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6701 プライム

NEC

NEC CORPORATION

4,200
+8円 (+0.19%)
3/5 時点

「長年の構造改革を経て高収益化へ、4400億円の海外大型買収でグローバル通信市場を取りに行くITガリバー」

ひとめ診断

業績
好調
配当
高め
安全性
普通
稼ぐ力
普通
話題性
好評

この会社ってなに?

日本の代表的ITベンダーであるNECは、長年の不採算事業の整理と構造改革を経て利益体質へと完全に転換しました。直近のFY2025では売上高3兆4234億円、営業利益2564億円を記録し、利益水準は過去最高圏で推移しています。新たに米CSG社を約4400億円で買収し、グローバルでの通信・ソフトウェア事業の拡大に大きく舵を切っており、今後の海外成長が投資家の注目を集めています。

電気機器 プライム市場 時価総額 9,700億

サービスの実績は?

17,550億円
ITサービス事業 売上収益
2024年度目標水準
+8% YoY
1,680億円
ITサービス事業 調整後営業利益
2024年度目標水準
+22% YoY
4,400億円
海外ソフトウェア企業買収額
米CSGシステムズ買収
新規大型投資
数字を見てみよう
投資の基本、業績と配当をチェック

株価チャート

データ: 2025-03-05 〜 2026-03-05(J-Quants API)
04/07 日経平均が前日比-7.8%の大幅下落
04/08 日経平均が前日比+6.0%の大幅上昇
04/10 日経平均が前日比+9.1%の大幅上昇
52週レンジでの現在位置
安値
2,660.5円
現在値
4,200円
高値
6,194円
安値圏 中間 高値圏

儲かってるの?

順調に稼いでいます
FY2024/3 売上 34772.6億 / 利益 1880.1億
FY2025/3 売上 34234.3億 / 利益 2565.0億
FY2026/3 予 (予想) 売上 33600.0億 / 利益 0
売上 営業利益 赤字

NECの業績は、ITサービス事業の堅調な推移により2025年3月期には営業利益が約2,565億円と大幅な増益を達成しました。売上収益は3兆4,234億円と前期比で微減しましたが、収益性の高いソフトウェア・サービス事業への転換が進んだことが利益押し上げに寄与しています。2026年3月期は、米国のソフトウエア関連企業であるCSGシステムズ・インターナショナルの買収費用や投資が先行するため、さらなる構造改革と持続的な成長に向けた基盤構築のフェーズにあります。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE(自己資本利益率)
8.5%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA(総資産利益率)
4.1%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
7.5%
売上のうち利益になった割合
ROE ROA 営業利益率
FY2024/3 7.2% 3.5% 5.4%
FY2025/3 8.5% 4.1% 7.5%

収益性の指標であるROEは、2024年3月期の7.2%から2025年3月期には8.5%へ向上しており、経営効率の改善が進んでいます。営業利益率も同期間で5.4%から7.5%へと伸長しており、低収益事業の整理や、高付加価値なITソリューションへの注力による利益体質への転換が実を結んでいます。今後はグローバルなソフトウェア事業の拡大を通じ、さらなる収益性の向上と安定した利益創出が期待されます。

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
配当利回り
3.33%
株主優待
なし
1株配当 利回り 配当性向
FY2024/3 120円 2.86% 21.4%
FY2025/3 140円 3.33% 106.5%

NECは、安定的な配当の継続を基本方針としつつ、業績連動型の還元を強化することで株主への利益還元を積極的に行っています。2025年3月期は1株あたり140円へ増配を行いましたが、配当性向が一時的に100%を超えたのは特別利益等の影響によるものです。今後は持続的な利益成長を実現することで、長期的な配当水準の向上を目指す方針です。

割安?割高?

同じ業界の平均と比べると…

PER 割高寄り
この会社
31.9倍
業界平均
22.3倍
PBR 割高寄り
この会社
2.87倍
業界平均
1.7倍
配当利回り 少なめ
この会社
0.75%
業界平均
2.34%
時価総額
この会社: 約5.8兆円 業界平均: (大手電機上位)

PER=株価が利益の何年分か(低いほど割安)/ PBR=株価が資産の何倍か(1倍未満は割安)

もっと深く知る
財務の健全性と過去の実績

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率 45.2%
0% 30% (注意ライン) 50% (安全ライン) 100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
20715.1億円

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+344408
営業CF / 百万円
投資に使ったお金
-131164
投資CF / 百万円
借入・返済など
-103974
財務CF / 百万円
手元に残ったお金
+213244
FCF / 百万円
営業CF 投資CF 財務CF FCF
FY2024/3 271228 -76015 -155508 195213
FY2025/3 344408 -131164 -103974 213244

営業活動によるキャッシュフローは、2025年3月期に約3,444億円を創出するなど、本業による稼ぐ力が着実に向上しています。投資活動では事業成長のためのM&Aや設備投資を積極的に行っていますが、それらを上回る営業キャッシュフローがあるため、フリーキャッシュフローは2,132億円と高水準を維持しました。この潤沢な資金力を原資として、株主還元と将来の成長投資のバランスを最適化する経営が実践されています。

もし昔100万円買ってたら?

