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5020 プライム

ENEOSホールディングス

ENEOS Holdings, Inc.

1,404
+71.5円 (+5.37%)
3/5 時点

「脱炭素への移行期を現実的なエネルギーミックスと累進配当で乗り切る、国内最大の総合エネルギー企業」

ひとめ診断

業績
普通
配当
少なめ
安全性
普通
稼ぐ力
普通
話題性
普通

この会社ってなに?

ENEOSホールディングスは、国内シェア約5割を握る石油元売りの最大手です。足元では在庫影響を除いた実質営業利益で4,200億円を見込むなど、強固な事業基盤を背景に手堅い収益を維持しています。従来の脱炭素偏重からLNG等への現実的な戦略シフトを図るとともに、下限30円の累進配当や子会社JX金属の上場を通じた資本効率の改善が、投資家から高く評価されています。

石油・石炭製品 プライム市場 時価総額 4.0兆

サービスの実績は?

2,000
DX人材育成目標
全社員の約20%
進行中
30
累進配当の下限額
第4次中計起点
維持・増配
50%
総還元性向目標
在庫影響除き当期利益対比
3カ年平均
数字を見てみよう
投資の基本、業績と配当をチェック

株価チャート

データ: 2025-03-05 〜 2026-03-05(J-Quants API)
04/07 日経平均が前日比-7.8%の大幅下落
04/08 日経平均が前日比+6.0%の大幅上昇
04/10 日経平均が前日比+9.1%の大幅上昇
52週レンジでの現在位置
安値
590円
現在値
1,404円
高値
1,552.5円
安値圏 中間 高値圏

儲かってるの?

まあまあです
FY2024/3 売上 138566.6億 / 利益 4649.5億
FY2025/3 売上 123224.9億 / 利益 1060.9億
FY2026/3 予 (予想) 売上 117000.0億 / 利益 3600.0億
売上 営業利益 赤字

ENEOSホールディングスは、原油価格の変動や為替の影響を受けやすいエネルギー事業を中核としており、在庫影響を除いた実力値での利益確保を経営の重要課題としています。直近では再生可能エネルギーなどの成長分野への投資を進める一方で、不採算事業の整理や資産効率の改善に注力しています。厳しい市場環境下においても、石油製品の安定供給という社会的使命を果たしつつ、持続的な収益基盤の再構築を目指している点が特徴です。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE(自己資本利益率)
6.5%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA(総資産利益率)
2.6%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
0.9%
売上のうち利益になった割合
ROE ROA 営業利益率
FY2024/3 7.8% 2.8% 3.4%
FY2025/3 6.5% 2.6% 0.9%

収益性については、エネルギー市況の変動が激しい中でROIC(投下資本利益率)やROE(自己資本利益率)の向上を目標に掲げ、資本効率の改善を推進しています。石油精製・販売という装置産業の性質上、大規模な設備投資が必要となりますが、不採算資産の売却や事業ポートフォリオの最適化を通じて、利益率の安定化を図っています。今後はカーボンニュートラル社会に向けた新規事業の創出が、将来的な収益性の向上と中長期的な成長の鍵となります。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
配当利回り
2.47%
株主優待
なし
1株配当 利回り 配当性向
FY2025/3 22円 2.1% 28.5%
FY2026/3 34円 2.5% 30.1%

配当方針として、1株あたり30円を起点とする業績連動型の累進配当を導入し、株主への利益還元を強化しています。これは、業績の変動にかかわらず安定した配当を維持しつつ、成長に応じて増配を目指す株主重視の姿勢を明確に示したものです。優待制度は実施していませんが、配当を通じた直接的な還元を経営の優先事項として位置づけています。

割安?割高?

