3 11.6% 8.1% 17.2%

シスメックスは、血液検査機器および試薬のグローバル展開により、高い技術力とブランド力を活かした安定的な利益率を確保してきました。ただし、直近では研究開発投資や成長に向けた先行投資が重なり、利益率の推移には一時的な圧力がかかっています。今後、効率的なオペレーションの推進と新規事業の収益化により、ROE 16%の目標達成へ向けた収益性の改善が期待されます。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
配当利回り
2.68%
株主優待
なし
1株配当 利回り 配当性向
FY2026/3 38円 2.68% 35.0%

シスメックスは、安定的な配当の継続を基本方針として掲げており、配当性向を重視した利益還元を実施しています。当期は1株あたり38円の配当を行い、株主の皆様への還元を強化する姿勢を継続しています。今後は持続的な成長を実現し、株主価値の向上に向けた利益配分をさらに積極的に検討していく方針です。

割安?割高?

同じ業界の平均と比べると…

PER 割高寄り
この会社
70.1倍
業界平均
約25.0倍
PBR 割安寄り
この会社
1.77倍
業界平均
約2.5倍
配当利回り 多め
この会社
2.68%
業界平均
約1.5%
時価総額
この会社: 8,942億円 業界平均: 業界大手水準

PER=株価が利益の何年分か(低いほど割安)/ PBR=株価が資産の何倍か(1倍未満は割安)

もっと深く知る
財務の健全性と過去の実績

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率 69.7%
0% 30% (注意ライン) 50% (安全ライン) 100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
4645.3億円

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+88246
営業CF / 百万円
投資に使ったお金
-52488
投資CF / 百万円
借入・返済など
-24322
財務CF / 百万円
手元に残ったお金
+35758
FCF / 百万円
営業CF 投資CF 財務CF FCF
FY2022/3 0 0 0 0
FY2023/3 0 0 0 0
FY2024/3 0 0 0 0
FY2025/3 63905 -54970 -9013 8935
FY2026/3 88246 -52488 -24322 35758

当期の営業キャッシュフローは882億円と大幅な増加を記録し、本業による安定したキャッシュ創出能力を証明しました。投資キャッシュフローは事業拡大のための設備投資や買収により約525億円の支出となりましたが、営業活動で稼いだ資金がそれを十分にカバーしています。結果としてフリーキャッシュフローが約358億円のプラスに転換しており、成長に向けた投資と株主還元を両立できる財務環境を構築しています。

株主にどれだけ報いた?

TOPIXを下回っています
自社TSR(最新)
113.7%
株主総利回り
TOPIX(最新)
213.4%
市場平均

※ 基準時点を100%として、配当込みの株主総利回りを比較

過去5期間にわたり、自社のTSR(株主総利回り)は一貫してTOPIXをアンダーパフォームしています。特に直近2期はTOPIXが大幅に上昇する中で自社のTSRは100%台前半にとどまりました。これは主力機器の販売一巡や、次世代事業への投資フェーズに入ったことによる利益率の低下が、市場からの評価を押し下げていることが背景にあります。

もし昔100万円買ってたら?

過去の最高値水準(2021年9月)に購入 -90.7%
100万円 → 9.3万円
-90.7万円
買値 15,325円 → 現在 1,419円
52週安値(直近の底値)で購入 +11.9%
100万円 → 111.9万円
+11.9万円
買値 1,268円 → 現在 1,419円
52週高値で購入 -51.6%
100万円 → 48.4万円
-51.6万円
買値 2,934円 → 現在 1,419円

過去数年はコロナ禍での検査需要増や為替の円安効果で株価が大きく上昇する局面がありましたが、足元では中国市場などの成長鈍化懸念や業績下方修正を受けて株価は調整局面にあります。特に過去の高値圏で投資した場合は株式分割の影響等を含めても厳しいリターンとなっています。

会社の計画は順調?

C
総合評価
足元の中国市場の減速や先行投資負担により、中計目標に対する利益進捗に遅れ
グループ中期経営計画
FY2024〜FY2026
売上高: 目標 560,000百万円 やや遅れ (361,168百万円)
64.5%
営業利益: 目標 112,000百万円 やや遅れ (48,657百万円)
43.4%
ROE: 目標 16.0% やや遅れ (N/A)
50%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度 当初予想 修正予想 実績 乖離
2026年3月期 3Q累計 未開示 361,168百万円 前年同期比-1.6%
2025年3月期 未開示 508,643百万円 前期比+12%程度
営業利益
年度 当初予想 修正予想 実績 乖離
2026年3月期 3Q累計 未開示 48,657百万円 前年同期比-27.7%
最終利益
年度 当初予想 修正予想 実績 乖離
2026年3月期 通期 期初予想 下方修正 -9.0%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

2026年3月期を最終年度とする中期経営計画では売上高5,600億円、営業利益1,120億円という強気な目標を掲げています。しかし、直近の第3四半期累計実績は営業利益が前年同期比で約27%の大幅減益となっており、目標達成にはハードルが高くなっています。M&Aや提携による事業領域拡大の成果がいつ利益貢献するかが今後の焦点です。

中の人を知る
社長の報酬、社員の給料

社長はどんな報酬?