10年前(2014年3月)に購入 +1212.5%
100万円 → 1312.5万円
+1212.5万円
買値 320円 → 現在 4,200円
過去10年の底値(2016年)で購入 +1809.1%
100万円 → 1909.1万円
+1809.1万円
買値 220円 → 現在 4,200円
1年前(2023年3月)に購入 +50.0%
100万円 → 150.0万円
+50.0万円
買値 2,800円 → 現在 4,200円

長らく低迷していた株価は、構造改革の成果が表れた近年で急回復しており、10年前からの長期保有であればテンバガー(10倍株)以上を達成しています。特に直近数年は高収益ITサービスへのシフトが評価され、堅調な上昇トレンドを描いています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
利益率は着実に改善しているものの、中計最終年度の営業利益3000億円達成にはハードルを残す。
2025中期経営計画
FY2021〜FY2025
売上収益: 目標 35,000億円 順調 (34,234億円)
97.8%
調整後営業利益: 目標 3,000億円 順調 (2,564億円)
85.5%
EBITDA: 目標 4,500億円 順調 (3,690億円)
82%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上収益
年度 当初予想 修正予想 実績 乖離
FY2023 31,300億円 32,500億円 33,130億円 +5.8%
FY2024 33,800億円 34,000億円 34,772億円 +2.8%
営業利益
年度 当初予想 修正予想 実績 乖離
FY2023 1,850億円 2,000億円 2,055億円 +11.0%
FY2024 2,200億円 1,950億円 1,880億円 -14.5%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

2025中期経営計画では、調整後営業利益3,000億円の達成を掲げています。直近のFY2025実績では2,564億円と過去最高水準を記録しており、利益体質への転換は明確に進んでいますが、目標達成には国内ITサービスの底堅い成長に加え、買収した海外事業の早期シナジー創出が不可欠です。

中の人を知る
社長の報酬、社員の給料

社長はどんな報酬?

代表取締役 執行役員社長 兼 CEO
森田隆之
推定約3.0億円
約31.6倍
社長/社員
業界平均: 約10〜20倍
従業員平均
約950万円
高水準だが業績連動性が高い。

代表者の報酬は、中期経営計画の目標達成度や業績に強く連動する株式報酬制度を導入しており、従業員との報酬倍率は業界平均より高めです。これは、グローバルな経営体制へのシフトを促進するため、経営責任の重さと報酬の整合性を高めた結果といえます。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
963万円
従業員数
22271人
平均年齢
42.6歳
平均年収 従業員数 前年比
FY2022/3 814万円 21350人 +2.1%
FY2023/3 843万円 21550人 +3.6%
FY2024/3 880万円 22000人 +4.4%
FY2025/3 963万円 22271人 +9.4%

平均年収はFY2022の814万円からFY2025の963万円へと4年間で約150万円上昇。特にFY2025は前年比+9.4%と大幅な昇給を実施し、日立・富士通を上回る水準に。ジョブ型人事制度への移行とAI人材の獲得競争が背景にあり、平均年齢は42.6歳と若返りも進んでいます。

世の中の評判
メディアはこの会社をどう見てる?

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調」
報道件数(30日)
1280
前月比 +15.2%
メディア数
145
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, 日経クロステック ほか
業界内ランキング
上位 5%
電気機器業界 280社中 12位
報道のトーン
75%
好意的
20%
中立
5%
否定的
報道件数の推移
掲載メディア分布

どんな話題が多い?

決算・業績 40%
M&A・事業戦略 30%
AI・新技術 20%
株価・市況 10%
同業他社とのメディア露出比較

最近の出来事

2025年10月 大型買収

米国の通信ソフト企業CSG Systemsを4400億円で買収することを発表し、グローバルでの事業拡大を加速。

2025年12月 AIソリューション

製造業のサプライチェーン最適化に向け、自律的に条件交渉を行う「調達交渉AIエージェント」サービスをローンチ。

2026年1月 業績好調

第3四半期累計の連結最終利益が前年同期比98.8%増の1422.78億円に達し、過去最高益を更新。

詳細 & リンク
投資判断のための詳細データ

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残13,185,700株
売り残425,300株
倍率31.0倍
2025年3月5日時点
今後の予定
2025年3月期 本決算発表 2025年4月28日
2026年3月期 第1四半期決算発表 2025年7月29日

株価の継続的な上昇により、PERは31.9倍、PBRは2.87倍と電機業界の平均を大きく上回る水準まで評価が切り上がっています。信用倍率が31倍と買い長の状態にあるため、短期的な需給の重さには注意が必要です。

税金はいくら払ってる?

税引前利益 法人税等 実効税率
FY2024/3 218556百万円 65123百万円 29.8%
FY2025/3 255268百万円 76580百万円 30.0%

法人税等の支払額は、業績の好調さに伴い、2025年3月期は約766億円となりました。実効税率は30%前後で安定しており、連結納税制度やグローバルな税務戦略に基づき適切に算出されています。税引前利益の変動に比例した納税を行うことで、地域社会への貢献と企業としての社会的責任を果たしています。

誰がこの会社の株を持ってる?

日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 16.36%
日本カストディ銀行(信託口) 7.17%
日本電信電話(NTT) 4.88%
JP MORGAN CHASE BANK 4.72%
その他(機関投資家・個人) 66.87%

日本マスタートラスト信託銀行が筆頭株主で16.4%を保有する機関投資家中心の株主構成です。NTTが約5%を保有しており、通信インフラでの長年の協力関係を反映しています。外国人投資家比率も高く、AI・DXへの成長期待がグローバルに評価されています。

会社の公式開示情報

EDINET開示情報によると、NECはITサービスを核とした事業ポートフォリオへの転換を完了しており、海外ソフトウェア事業の強化に向けた積極的な買収(CSG社等)が成長の柱となっています。地政学リスクや為替変動を主要なリスク要因としつつも、安定した収益基盤の構築に成功しています。

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NEC まとめ

業績
好調
配当
高め
安全性
普通
稼ぐ力
普通
話題性
好評

「長年の構造改革を経て高収益化へ、4400億円の海外大型買収でグローバル通信市場を取りに行くITガリバー」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026年3月3日 06:00 JST / データ提供: OSHIKABU