エニーマインドグループ
AnyMind Group Inc.
「ブランド構築からEC支援まで、アジア全域でM&Aを駆使して急成長を続けるコマーステック企業」
ひとめ診断
この会社ってなに?
エニーマインドグループ(5027)は、アジア全域でインフルエンサーマーケティングやEC・D2C支援を幅広く展開するテクノロジー企業です。直近の2025年12月期決算では売上収益573億円(前期比13.0%増)を達成した一方、営業利益は17.98億円(同29.7%減)となりました。M&A(直近ではサン・スマイル買収など)による非連続な成長戦略を継続し、2027年12月期に売上収益1,050億円を目指す中期目標を掲げています。
サービスの実績は?
株価チャート
443円
1,277円
儲かってるの?
AnyMind Groupは、アジア市場におけるEC支援やインフルエンサーマーケティングの成長を背景に、**直近の当期利益において約23.4億円の黒字を達成**しました。過去数年間は先行投資による赤字が先行していましたが、事業規模の拡大と高利益率なテクノロジーサービスの浸透により、収益性は着実に改善しています。今後は中期経営計画で掲げた売上高1,050億円の目標達成に向け、引き続きM&Aを通じた市場シェアの拡大を図る見込みです。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2023/12 | 4.1% | 2.4% | 2.2% |
| FY2024/12 | 14.0% | 6.8% | 5.0% |
収益性については、事業の多角化と効率化が進んだことで、営業利益率は改善傾向にあります。特に自社開発のマーケティングツールやECプラットフォームによるプラットフォームビジネスが、高い粗利率を維持するドライバーとなっています。継続的な先行投資が必要な業態ではありますが、規模の経済が働き始めることで、さらなる利益率の向上が期待されます。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 利回り | 配当性向 |
|---|---|---|---|
| FY2023/12 | 0円 | 0.0% | 0.0% |
| FY2024/12 | 2円 | 0.41% | 15.0% |
当社は成長フェーズにあるため、これまで内部留保を優先し無配としてきましたが、業績の安定化に伴い初の配当実施へと転換しました。株主還元については、将来の成長投資と配当のバランスを慎重に検討する方針です。現在の配当利回りは0.41%と控えめですが、持続的な利益成長に応じた配当性向の引き上げが期待されています。
割安?割高?
同じ業界の平均と比べると…
PER=株価が利益の何年分か(低いほど割安)/ PBR=株価が資産の何倍か(1倍未満は割安)
財務は安全?
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2023/12 | 1200 | -800 | 500 | 400 |
| FY2024/12 | 3500 | -2200 | -300 | 1300 |
営業キャッシュフローは、主力のEC支援・マーケティング事業が成長したことにより、前期比で大幅なプラスに転じました。投資キャッシュフローについては、成長戦略の一環として他社を買収するM&A費用がかさんでいますが、本業の稼ぐ力でこれらを賄う体制が整いつつあります。今後は、得られたFCFを次なる成長機会や将来の株主還元にどう充てるかが注目されます。
もし昔100万円買ってたら?
2023年3月の上場直後は成長期待から高値圏で推移していましたが、直近の減益決算などの影響により株価はIPO価格(初値1,000円)を下回る水準で推移しています。ただし、上場来安値(443円)からは反発の兆しを見せており、中長期的な成長シナリオへの回帰が市場で評価されるかが注目されます。
会社の計画は順調?
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年12月期 | 450億円 | 500億円 | 507.1億円 | +12.6% |
| 2025年12月期 | 600億円 | 573億円 | 573億円 | -4.5% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年12月期 | 19億円 | 24億円 | 25.5億円 | +34.2% |
| 2025年12月期 | 24億円 | 17.98億円 | 17.98億円 | -25.0% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
2027年12月期に向けた中期目標では、売上収益1,050億円、営業利益63億円という高い水準を目指しています。積極的なM&A(GROVEやサン・スマイルなど)を通じて事業領域を拡大し、トップラインは順調に成長していますが、直近の2025年12月期は営業減益となり、利益成長と投資のバランス確保が今後の鍵となります。
社長はどんな報酬?
従業員の平均年収が1,100万円と非常に高いため、経営層との報酬格差は業界平均よりも大幅に縮小しています。成長企業として、利益の還元よりも事業投資を優先しつつ、優秀な人材の定着を重視した報酬設計となっている点が特徴的です。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| FY2024/12 | 1100万円 | 1941人 | - |
従業員平均年収は1,100万円と非常に高い水準にあります。グローバルな事業展開を行い、高度なテクノロジー人材を確保する必要があるため、優秀なエンジニアやマーケターに対する高水準な報酬体系が業績成長を支えています。
メディアでどれくらい注目されてる?
どんな話題が多い?
最近の出来事
2024年12月期通期決算にて売上高507.1億円という過去最高益を達成。
美容雑貨販売のサン・スマイルを41億円で子会社化し、D2C領域を強化。
業績回復に伴い、剰余金の配当に関する決定事項を開示し株主還元姿勢を明確化。
株の売買状況と今後の予定
株価水準はPER17.8倍、PBR1.72倍と、情報・通信業のグロース企業としては比較的割安な水準に調整されています。時価総額は約296億円にとどまっており、中期目標の達成による再評価余地があります。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2023/12 | 600百万円 | 180百万円 | 30.0% |
| FY2024/12 | 2500百万円 | 750百万円 | 30.0% |
法人税等の支払額は、業績の黒字化と利益成長に伴い、当期は約7.5億円と大幅に増加しました。実効税率は概ね標準的な水準で推移しており、グローバル展開による各国税制の影響を受けつつも、安定した税務管理が行われています。赤字期には繰越欠損金の活用などにより税負担が軽減されていましたが、現在は安定的な納税フェーズへと移行しています。
誰がこの会社の株を持ってる?
CEOの十河氏が37%を保有するオーナー企業。機関投資家の保有も始まっており、グロース市場の中では認知度が高まっている。M&Aを積極的に進めるCEOのリーダーシップが特徴。
会社の公式開示情報
マーケティング事業とD2C/EC事業を軸にアジア全域で展開し、M&Aを活用した積極的な成長戦略を推進しています。開示情報では、国際的なビジネス展開に伴うカントリーリスクや、急速な組織拡大に伴う人材確保のリスクを重要な経営課題として挙げています。
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エニーマインドグループ まとめ
「ブランド構築からEC支援まで、アジア全域でM&Aを駆使して急成長を続けるコマーステック企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
最終更新: 2026年3月3日 06:00 JST / データ提供: OSHIKABU