安川電機
YASKAWA ELECTRIC CORPORATION
「モーションコントロールとロボット技術を核に、自動化からデータ活用へと進化するメカトロニクスの巨人」
ひとめ診断
この会社ってなに?
安川電機は、ACサーボモーターや産業用ロボットで世界トップクラスのシェアを誇る企業です。直近ではソフトバンクとのAIロボット協業や、Oishii Farmとの農業自動化など、ハードウェアにAIやデータを掛け合わせたソリューション展開を加速しています。直近の2026年2月期業績予想は中国市場の減速等により下方修正(売上収益5,150億円、当期利益330億円)されましたが、省人化・自動化の長期的な需要を背景に、次世代の生産体制構築に向けたM&Aや提携を積極的に進めています。
サービスの実績は?
株価チャート
2,582円
5,599円
儲かってるの?
安川電機は産業用ロボットやACサーボモータのグローバルリーダーとして、工場の自動化ニーズを背景に安定した収益基盤を築いています。直近の決算では、半導体や電子部品業界の設備投資停滞といった外部環境の影響を受け、売上収益が前期比4.2%減の5,150億円、当期利益が同42.1%減の330億円へと下方修正されました。今後は成長市場での受注回復と、コスト構造の最適化による収益性の改善が業績回復の鍵となります。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2024/2 | 12.4% | 7.2% | 11.5% |
| FY2025/2 | 13.0% | 7.7% | 9.3% |
同社は技術力を核とした高付加価値製品を展開しており、モーションコントロールおよびロボット事業における高いブランド力と市場シェアが強固な収益力を支えています。製造業の自動化トレンドが長期的に続く中で効率的な生産体制を維持していますが、近年は原材料価格の高騰や市場の需要変動による利益率の圧縮が課題となっています。今後は、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進を通じて製造現場の更なる効率化を図り、ROEの安定的な維持を目指す方針です。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 利回り | 配当性向 |
|---|---|---|---|
| FY2024/2 | 64円 | 1.26% | 33.0% |
| FY2025/2 | 68円 | 1.34% | 31.1% |
配当方針において、安川電機は持続的な成長に向けた投資を優先しつつ、安定的な配当の継続を重要な経営指標としています。業績連動型の配当政策を採用しており、収益拡大時には積極的に株主へ利益を還元する姿勢を示しています。今後も強固な財務基盤を維持しながら、長期的な企業価値向上を通じて株主への利益還元を継続していく方針です。
割安?割高?
同じ業界の平均と比べると…
PER=株価が利益の何年分か(低いほど割安)/ PBR=株価が資産の何倍か(1倍未満は割安)
財務は安全?
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2024/2 | 54619 | -29346 | -29416 | 25273 |
| FY2025/2 | 56505 | -21287 | -15673 | 35218 |
安川電機は、主力のロボット・サーボ事業から安定的な営業キャッシュフローを創出しており、成長投資と株主還元をバランス良く実施するサイクルを確立しています。投資活動においては、国内外の生産能力増強や技術開発に向けた設備投資を積極的に行っています。潤沢な手元資金を背景に財務の安定性が確保されており、長期視点での持続的な企業価値向上を可能にするキャッシュフロー構造です。
もし昔100万円買ってたら?
過去10年スパンで見ると、世界的な自動化・省人化ニーズの波に乗り、株価は大きく上昇しています。直近1年間では、中国景気の減速懸念により高値から調整局面に入っていますが、底値からは強い反発力を見せています。
会社の計画は順調?
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年2月期 | 5500億円 | 5150億円 | — | -6.4% |
| 2025年2月期 | 5756億円 | — | 5376億円 | -6.6% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年2月期 | 465億円 | 330億円 | — | -29.0% |
| 2025年2月期 | 711億円 | — | 569億円 | -19.8% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
中期経営計画「Realize 25」の最終年度に向けて、中国市場の回復遅れや設備投資の先送りが響き、直近の業績見通しは下方修正を余儀なくされています。しかし、AIロボットの実用化や自動化ソリューションへの投資を着実に進めており、長期的な成長基盤の構築に注力しています。
社長はどんな報酬?
代表取締役の報酬は業績連動型を軸としており、高い世界シェアによる収益性と企業価値の向上を反映した設定です。従業員の平均年収も製造業平均を大きく上回る高水準にあり、経営層との報酬格差は過度に大きくない健全なバランスが保たれています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| FY2023/2 | 862万円 | 3313人 | +2.5% |
| FY2024/2 | 872万円 | 3280人 | +1.2% |
| FY2025/2 | 869万円 | 3170人 | -0.3% |
平均年収は860万円台で安定推移しており、製造業としてはトップクラスの水準です。平均勤続年数18.4年と長く、技術者が長く活躍できる環境が整っています。従業員数は3,170名(単体)で、連結では12,833名のグローバル企業です。
メディアでどれくらい注目されてる?
どんな話題が多い?
最近の出来事
第1四半期決算発表において、ロボット需要の減速が表面化しました。
今期最終利益を12%上方修正し、市場の収益改善期待が高まりました。
3-11月期累計が44%減益となり、グローバル経済の不透明感が反映されました。
株の売買状況と今後の予定
電気機器セクター全体と比較して、PER・PBRともに割高な水準で取引されています。これは、同社のロボット技術やモーションコントロール事業に対する将来の成長プレミアムが市場から高く評価されているためです。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|
同社は、世界各地でグローバルに事業を展開しているため、各国の税率や租税条約に基づいた適切な納税を行っています。業績が好調な局面では税引前利益に応じた法人税等を計上し、連結業績の変動に伴って実効税率も一定の範囲内で推移する傾向にあります。グローバル企業として法令を遵守し、適正な納税を通じて各国での社会的責任を果たしています。
誰がこの会社の株を持ってる?
信託銀行経由の機関投資家が上位を占める典型的な機関投資家主導の株主構成です。オーナー家は存在せず、プロの経営陣による運営。みずほ銀行がメインバンクとして安定株主の役割を果たしています。外国人投資家比率も高く、グローバルなFA(ファクトリーオートメーション)需要への期待が反映されています。
会社の公式開示情報
EDINET開示情報によると、主要セグメントはモーションコントロール(サーボモータ・コントローラ)とロボットで、世界的な自動化ニーズを背景にした安定した収益基盤を有しています。一方で、中国市場の景気動向や世界的な半導体・電子部品の需給状況がリスク要因として開示されており、グローバル経済の影響を強く受ける構造です。
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安川電機 まとめ
「モーションコントロールとロボット技術を核に、自動化からデータ活用へと進化するメカトロニクスの巨人」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
最終更新: 2026年3月3日 06:00 JST / データ提供: OSHIKABU