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6723 プライム

ルネサスエレクトロニクス

RENESAS ELECTRONICS CORPORATION

2,616
-9円 (-0.34%)
3/5 時点

「車載マイコンの世界王者から、M&Aを駆使してソフトウェア・プラットフォーム企業へ変貌を遂げる半導体大手」

ひとめ診断

業績
普通
配当
少なめ
安全性
安定
稼ぐ力
普通
話題性
不評

この会社ってなに?

ルネサスエレクトロニクスは、車載用マイコンで世界トップクラスのシェアを誇る半導体メーカーです。近年は米Altiumの買収などに代表される積極的なM&Aを通じて、ハードウェア単体の販売からソフトウェアを含むソリューション提供への転換を図っています。直近のFY2024は半導体市況の調整を受け、売上高13,484.8億円、営業利益2,229.77億円と減収減益となりましたが、事業ポートフォリオの入れ替え(タイミングデバイス事業の4,700億円での売却など)を進め、次なる成長フェーズへの準備を進めています。

電気機器 プライム市場 時価総額 5.1兆

サービスの実績は?

2
車載用MCU(マイコン)世界シェア
市場推計
維持
4,700億円
タイミングデバイス事業売却額
2024年発表
事業ポートフォリオ最適化
5,583万株
保有自己株式数
株主還元施策
高水準を維持
数字を見てみよう
投資の基本、業績と配当をチェック

株価チャート

データ: 2024-12-03 〜 2026-03-05(J-Quants API)
04/07 日経平均が前日比-7.8%の大幅下落
04/08 日経平均が前日比+6.0%の大幅上昇
04/10 日経平均が前日比+9.1%の大幅上昇
52週レンジでの現在位置
安値
1,320円
現在値
2,616円
高値
3,138円
安値圏 中間 高値圏

儲かってるの?

まあまあです
FY2023/12 売上 14694.1億 / 利益 3907.7億
FY2024/12 売上 13484.8億 / 利益 2229.8億
売上 営業利益 赤字

ルネサスエレクトロニクスの業績は、FY2023/12からFY2024/12にかけて売上高が約1兆3,485億円へと減収となりました。純利益も約2,191億円と前年比で大きく減少しており、半導体市場の需要調整局面の影響を受けた形です。足元では成長目標の達成時期を見直すなど、慎重な経営姿勢を示しています。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE(自己資本利益率)
8.6%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA(総資産利益率)
4.9%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
16.5%
売上のうち利益になった割合
ROE ROA 営業利益率
FY2023/12 16.8% 10.6% 26.6%
FY2024/12 8.6% 4.9% 16.5%

収益性に関しては、FY2024/12の売上高営業利益率が16.5%へと低下し、ROEも8.6%に留まりました。前期の営業利益率26.6%と比較すると、コスト増や市況環境の悪化が収益を圧迫していることが分かります。高付加価値製品へのシフトを進める中で、収益力の安定化が今後の鍵となります。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
配当利回り
1.07%
株主優待
あり
1株配当 利回り 配当性向
FY2023/12 28円 1.07% 14.8%
FY2024/12 28円 1.07% 22.9%

同社は成長投資を最優先する方針であり、配当金はFY2023/12からFY2024/12まで年間28円の横ばいで安定配当を維持しています。配当性向は22.9%まで上昇しましたが、依然として利益の多くを将来の成長に向けた再投資に充てる考えです。株主還元については、業績拡大に伴う中長期的な拡充が期待されます。

割安?割高?

