フリークアウト・HD
FreakOut Holdings, inc.
「アドテクを起点にM&Aを駆使し、インフルエンサー経済と動画広告へ業容転換を図る持株会社」
ひとめ診断
この会社ってなに?
FY2024は売上高517.1億円に対し、北米事業の不振等により純利益が-31.90億円の大幅赤字となりました。しかし、FY2025は売上高503.2億円ながら営業利益0.96億円、純利益2.75億円と黒字転換を見込んでいます。今後は約77億円を投じたUUUMの完全子会社化によるインフルエンサーマーケティング事業のシナジー創出や、TVerなどプレミアム動画広告領域での巻き返しが期待され、翌期は営業利益7.0億円へのV字回復を予想しています。
サービスの実績は?
株価チャート
430円
796円
儲かってるの?
2024年3月期は純損失約31.9億円と厳しい結果でしたが、2025年3月期には営業利益約0.96億円、純利益約2.8億円と黒字化を達成しました。2026年3月期には売上高550億円、営業利益7億円への増益を計画しています。デジタルマーケティング市場における事業拡大と、インフルエンサーマーケティング領域への投資効果が業績回復を牽引しています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2024/9 | -18.8% | -7.7% | 0.0% |
| FY2025/9 | 2.3% | 0.7% | 0.2% |
2024年3月期は営業利益率0%と収益性は低迷していましたが、2025年3月期にはROEが2.3%へ改善するなど収益構造の立て直しが進んでいます。今後、高収益な広告プロダクトへの注力により、営業利益率のさらなる向上が期待されます。足元では過剰なコスト構造の見直しが利益率改善に寄与しています。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 利回り | 配当性向 |
|---|---|---|---|
| FY2024/9 | 0円 | 0.00% | 0.0% |
| FY2025/9 | 0円 | 0.00% | 0.0% |
現在は事業成長のための投資を最優先する段階にあり、配当の実施は見送られています。内部留保を優先し、技術開発やM&Aを通じた企業価値の向上に注力する方針です。将来的な業績の安定化と成長ステージの転換に合わせて、配当政策の検討が進む可能性があります。
割安?割高?
同じ業界の平均と比べると…
PER=株価が利益の何年分か(低いほど割安)/ PBR=株価が資産の何倍か(1倍未満は割安)
財務は安全?
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2024/9 | -2699 | 244 | 3055 | -2455 |
| FY2025/9 | -36 | -986 | -2992 | -1022 |
2024年3月期は営業CFが約27億円のマイナスとなるなど、積極的な事業再編や買収に伴うキャッシュの流出が先行しました。2025年3月期は営業CFの赤字幅が大きく縮小しており、キャッシュフローの改善傾向が見て取れます。今後は既存事業での安定した利益創出により、フリーキャッシュフローの黒字転換を目指す段階にあります。
もし昔100万円買ってたら?
IPO直後は高い成長期待から初値7,000円と高騰しましたが、その後の業績の波と海外事業の不振により長期的に株価は下落トレンドを辿りました。一方で、上場来安値である430円付近で逆張り投資できていれば、現在の株価で+70%以上のリターンを得られる水準まで回復を見せています。
会社の計画は順調?
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 560.0億円 | — | 517.1億円 | -7.6% |
| FY2025 | 550.0億円 | — | 503.2億円 | -8.5% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 黒字予想 | — | -31.90億円 | 大幅未達 |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 7.00億円 | — | 0.96億円 | -86.2% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
過去数年はトップライン(売上高)こそ拡大したものの、北米事業の不振やのれん償却費用の重さから利益面では苦戦を強いられています。現行の新・中期経営計画ではEBITDA60億円を掲げており、UUUM買収によるシナジー効果が利益水準をどこまで押し上げられるかが最大の焦点となります。
社長はどんな報酬?
代表取締役の報酬総額は公開情報と概算から推定される範囲内で、従業員平均年収との倍率は一般的な上場企業の水準と比べても非常に低い水準に留まっている。これは創業者経営者として、短期的な高額報酬よりも企業価値の向上や再投資による株主還元を重視する姿勢の現れである。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| FY2025/9 | 751万円 | 1051人 | - |
FY2025/9期の従業員平均年収は751万円であり、広告テクノロジーおよびマーケティング支援業界の中でも比較的高い水準にある。優秀なエンジニアやデータサイエンティストの確保を重視した成長投資の一環として、競争力のある処遇が維持されている。
メディアでどれくらい注目されてる?
どんな話題が多い?
最近の出来事
第1四半期の連結経常利益が前年同期比91.9%増と急拡大し、通期計画に対する進捗率が108.8%に到達。
北米事業の課題を織り込みつつ、売上高550億円を目指す新たな成長戦略を開示。
UUUM株式会社の公開買付けを完了し、インフルエンサーマーケティング事業の経営統合を推進。
株の売買状況と今後の予定
現在のPERは25.6倍と、来期以降の業績急回復(営業利益7億円見込み)を一部織り込んだ水準です。信用買い残が約60万株と積み上がっており、売り残がゼロであるため、短期的には上値の重い展開が予想されます。また無配であるため、純粋なキャピタルゲイン狙いの投資対象となります。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2024/9 | -2227百万円 | 613百万円 | -27.5% |
| FY2025/9 | 564百万円 | 289百万円 | 51.2% |
| FY2026/9 予 | 700百万円 | 200百万円 | 28.6% |
FY2024/9期は特別損失(のれん減損等)により税引前利益が大幅赤字となりましたが、法人税等は613百万円を計上しました。これは繰延税金資産の取り崩し等によるものです。FY2025/9期は利益回復に伴い実効税率も正常化する見通しです。
誰がこの会社の株を持ってる?
創業者の本田謙CEOの資産管理会社が37%、伊藤忠商事が16%を保有。大手商社の出資を受けた広告テック企業として異色の株主構成。海外展開における伊藤忠のネットワークが活かされている。
会社の公式開示情報
主力であるDSP(広告配信プラットフォーム)事業に加え、インフルエンサーマーケティング事業などを展開。UUUMの買収など積極的なM&Aによる事業拡大を進めており、海外事業の収益安定化や広告効果の可視化が今後の重要な業績変動要因となる。
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「アドテクを起点にM&Aを駆使し、インフルエンサー経済と動画広告へ業容転換を図る持株会社」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
最終更新: 2026年3月3日 06:00 JST / データ提供: OSHIKABU