同じ業界の平均と比べると…

PER 割安寄り
この会社
5.5倍
業界平均
6.8倍
PBR 割高寄り
この会社
1.16倍
業界平均
0.6倍
配当利回り 多め
この会社
2.47%
業界平均
2.35%
時価総額 割高寄り
この会社
3.7兆円
業界平均
1.0兆円

PER=株価が利益の何年分か(低いほど割安)/ PBR=株価が資産の何倍か(1倍未満は割安)

もっと深く知る
財務の健全性と過去の実績

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率 35.3%
0% 30% (注意ライン) 50% (安全ライン) 100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
34705.6億円

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+576835
営業CF / 百万円
投資に使ったお金
+130765
投資CF / 百万円
借入・返済など
-630414
財務CF / 百万円
手元に残ったお金
+707600
FCF / 百万円
営業CF 投資CF 財務CF FCF
FY2022/3 0 0 0 0
FY2023/3 0 0 0 0
FY2024/3 0 0 0 0
FY2025/3 1010283 -240983 -331031 769300
FY2026/3 576835 130765 -630414 707600

営業キャッシュフローは本業のエネルギー販売で安定的な資金を生み出していますが、市況変動の影響を受けて期ごとに振れ幅が見られます。当期は投資活動がプラスに転じており、これは保有資産の売却や事業再編による資金回収が寄与したものと考えられます。結果として、約7,076億円という潤沢なフリーキャッシュフローを確保し、これを配当や将来の成長投資へ振り向ける安定的な循環を実現しています。

株主にどれだけ報いた?

TOPIXを上回っています
自社TSR(最新)
242.1%
株主総利回り
TOPIX(最新)
213.4%
市場平均

※ 基準時点を100%として、配当込みの株主総利回りを比較

当期のTSR(株主総利回り)は242.1%となり、TOPIXの213.4%を大幅にアウトパフォームしています。これは、下限30円の累進配当の導入や、子会社であるJX金属のIPO等を通じた明確な資本効率の改善策が市場から好感され、株価が大きく押し上げられたためです。

もし昔100万円買ってたら?

持株会社化時(2010年4月)に購入 +180.8%
100万円 → 280.8万円
+180.8万円
買値 500円 → 現在 1,404円
コロナ・ショック底値時(2020年3月)に購入 +338.6%
100万円 → 438.6万円
+338.6万円
買値 320.1円 → 現在 1,404円
1年前(2025年3月安値圏)に購入 +138.0%
100万円 → 238.0万円
+138.0万円
買値 590円 → 現在 1,404円

コロナ禍での歴史的な原油安局面(2020年3月)で上場来安値320.1円を記録しましたが、その後の原油価格の回復と積極的な株主還元策(累進配当の導入等)が評価され、株価は大きく反発しています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
原油価格変動の影響を受けつつも、実質的な利益目標は手堅く達成
旧・第3次中期経営計画
FY2023〜FY2025
在庫影響除き営業利益: 目標 4,000億円 達成 (4,200億円)
105%
ROE: 目標 8.0% 未達 (6.8%)
85%
DX人材数: 目標 2,000人 やや遅れ (1,200人)
60%
第4次中期経営計画
FY2025〜FY2027
ROE: 目標 10.0% やや遅れ (6.8%)
68%
ROIC: 目標 6.0% やや遅れ (4.0%)
66%
総還元性向: 目標 50%以上 順調 (50%)
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度 当初予想 修正予想 実績 乖離
FY2023 13兆5,000億円 13兆億円 12兆9,000億円 -4.4%
FY2024 13兆2,000億円 12兆5,000億円 12兆1,000億円 -9.0%
営業利益
年度 当初予想 修正予想 実績 乖離
FY2023 3,400億円 4,100億円 4,200億円 +23.5%
FY2024 4,000億円 4,100億円 4,200億円 +5.0%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

原油価格や為替の変動による在庫影響を除いた実質的な営業利益を重視した経営を行っています。旧中計では水素や再エネへの野心的な目標を掲げていましたが、事業環境の変化を踏まえて目標を現実的なLNG等へ修正し、第4次中計ではROE10%・ROIC6%といった資本効率の改善に焦点を当てています。

中の人を知る
社長の報酬、社員の給料

社長はどんな報酬?

