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5401 プライム

日本製鉄

NIPPON STEEL CORPORATION

604.2
-1円 (-0.17%)
3/5 時点

「脱炭素と地政学リスクを乗り越え、USスチール買収で『世界1億トン・利益1兆円』へ邁進する日本の鉄鋼王者」

ひとめ診断

業績
普通
配当
高め
安全性
普通
稼ぐ力
普通
話題性
不評

この会社ってなに?

FY2025の売上高は8兆6,955億円、営業利益は5,479億円と強固な収益基盤を堅持しています。2025年6月には約2兆円(142億ドル)を投じた米USスチールの買収を完了し、北米市場への本格展開と規模の経済を確保しました。今後は「2030中長期経営計画」に基づき、5年間で6兆円の成長・脱炭素投資を実行し、構造改革を進めながら連結実力利益1兆円を目指す変革の只中にあります。

鉄鋼 プライム市場 時価総額 3.4兆

サービスの実績は?

1億トン
グローバル粗鋼生産能力目標
USスチール買収後・2030年目標
拡大見込み
6兆
中長期投資額
2026〜2030年度の5年間
脱炭素・成長投資へ配分
3,000億円
政策保有株式売却余地
来期以降の目安
資本効率化の推進
数字を見てみよう
投資の基本、業績と配当をチェック

株価チャート

データ: 2025-03-05 〜 2026-03-05(J-Quants API)
04/07 日経平均が前日比-7.8%の大幅下落
04/08 日経平均が前日比+6.0%の大幅上昇
04/10 日経平均が前日比+9.1%の大幅上昇
52週レンジでの現在位置
安値
530円
現在値
604.2円
高値
704.4円
安値圏 中間 高値圏

儲かってるの?

まあまあです
FY2024/3 売上 88681.0億 / 利益 7786.6億
FY2025/3 売上 86955.3億 / 利益 5479.6億
FY2026/3 予 (予想) 売上 100000.0億 / 利益 0
売上 営業利益 赤字

2024年3月期の純利益約5,494億円から、2025年3月期には約3,502億円へと減益基調で推移しています。さらに2026年3月期予想では、米USスチール買収に伴う事業売却損等の影響により約600億円の最終赤字を見込んでいます。ただし売上高は10兆円規模の成長を目指しており、大型買収を機とした中長期的な構造転換の途上にあります。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE(自己資本利益率)
5.9%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA(総資産利益率)
3.2%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
6.3%
売上のうち利益になった割合
ROE ROA 営業利益率
FY2024/3 10.3% 5.1% 8.8%
FY2025/3 5.9% 3.2% 6.3%

収益性指標は、ROEが前期の10.3%から5.9%へ、営業利益率も8.8%から6.3%へと低下傾向にあります。これは大型買収や構造改革に伴う一時的な費用負担が先行していることが主な要因です。今後は買収した資産の統合効果やグローバル生産体制の最適化を通じて、実力利益の向上と収益性の再改善が図られる見通しです。

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
配当利回り
5.30%
株主優待
あり
1株配当 利回り 配当性向
FY2024/3 32円 5.30% 26.8%
FY2025/3 32円 5.30% 45.6%

株主還元については、配当性向30%程度を目安としつつ、下限配当(年間24円/株)を導入した安定的な方針を掲げています。現在は業績変動の影響で配当性向が一時的に上昇していますが、利益成長に伴う株主への還元強化を長期的な目標としています。株主優待として、抽選による工場見学会への招待等を実施しています。

割安?割高?

同じ業界の平均と比べると…

PER 割安寄り
この会社
1.7倍
業界平均
約8.8倍
PBR 割安寄り
この会社
0.12倍
業界平均
約0.6倍
配当利回り
この会社: 約4.0%〜5.0% 業界平均: 約3.5%
時価総額
この会社: 約3兆3,000億円 業界平均: 業界トップクラス

PER=株価が利益の何年分か(低いほど割安)/ PBR=株価が資産の何倍か(1倍未満は割安)

もっと深く知る
財務の健全性と過去の実績

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率 49.2%
0% 30% (注意ライン) 50% (安全ライン) 100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
59033.8億円

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+978593
営業CF / 百万円
投資に使ったお金
-462428
投資CF / 百万円
借入・返済など
-313334
財務CF / 百万円
手元に残ったお金
+516165
FCF / 百万円
営業CF 投資CF 財務CF FCF
FY2024/3 1010159 -710654 -543945 299505
FY2025/3 978593 -462428 -313334 516165

営業キャッシュフローは1兆円前後の高水準を維持しており、本業による安定した収益獲得能力が示されています。投資キャッシュフローは大型買収や設備投資に伴い流出が続いていますが、フリーキャッシュフローは2025年3月期に約5,162億円へと増加しました。構造改革による経営効率化と投資の適正化が、潤沢なキャッシュ創出に寄与しています。

株主にどれだけ報いた?