代表取締役社長
浅野 薫
推定約32,240万円
約34.2倍
社長/社員
業界平均: 10〜20倍
従業員平均
944万円
業績連動報酬を適切に反映した、適正な水準と言えます。

代表取締役の報酬は、中期経営計画の達成度やROE等の指標に基づく業績連動報酬が大きく反映される設計となっています。業界平均の倍率と比較しても過度な格差はなく、経営責任と成果が従業員の待遇とのバランスにおいて適切に機能していると評価できます。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
913万円
従業員数
3400人
平均年齢
42.3歳
平均年収 従業員数 前年比
FY2022/3 835万円 2259人 -
FY2023/3 843万円 2550人 +1.0%
FY2024/3 874万円 2703人 +3.7%
FY2025/3 913万円 3400人 +4.5%

平均年収は4年間で78万円上昇し913万円に到達。医療機器業界の中でもトップクラスの給与水準です。従業員数も2,259名から3,400名へと50%増加しており、グローバル展開に伴う積極採用が続いています。平均年齢42.3歳、平均勤続年数も長い安定企業です。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 12名)
女性 1名(8.3%) 男性 11名
8%
92%
監査報酬
16,000万円
設備投資額
299.8億円
平均勤続年数(従業員)
12.7年
臨時従業員数
984人

女性役員比率は8.3%であり、今後さらなる登用が期待される領域です。監査体制については、監査報酬1億6,000万円を投じ、独立性の高い監査法人による厳格なチェックが実施されています。プライム市場上場企業として、持続的な企業価値向上を目指す透明性の高いガバナンス体制を構築しています。

世の中の評判
メディアはこの会社をどう見てる?

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや懸念」
報道件数(30日)
142
前月比 -12.5%
メディア数
48
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, 神戸経済ニュース ほか
業界内ランキング
上位 15%
精密機器業界 120社中 18位
報道のトーン
35%
好意的
25%
中立
40%
否定的
報道件数の推移
掲載メディア分布

どんな話題が多い?

業績・決算 45%
事業提携・買収 30%
新製品・開発 15%
その他 10%
同業他社とのメディア露出比較

最近の出来事

2026年2月 業績下方修正

第3四半期連結最終利益が前年同期比で減益となり、通期業績予想の下方修正を発表しました。

2025年9月 事業承継

日本電子の医用機器事業を承継し、生化学検査領域のポートフォリオ拡充を図る契約を締結しました。

2025年5月 資本業務提携

Gaudi Clinicalと再生・細胞医療分野における包括的な資本業務提携に合意しました。

詳細 & リンク
投資判断のための詳細データ

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残3,159,100株
売り残203,600株
倍率15.52倍
2026年2月27日時点
今後の予定
2026年3月期 本決算発表 2026年5月中旬予定
定時株主総会 2026年6月下旬予定

自社のPERは70.1倍と業界平均と比較して非常に高い水準で評価されています。一方で信用買い残が315万株超と多く、信用倍率が15倍を超えているため、短期的には戻り待ちの売り圧力が株価の上値を重くする要因となり得ます。

税金はいくら払ってる?

税引前利益 法人税等 実効税率
FY2026/3 68000百万円 14000百万円 20.6%

法人税等の支払いは、連結業績に基づき適切に算出されており、税引前利益に対して適正な水準を維持しています。国際的な事業展開を行っているため、各国の税制や税率の変動、および税務上の調整項目が実効税率に影響を与える場合があります。今後も法令に基づき、適正な納税を継続しながら企業成長を目指す姿勢です。

誰がこの会社の株を持ってる?

日本マスタートラスト信託銀行(信託) 13.51%
公益財団法人神戸やまぶき財団 5.74%
公益財団法人中谷医工計測技術振興財団 5.65%
日本カストディ銀行(信託) 5.37%
その他(創業家関連・機関投資家) 69.73%

創業者・中谷太郎氏の関連財団(神戸やまぶき財団・中谷医工計測技術振興財団)が合計約11%を保有する創業家の理念が受け継がれた株主構成です。有限会社中谷興産(5.0%)や家次和子氏(2.9%)など創業家関連で約20%超を保有。機関投資家と創業家がバランスよく株式を保有する安定構造です。

会社の公式開示情報

役員報酬

80,600万円
取締役6名の合計

ヘマトロジー(血液検査)を主軸にグローバルに展開する同社は、為替変動や地政学リスクを主要な経営上の不確実性として挙げています。また、M&Aや提携を通じて事業領域を拡大しており、研究開発投資の継続が将来の成長とリスク低減の鍵を握っています。

最新ニュース

リスク要因

  • [object Object]

ニュース一覧

ネガティブ
2026年3月期 第3四半期決算短信発表
2/12 · シスメックス公式サイト
ポジティブ
日本電子の生化学検査事業承継によりポートフォリオ拡充
9/2 · シスメックス公式サイト
中立
2025年3月期 決算短信発表
5/14 · シスメックス公式サイト
ポジティブ
Gaudi Clinicalと資本業務提携に合意
5/13 · 日本経済新聞

関連リンク

シスメックス まとめ

業績
好調
配当
少なめ
安全性
安定
稼ぐ力
高い
話題性
不評

「検体検査機器のグローバルリーダーが、次なる成長の柱として再生・細胞医療へ事業領域を拡張する過渡期」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026年3月3日 06:00 JST / データ提供: OSHIKABU