代表取締役社長
齊藤 猛
推定約20,085万円
約23.6倍
社長/社員
業界平均: 10〜20倍
従業員平均
約850万円
極めて健全かつ適正な報酬水準です。

役員報酬総額は3億900万円ですが、これを全取締役(社外取締役含む)で按分すると、代表取締役の報酬は極めて抑制的です。従業員平均給与との倍率は業界平均と比較しても非常に低く、経営陣の報酬が株主や従業員とのバランスを強く意識した設計になっていることが分かります。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
1068万円
従業員数
1339人
平均年齢
44歳
平均年収 従業員数 前年比
FY2022/3 1006万円 905人 +2.8%
FY2023/3 992万円 873人 -1.4%
FY2024/3 947万円 888人 -4.5%
FY2025/3 1068万円 1339人 +12.8%

HD単体の平均年収は約950〜1,070万円で推移し、FY2025/3は1,068万円と過去最高水準に回復。従業員数は2025/3に大幅増加(グループ再編の影響を含む)。エネルギー業界の中でもトップクラスの給与水準であり、平均年齢44歳は業界平均と同程度。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 10名)
女性 4名(40.0%) 男性 6名
40%
60%
監査報酬
169,700万円
設備投資額
1743.1億円
平均勤続年数(従業員)
17年
臨時従業員数
14361人

ENEOSホールディングスは、女性役員比率を40.0%まで高めるなど、多様性の確保とガバナンス強化を積極的に推進しています。強固な監査体制を維持しながら、広大な事業規模に対応した経営監視機能を発揮しており、コーポレートガバナンス・コードへの対応も進んでいます。

世の中の評判
メディアはこの会社をどう見てる?

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調」
報道件数(30日)
128
前月比 +12.5%
メディア数
42
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, ロイター, 東洋経済オンライン
業界内ランキング
上位 5%
石油・石炭製品業 50社中 1位
報道のトーン
45%
好意的
40%
中立
15%
否定的
報道件数の推移
掲載メディア分布

どんな話題が多い?

決算・業績 40%
株価・市況 30%
中期経営計画 15%
M&A・提携 15%
同業他社とのメディア露出比較

最近の出来事

2025年5月 中計発表

第4次中期経営計画を公表し、累進配当の導入と株主還元方針の強化を発表しました。

2025年8月 TOB完了

傘下のJX金属がタツタ電線へのTOBを成立させ、グループの素材事業を強化しました。

2025年11月 業績修正

2026年3月期通期連結業績予想を上方修正し、在庫影響除きの営業利益を4,200億円と見込みました。

詳細 & リンク
投資判断のための詳細データ

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残2,055,400株
売り残483,000株
倍率4.26倍
2026年2月27日時点
今後の予定
第4次中期経営計画 発表 2025年5月
本決算発表 2025年5月中旬

PERは5.5倍と業界平均を下回る割安な水準に置かれていますが、PBRは1倍を回復しており、資本コストを意識した経営が一定の評価を得ています。高配当銘柄として個人投資家の人気も高く、信用買い残も一定規模存在します。

税金はいくら払ってる?

税引前利益 法人税等 実効税率
FY2025/3 382000百万円 125000百万円 32.7%
FY2026/3 250000百万円 82000百万円 32.8%

法人税等の支払額は、連結税引前利益の変動に比例して推移しており、法的な実効税率に基づいた適正な納税が行われています。当期予想においても、エネルギー事業の収益性に基づき算出された利益見通しに応じて、約820億円規模の法人税負担を見込んでいます。企業活動の規模が極めて大きく、国や地方への税負担を通じた公共的貢献も重要な役割となっています。

誰がこの会社の株を持ってる?

日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 16.69%
日本カストディ銀行(信託口) 5.72%
STATE STREET BANK 505001 2.77%
JPモルガン証券 2.16%
その他(機関投資家・個人) 72.66%

筆頭株主は日本マスタートラスト信託銀行で16.7%を保有。特定のオーナー企業・創業家が支配する構造ではなく、機関投資家中心の分散型株主構成。外国法人が約27%、金融機関が約35%を占め、国際的に注目されている銘柄。個人株主も約34%と多く、配当方針への関心が高い。

会社の公式開示情報

役員報酬

30,900万円
取締役1名の合計

EDINET開示情報によると、同社は石油精製・販売を核としつつ、素材や再生可能エネルギーへの多角化を図る複雑な事業ポートフォリオを有しています。地政学リスクに伴う原油価格変動や為替の動向が直接的な利益に影響を及ぼすため、これら外部要因を事業リスクとして重要視しています。

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リスク要因

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普通
配当
少なめ
安全性
普通
稼ぐ力
普通
話題性
普通

「脱炭素への移行期を現実的なエネルギーミックスと累進配当で乗り切る、国内最大の総合エネルギー企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026年3月3日 06:00 JST / データ提供: OSHIKABU