TOPIXを上回っています
自社TSR(最新)
417.7%
株主総利回り
TOPIX(最新)
213.4%
市場平均

※ 基準時点を100%として、配当込みの株主総利回りを比較

FY2021からFY2025にかけて、自社TSRは一貫してTOPIXを大幅にアウトパフォームしています(FY2025: 自社TSR 417.7% vs TOPIX 213.4%)。これは、紐付き価格の是正によるマージン改善や、USスチール買収によるグローバル戦略の明確化など、経営陣の強力なコミットメントと構造改革が株式市場から高く評価された結果です。

もし昔100万円買ってたら?

上場来安値(1962年頃)に購入 +1449.2%
100万円 → 1549.2万円
+1449.2万円
買値 39円 → 現在 604.2円
52週安値で購入 +14.0%
100万円 → 114.0万円
+14.0万円
買値 530円 → 現在 604.2円
52週高値で購入 -14.2%
100万円 → 85.8万円
-14.2万円
買値 704.4円 → 現在 604.2円

鉄鋼業界特有の市況変動により株価のサイクルは大きいものの、マージン改善や海外M&Aといった構造改革が好感された局面では力強いリターンを生んでいます。直近では大型買収に伴う財務負担懸念等で上値が重い展開も見られます。

会社の計画は順調?

A
総合評価
マクロ環境の逆風下でも高い利益水準を維持し、USスチール買収という歴史的マイルストーンを達成
2030中長期経営計画
FY2026〜FY2030
連結実力利益: 目標 1兆円 やや遅れ (5,479億円)
54.8%
グローバル粗鋼生産能力: 目標 1億トン 順調 (約8,600万トン)
86%
下限配当設定: 目標 24円/株 達成 (160円/株)
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度 当初予想 修正予想 実績 乖離
FY2024 88,000億円 88,500億円 88,681.0億円 +0.7%
FY2025 88,000億円 87,000億円 86,955.3億円 -1.1%
営業利益
年度 当初予想 修正予想 実績 乖離
FY2024 8,000億円 7,800億円 7,786.6億円 -2.6%
FY2025 6,500億円 5,500億円 5,479.6億円 -15.7%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

「2030中長期経営計画」では、USスチールの買収完了に伴い、グローバルでの粗鋼生産能力1億トンの実現と、5年間で6兆円に及ぶ巨額投資を掲げています。構造改革や政策保有株の売却を通じた資金捻出によって資本効率を改善しつつ、脱炭素化の波を成長機会へと変える道筋を明確に示しています。

中の人を知る
社長の報酬、社員の給料

社長はどんな報酬?

代表取締役社長
今井 正
推定約12,388万円
約14.6倍
社長/社員
業界平均: 10〜20倍
従業員平均
850万円
世界的な経営責任に見合った水準

代表取締役の役員報酬は、大規模なグローバル買収や経営改革の成果を考慮した水準となっています。国内の製造業平均と比較して報酬倍率はやや高めですが、売上高数兆円規模のグローバル企業を牽引する責任の大きさを反映しており、経営陣の報酬方針は取締役会直下の会議体を通じて透明性が担保されています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
905万円
従業員数
29200人
平均年齢
40.5歳
平均年収 従業員数 前年比
FY2022/3 774万円 28926人 +3.5%
FY2023/3 807万円 28714人 +4.3%
FY2024/3 829万円 29084人 +2.7%
FY2025/3 905万円 29200人 +9.2%

平均年収905万円は鉄鋼業界トップクラス。FY2025/3は前年比+76万円(+9.2%)と大幅に上昇し、ベースアップと業績連動賞与が寄与。単体約2.9万名、連結では約11.4万名の大組織。平均年齢40.5歳、平均勤続年数18.2年と重厚長大産業らしい安定雇用です。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 15名)
女性 3名(20.0%) 男性 12名
20%
80%
監査報酬
117,100万円
設備投資額
5703.5億円
平均勤続年数(従業員)
18.2年
臨時従業員数
18812人

女性役員比率20%を達成しており、経営の多様性確保に向けた取り組みが進行中です。監査等委員会設置会社として監視機能を強化しており、USスチール買収という巨額投資を含む経営判断に対し、強固なガバナンス体制と監査報酬(約11.7億円)を通じた適正なチェックが働いています。

世の中の評判
メディアはこの会社をどう見てる?