同じ業界の平均と比べると…

PER 割安寄り
この会社
21.4倍
業界平均
約25.0倍
PBR 割安寄り
この会社
1.85倍
業界平均
約2.5倍
配当利回り 少なめ
この会社
1.07%
業界平均
約1.5%
時価総額
この会社: 約4.9兆円 業界平均: 兆円規模多数

PER=株価が利益の何年分か(低いほど割安)/ PBR=株価が資産の何倍か(1倍未満は割安)

もっと深く知る
財務の健全性と過去の実績

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率 56.5%
0% 30% (注意ライン) 50% (安全ライン) 100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
25423.0億円

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
本業で稼いだお金
+340484
営業CF / 百万円
投資に使ったお金
-1284105
投資CF / 百万円
借入・返済など
+677345
財務CF / 百万円
手元に残ったお金
-943621
FCF / 百万円
営業CF 投資CF 財務CF FCF
FY2023/12 496627 -267492 -181247 229135
FY2024/12 340484 -1284105 677345 -943621

FY2024/12の投資キャッシュフローは、買収に伴う支出増により約1兆2,841億円の大きなマイナスとなりました。営業活動で約3,405億円の資金を生み出したものの、大型買収を財務活動による調達で補う構造となっています。一時的にフリーキャッシュフローは大幅なマイナスとなりましたが、これは成長に向けた積極的な投資の結果です。

もし昔100万円買ってたら?

事業統合時(2010年4月)に購入 +161.6%
100万円 → 261.6万円
+161.6万円
買値 1,000円 → 現在 2,616円
上場来底値(2012年5月)に購入 +1221.2%
100万円 → 1321.2万円
+1221.2万円
買値 198円 → 現在 2,616円
1年前(52週安値水準)に購入 +98.2%
100万円 → 198.2万円
+98.2万円
買値 1,320円 → 現在 2,616円

2012年の経営危機の際につけた上場来安値(198円)から投資していれば、資産は13倍以上に膨らんでいます。大規模なリストラと工場再編、その後の車載半導体需要の爆発的な拡大により、見事なV字回復を遂げました。直近1年間でも、半導体サイクルの底打ち期待から株価は堅調に推移しています。

会社の計画は順調?

C
総合評価
市況悪化を背景に「売上高200億ドル」の長期目標を5年先送り
長期財務目標(旧2030年目標)
〜2030年
売上高: 目標 200億ドル 未達 (約90億ドル(FY2024))
45%
時価総額: 目標 2022年比6倍 未達 (約4.9兆円)
35%
修正長期財務目標
〜2035年
売上高: 目標 200億ドル超 やや遅れ (約90億ドル(FY2024))
45%
組み込み半導体メーカー順位: 目標 世界第3位 順調 (上位グループ)
80%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度 当初予想 修正予想 実績 乖離
FY2023 14,500億円 14,694.1億円 +1.3%
FY2024 14,000億円 13,484.8億円 -3.7%
営業利益
年度 当初予想 修正予想 実績 乖離
FY2023 3,800億円 3,907.66億円 +2.8%
FY2024 2,500億円 2,229.77億円 -10.8%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

ルネサスエレクトロニクスは、当初2030年に売上高200億ドル超、時価総額6倍を目指す野心的な長期目標を掲げていましたが、電気自動車(EV)市場の成長鈍化や半導体市況の調整を受け、達成時期を2035年へと5年間先送りしました。足元のFY2024決算でも減収減益となっており、今後は積極的なM&A(米Altium買収など)によるソフトウェア・プラットフォーム事業への事業構造転換が、目標達成に向けた鍵となります。

中の人を知る
社長の報酬、社員の給料

社長はどんな報酬?

代表執行役社長兼CEO
柴田 英利
推定約1,800万円
約1.5倍
社長/社員
業界平均: 10〜20倍
従業員平均
約1,200万円
グローバル企業としては極めて低い倍率

CEOの報酬は株式報酬制度などの長期インセンティブに重きを置いており、現金報酬比率が抑制されているため、従業員平均との報酬倍率は極めて低く見える特殊な構造です。一般的な日本企業で見られるような高額な役員報酬との格差とは異なり、長期的な企業価値向上と株主価値の共有を優先する設計となっています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
809万円
従業員数
6482人
平均年齢
48.5歳
平均年収 従業員数 前年比
FY2021/12 882万円 6116人 +1.5%
FY2022/12 874万円 6133人 -0.9%
FY2023/12 889万円 6296人 +1.7%
FY2024/12 809万円 6482人 -9.0%

