キーエンス
KEYENCE CORPORATION
「『経営の目標指標を持たない』超高収益・営業利益率50%超えのファブレスメーカー」
ひとめ診断
この会社ってなに?
キーエンスはセンサーや測定器などのFA機器を扱う、直販体制とファブレス経営を特徴とする企業です。直近の決算では売上高1兆591億円、営業利益5,497億円を記録し、営業利益率は約52%という驚異的な高収益性を維持しています。近年は生成AIベンチャーのオルツと資本業務提携を行うなど、新たな付加価値創造に向けたソリューション開発も加速させています。
サービスの実績は?
株価チャート
49,780円
68,610円
儲かってるの?
キーエンスは、付加価値の高いFA(ファクトリー・オートメーション)用センサや画像処理機器の開発・販売を主力とし、過去最高水準の売上高約1兆591億円を達成しました。世界的な製造業の自動化需要を的確に捉え、営業利益も約5,498億円と高い伸びを示しています。徹底した高付加価値戦略により、製造業のDXや省人化ニーズを追い風に成長を継続させています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 13.2% | 12.5% | 51.2% |
| FY2025/3 | 12.8% | 12.1% | 51.9% |
同社は独自のファブレス経営(工場を持たない生産体制)を貫くことで、営業利益率が50%を超える圧倒的な収益性を維持しています。開発から販売までを直接行うことで中間コストを排除し、極めて高い資本効率を実現している点が特徴です。この高収益体制は、他社が模倣困難な付加価値の創出によって支えられています。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 利回り | 配当性向 |
|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 300円 | 0.53% | 19.7% |
| FY2025/3 | 350円 | 0.62% | 21.3% |
キーエンスの配当方針は、業績の成長に合わせて安定的に配当を増加させることを基本としています。高い収益力を背景に、株主に対しては配当金だけでなく、自社株買いなどの資本効率向上を通じた還元も積極的に検討されています。潤沢なキャッシュを元手に長期的な株主価値の最大化を目指す姿勢が、同社の還元政策の根幹です。
割安?割高?
同じ業界の平均と比べると…
PER=株価が利益の何年分か(低いほど割安)/ PBR=株価が資産の何倍か(1倍未満は割安)
財務は安全?
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 387916 | -242792 | -76306 | 145124 |
| FY2025/3 | 409522 | -280612 | -83430 | 128910 |
営業活動によるキャッシュフローは、高い営業利益を背景に常に潤沢なキャッシュを生み出す構造となっています。巨額の設備投資や買収を必要としないビジネスモデルのため、投資CFの支出が限定的であり、極めて高いフリーキャッシュフロー創出能力を誇ります。獲得した資金は、さらなる事業拡大や株主への還元、新規成長領域への投資へと効率的に振り向けられています。
もし昔100万円買ってたら?
1987年の上場以来、株式分割を繰り返しながらも株価は長期的に右肩上がりを続けています。独自のビジネスモデルにより景気変動に強く、過去数十年にわたって圧倒的な株主価値の向上を実現してきました。
会社の計画は順調?
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年3月期 | 非開示 | — | 9672億円 | 実績連動 |
| 2025年3月期 | 非開示 | — | 1兆591億円 | 実績連動 |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年3月期 | 非開示 | — | 4950億円 | 実績連動 |
| 2025年3月期 | 非開示 | — | 5497億円 | 実績連動 |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
キーエンスは「経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標は定めていない」としており、中期経営計画や期初の業績予想を公表しません。しかし、徹底した直販体制とファブレス経営により、常に営業利益率50%超という世界トップクラスの収益性を実現しており、結果的に市場の期待を上回る成長を継続しています。
社長はどんな報酬?
役員と従業員の報酬倍率が業界平均よりも低いのは、社員全体の給与水準が他社を圧倒するほど高く設定されているためです。個人の成果が報酬に直結する仕組みが徹底されており、役員のみが突出するのではなく、全社員が主役となって高利益を生み出す組織風土が形成されています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| FY2022/3 | 2182万円 | 2599人 | +5.2% |
| FY2023/3 | 2279万円 | 2788人 | +4.4% |
| FY2024/3 | 2067万円 | 3042人 | -9.3% |
| FY2025/3 | 2039万円 | 3205人 | -1.4% |
平均年収2,039万円は日本の上場企業で最高水準。成果主義の報酬体系で知られる。FY2024/3以降の減少は若手採用の積極化による平均年齢低下(36.1→34.8歳)が主因で、個人ベースの報酬は上昇。
メディアでどれくらい注目されてる?
どんな話題が多い?
最近の出来事
連結営業利益が5,497.7億円を記録するなど、高い収益性を維持。
第3四半期決算短信を発表し、売上高1兆円を超える成長ペースを継続。
複数の証券会社が目標株価を上方修正し、強気レーティングを継続。
株の売買状況と今後の予定
時価総額は国内有数の規模を誇り、圧倒的な収益力からPERやPBRは業界平均を大きく上回るプレミアム評価を受けています。配当利回りは相対的に低いものの、豊富な手元資金を活用した資本効率の改善が期待されています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|
法人税等の支払額は、高い利益水準に比例して増大しており、国内および海外拠点での納税を通じ社会貢献を果たしています。実効税率は、各国の法人税制や利益配分に応じた適切な水準で推移しており、大きな変動は見られません。安定した高い利益をベースに、適切な納税と財務規律が両立されています。
誰がこの会社の株を持ってる?
(株)ティ・ティは創業者・滝崎武光氏の資産管理会社。個人保有(3.15%)とキーエンス財団(4.56%)を合わせ、創業家関連が約23%を保有。経営への影響力は大きい。機関投資家の保有比率も高く、ガバナンスは健全。
会社の公式開示情報
センサーや画像処理機器などのファクトリー・オートメーション(FA)用制御機器に特化しており、無借金経営かつ50%を超える営業利益率を維持する高収益モデルが有価証券報告書から読み取れます。リスク要因としては、特定の製造業セクターの設備投資動向に左右されやすい点や、海外市場への依存度が高まっていることが挙げられます。
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キーエンス まとめ
「『経営の目標指標を持たない』超高収益・営業利益率50%超えのファブレスメーカー」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
最終更新: 2026年3月3日 06:00 JST / データ提供: OSHIKABU