アドバンテスト
ADVANTEST CORPORATION
「AI半導体テスト市場の覇権をテラダインと二分する、テスト・データ・サービス統合の巨人」
ひとめ診断
この会社ってなに?
アドバンテストは半導体テスト装置の世界的なリーディングカンパニーであり、近年は生成AI向け高性能半導体需要の爆発的増加を背景に業績が急激に拡大しています。FY2024の売上高は4865.1億円、営業利益は816.28億円でしたが、FY2025予想では売上高7797.1億円、営業利益2281.61億円と驚異的な成長を見込んでいます。米テラダインとの事実上の複占状態にある市場において、エヌビディア等の主要顧客との強固な関係を活かし、高い成長性と収益性を誇っています。
サービスの実績は?
株価チャート
4,703円
29,345円
儲かってるの?
アドバンテストの業績は、AI半導体需要の拡大を背景に急成長を遂げており、FY2025/3には売上高約7,797億円、純利益約1,612億円を達成しました。AI向けテスタの圧倒的な市場シェアと需要の取り込みが利益を大きく押し上げています。FY2026/3も高水準を維持する見通しであり、引き続き半導体製造プロセスの高度化に伴うテスト需要の恩恵を受けるでしょう。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 14.4% | 9.3% | 16.8% |
| FY2025/3 | 31.8% | 18.9% | 29.3% |
収益性は飛躍的に向上しており、FY2025/3には営業利益率が29.3%、ROE(自己資本利益率)が31.8%に達しました。高付加価値な先端デバイス向け製品の構成比上昇により、効率的な利益創出が可能となっています。今後も研究開発投資を継続しつつ、グローバルな市場での競争優位性を維持することで高い資本効率が期待されます。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 利回り | 配当性向 |
|---|---|---|---|
| FY2025/3 | 39円 | 0.15% | 17.8% |
アドバンテストは、持続的な成長と株主への利益還元を両立させる方針を掲げています。配当性向を意識しつつ、安定的な配当の継続を重視しており、FY2025/3には1株あたり39円の配当を実施しました。業績の拡大に応じて配当水準を調整しつつ、将来の事業成長のための投資を優先するバランスの取れた還元姿勢を維持しています。
割安?割高?
同じ業界の平均と比べると…
PER=株価が利益の何年分か(低いほど割安)/ PBR=株価が資産の何倍か(1倍未満は割安)
財務は安全?
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 32668 | -27940 | 10760 | 4728 |
| FY2025/3 | 285971 | -42189 | -82818 | 243782 |
FY2025/3の営業キャッシュフローは、旺盛なテスタ需要による収益拡大を反映し、約2,860億円と大幅なプラスとなりました。潤沢なキャッシュを生み出す稼ぐ力によって投資支出を十分に賄っており、フリーキャッシュフローは2,438億円という極めて高い水準を記録しています。財務キャッシュフローのマイナスは、利益の株主還元や債務圧縮を優先した結果であり、資本効率の最適化を裏付けています。
株主にどれだけ報いた?
※ 基準時点を100%として、配当込みの株主総利回りを比較
自社TSRはTOPIXを大幅にアウトパフォームし続けています。生成AIの普及に伴う高性能半導体のテスト需要爆発により、業績が会社計画を上回るペースで急拡大し、株価が急騰したことが主な要因です。
もし昔100万円買ってたら?
AI半導体ブームに乗って株価は上場来高値を更新し続ける未曾有の急騰劇を演じています。過去のITバブル崩壊やリーマンショック時には大幅な下落を経験しましたが、長期保有した投資家は数千パーセントという莫大なリターンを得ています。
会社の計画は順調?
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 4800.0億円 | — | 4865.1億円 | +1.4% |
| FY2025 | 5250.0億円 | 7797.1億円 | — | +48.5% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 800.0億円 | — | 816.28億円 | +2.0% |
| FY2025 | 900.0億円 | 2281.61億円 | — | +153.5% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
AI半導体向けのテスト装置需要が急激に拡大しており、主要顧客からの旺盛な受注が業績を強力に牽引しています。第3期中期経営計画では、市場環境の好転を受けて目標値を大幅に上方修正し、2026年度に売上高1兆700億円、営業利益4,540億円を目指すなど、強力な成長モメンタムを維持しています。
社長はどんな報酬?
CEOの報酬にはグローバルな業績連動型株式報酬が含まれており、日本の製造業としては高水準の倍率となっています。これは海外の競合企業であるテラダインなどと比較し、グローバル規模での人材獲得と長期的な企業価値向上を重視した経営体制を反映した結果です。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| FY2022/3 | 1019万円 | 1986人 | - |
| FY2023/3 | 1010万円 | 1988人 | -0.9% |
| FY2024/3 | 1005万円 | 2011人 | -0.5% |
| FY2025/3 | 1049万円 | 1988人 | +4.4% |
平均年収1,049万円は半導体テスタ業界でトップクラス。FY2023-2024は半導体不況の影響でやや低下したが、FY2025/3は業績急回復に伴い+4.4%の昇給。平均年齢45.8歳・勤続年数20年超とベテラン比率が高い安定した組織。連結では約9,000名超。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率22.0%を達成しており、グローバル企業として多様な視点を取り入れた経営体制を構築しています。監査については監査委員会設置会社として高い独立性と透明性を確保した監視体制を敷いており、時価総額18兆円規模の超大型企業として国際基準に沿ったガバナンス運用がなされています。
メディアでどれくらい注目されてる?
どんな話題が多い?
最近の出来事
2026年3月期の業績予想を大幅に上方修正。売上高1兆700億円、営業利益4,540億円を見込む過去最高益水準への期待が高まっている。
伊Technoprobeおよび米FormFactorとの戦略パートナーシップを締結し、技術開発を加速させるための出資を実施した。
第3期中期経営計画(2024~2026年度)の経営指標を上方修正し、AI市場の急拡大に対応する強固な収益基盤を再確認した。
株の売買状況と今後の予定
PER104.7倍、PBR36.96倍と業界平均を大きく上回る水準で取引されています。これは圧倒的な市場シェアとAI半導体ブームによる中長期的な高成長期待が、現在のプレミアム評価を正当化しているためです。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2026/3 予 | 242000百万円 | 63000百万円 | 26.0% |
FY2026/3の税引前利益予想は2,420億円であり、これに対する法人税等は630億円を見込んでいます。実効税率は約26.0%となっており、日本国内の標準的な税率水準に基づいた適正な納税が行われる見通しです。グローバル展開に伴う各国の税制や税額控除の影響を含めた上で、安定した収益に対する納税計画が策定されています。
誰がこの会社の株を持ってる?
外国人株主比率が約50%と非常に高い典型的なグローバル半導体企業の株主構成。信託銀行経由の機関投資家が大半を占め、特定の大株主による支配はない分散型。State Street系の海外カストディアンが複数名を連ねる。
会社の公式開示情報
役員報酬
EDINET開示情報によると、同社は半導体製造装置のテストソリューション事業を単一セグメントで展開し、世界シェアを二分する圧倒的な技術力を有しています。主な事業リスクとして、世界的な半導体サイクルや顧客である主要テック企業の設備投資計画への依存度が挙げられており、急激な需要変動に備えるための強固な財務体質と研究開発投資が不可欠な状況です。
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アドバンテスト まとめ
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※ 本ページの情報は投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
最終更新: 2026年3月3日 06:00 JST / データ提供: OSHIKABU