FY2024/12に平均年収が809万円に低下したのは、業績連動賞与の減少が主因。平均年齢48.5歳と高めなのは旧日立・三菱電機・NECからの転籍社員が中核を占めるため。単体約6,500名、連結では約2万名のグローバル半導体企業。

世の中の評判
メディアはこの会社をどう見てる?

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや懸念」
報道件数(30日)
482
前月比 -12.5%
メディア数
142
日本経済新聞, 株探, 日刊工業新聞, Yahoo!ファイナンス, Bloomberg
業界内ランキング
上位 5%
電気機器業界 250社中 12位
報道のトーン
30%
好意的
20%
中立
50%
否定的
報道件数の推移
掲載メディア分布

どんな話題が多い?

決算・業績 40%
製品・技術開発 30%
M&A・経営戦略 20%
その他 10%
同業他社とのメディア露出比較

最近の出来事

2025年2月 業績修正

長期目標の5年先送りを発表し、EV市場の成長鈍化の影響が鮮明となった。

2025年3月 新プラットフォーム

米Altiumと共同で「Renesas 365」を発表し、ソフトウェア定義型製品開発を加速。

2025年2月 事業譲渡

タイミングデバイス事業を米SiTimeへ4700億円で売却する戦略的再編を実施。

詳細 & リンク
投資判断のための詳細データ

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残4,344,200株
売り残597,700株
倍率7.27倍
2026年2月20日時点
今後の予定
第1四半期決算発表 2025年4月24日

時価総額は約4.9兆円に達し、国内半導体セクターの中核銘柄として位置づけられています。バリュエーション面ではPER21.4倍、PBR1.85倍と、国内外の半導体メーカーと比較してやや割安な水準にあります。信用倍率が7倍台と買い残が積み上がっており、短期的な需給の重しになる可能性がある点には注意が必要です。

税金はいくら払ってる?

税引前利益 法人税等 実効税率
FY2023/12 390766百万円 53680百万円 13.7%
FY2024/12 222977百万円 3893百万円 1.7%

FY2023/12は営業利益に対して実効税率13.7%と低めですが、これはIFRS適用企業特有の繰延税金資産の影響です。FY2024/12は実効税率1.7%とさらに低下しており、大規模な買収に伴うのれん償却や繰延税金資産の計上が影響しています。半導体業界は研究開発投資が大きく、各種税額控除の恩恵を受けやすい構造となっています。

誰がこの会社の株を持ってる?

日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 14.09%
日本カストディ銀行(信託口) 5.68%
トヨタ自動車 4.14%
State Street Bank 505001 3.44%
その他(機関投資家・個人) 72.65%

旧日立・三菱電機・NECの半導体事業統合で誕生した経緯から、トヨタ自動車(4.14%)が戦略的株主として残る。かつて筆頭株主だった産業革新機構(INCJ)は全株売却済み。外国人株主比率は約41%で、グローバル半導体企業としての評価を反映。

会社の公式開示情報

車載半導体や産業用マイコンを主力とするセグメント構成であり、自動車の電動化や自動運転化、IoT化による需要増を主要な収益機会としています。一方で、地政学リスクや半導体市況のサイクルの激しさがリスク要因として開示されており、M&Aによる技術取得を積極的に進める経営戦略が特徴です。

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ルネサスエレクトロニクス まとめ

業績
普通
配当
少なめ
安全性
安定
稼ぐ力
普通
話題性
不評

「車載マイコンの世界王者から、M&Aを駆使してソフトウェア・プラットフォーム企業へ変貌を遂げる半導体大手」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026年3月3日 06:00 JST / データ提供: OSHIKABU