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや懸念」
報道件数(30日)
482
前月比 +12.5%
メディア数
84
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, ダイヤモンド・オンライン, NewsPicks
業界内ランキング
上位 5%
鉄鋼業 120社中 1位
報道のトーン
35%
好意的
25%
中立
40%
否定的
報道件数の推移
掲載メディア分布

どんな話題が多い?

USスチール買収 40%
業績・財務 30%
中長期経営計画 20%
株主還元 10%
同業他社とのメディア露出比較

最近の出来事

2025年6月 買収完了

U.S.Steelの買収が正式に完了し、グローバル生産能力1億トン体制の構築へ舵を切る。

2025年12月 経営計画

2030中長期経営計画を公表し、5年間で6兆円規模の成長投資を宣言した。

2026年2月 業績修正

構造改革や設備トラブルの影響により、FY2025期の最終利益が3502.27億円となる下方修正を発表。

詳細 & リンク
投資判断のための詳細データ

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残24,387,000株
売り残2,786,300株
倍率8.75倍
2026年3月時点時点
今後の予定
2026年3月期 本決算発表 2026年5月中旬予定
第1四半期決算発表 2026年8月上旬予定

PER1.7倍、PBR0.12倍という水準は、鉄鋼業界の平均と比較しても極めて割安に放置されていることを示唆しています。USスチール買収による成長期待の一方で、今後の投資負担や市況悪化リスクが株価のディスカウント要因として意識されている状態です。

税金はいくら払ってる?

税引前利益 法人税等 実効税率
FY2024/3 778662百万円 210239百万円 27.0%
FY2025/3 547960百万円 164388百万円 30.0%
FY2026/3 予 -60000百万円 0百万円 0.0%

法人税等の支払額は、税引前利益の変動に伴い連動しています。2024年3月期は約2,102億円、2025年3月期は約1,644億円の納税額となりました。2026年3月期は業績予想が赤字であるため、法人税等の支払いは発生しない見込みです。

誰がこの会社の株を持ってる?

日本マスタートラスト信託銀行(信託) 13.7%
日本カストディ銀行(信託) 4.3%
JP MORGAN CHASE BANK 2.1%
日本生命保険 1.8%
その他(機関投資家・海外投資家) 78.1%

信託銀行経由の機関投資家が中心の株主構成。外国人持株比率は約24%でグローバル機関投資家の存在感が大きい。特定の親会社やオーナーは存在せず、プロ経営者による独立経営。従業員持株会(1.3%)も安定株主として機能。USスチール買収で海外投資家の注目度がさらに上昇。

会社の公式開示情報

役員報酬

30,971万円
取締役10名の合計

EDINET開示情報では、製鉄事業を主軸としつつ、エンジニアリングや化学などの多角的なポートフォリオが確認されます。特に米USスチールの買収完了に伴うグローバル粗鋼生産能力1億トンの獲得が最大の事業戦略となっており、脱炭素投資や構造改革に伴う一時的なコスト発生が、短期的にはリスク要因として慎重に管理されている状況です。

最新ニュース

リスク要因

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ニュース一覧

ポジティブ
日本製鉄「2030中長期経営計画」を発表、5兆円投資を掲げる
12/12 · 日本経済新聞
ポジティブ
日本製鉄によるU.S.Steelの買収完了とパートナーシップ開始
09/18 · DBJニュース
ネガティブ
日本製鉄、今期最終を9%下方修正
11/07 · 株探
中立
日本製鉄、政策保有株の売却による収益改善方針を発表
08/01 · 日本経済新聞

関連リンク

日本製鉄 まとめ

業績
普通
配当
高め
安全性
普通
稼ぐ力
普通
話題性
不評

「脱炭素と地政学リスクを乗り越え、USスチール買収で『世界1億トン・利益1兆円』へ邁進する日本の鉄鋼王者」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026年3月3日 06:00 JST / データ提供: OSHIKABU