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4901 プライム

富士フイルムHD

FUJIFILM Holdings Corporation

2,995.5
+29.5円 (+0.99%)
3/5 時点

「写真フィルムの祖業から転換し、バイオ・ヘルスケアと半導体材料で成長を牽引する多角化の成功モデル」

ひとめ診断

業績
好調
配当
少なめ
安全性
安定
稼ぐ力
普通
話題性
好評

この会社ってなに?

富士フイルムHDは、従来のフィルム事業からヘルスケアや高機能材料(半導体材料など)の成長領域へ見事な事業ポートフォリオ転換を遂げました。直近のFY2025では売上高3兆1,958億円、営業利益3,301億円と過去最高益水準を記録し、為替の追い風やメディカルシステムの好調が業績を牽引しています。中期経営計画「VISION2030」では、特にバイオCDMO領域への巨額投資を通じて、さらなる収益性と資本効率の向上を目指しています。

化学 プライム市場 時価総額 3.7兆円

サービスの実績は?

7,000億円
バイオCDMO売上目標
2030年度目標
年平均成長率20%目標
65
年間配当金
FY2025実績
1:3株式分割後で実質増配
77.57
信用倍率
2026年2月27日時点
買い残472万株
数字を見てみよう
投資の基本、業績と配当をチェック

株価チャート

データ: 2025-03-05 〜 2026-03-05(J-Quants API)
04/07 日経平均が前日比-7.8%の大幅下落
04/08 日経平均が前日比+6.0%の大幅上昇
04/10 日経平均が前日比+9.1%の大幅上昇
52週レンジでの現在位置
安値
2,516円
現在値
2,995.5円
高値
3,787円
安値圏 中間 高値圏

儲かってるの?

順調に稼いでいます
FY2024/3 売上 29609.2億 / 利益 2767.3億
FY2025/3 売上 31958.3億 / 利益 3301.6億
FY2026/3 予 (予想) 売上 32800.0億 / 利益 3310.0億
売上 営業利益 赤字

富士フイルムHDの業績は堅調に推移しており、FY2025/3の売上高は約3兆1,958億円と成長を続けています。ヘルスケアや高機能材料といった成長分野が牽引し、FY2026/3も売上高3兆2,800億円と過去最高水準を更新する見通しです。為替の影響に加え、各事業ポートフォリオの最適化が進んだことが増収増益の主要因となっています。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE(自己資本利益率)
7.8%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA(総資産利益率)
5.0%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
10.3%
売上のうち利益になった割合
ROE ROA 営業利益率
FY2024/3 7.7% 5.1% 9.3%
FY2025/3 7.8% 5.0% 10.3%

収益性については、FY2025/3の営業利益率は10.3%へと改善傾向にあります。これは高収益なメディカルシステム事業の拡大が寄与しており、ROE(自己資本利益率)も7.8%と安定した水準を維持しています。今後は事業構造の転換をさらに進め、さらなる資本効率の向上を目指すフェーズにあります。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
配当利回り
2.17%
株主優待
あり
1株配当 利回り 配当性向
FY2024/3 150円 5.01% 74.2%
FY2025/3 65円 2.17% 30.0%

配当政策では中長期的な利益成長に応じた安定的な還元を重視しています。FY2024/3には株式分割の影響等を含め配当水準を調整し、現在は配当性向30%程度を一つの目安としています。成長投資とのバランスを考慮しつつ、株主還元と企業価値の最大化を両立させる方針です。

割安?割高?

同じ業界の平均と比べると…

PER 割安寄り
この会社
13.8倍
業界平均
15.0倍(化学平均)
PBR 割安寄り
この会社
1.08倍
業界平均
1.2倍(化学平均)
配当利回り 少なめ
この会社
2.16%
業界平均
2.5%(化学平均)
時価総額
この会社: 3.7兆円 業界平均: 業界トップクラス

PER=株価が利益の何年分か(低いほど割安)/ PBR=株価が資産の何倍か(1倍未満は割安)

もっと深く知る
財務の健全性と過去の実績

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率 63.8%
0% 30% (注意ライン) 50% (安全ライン) 100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
33526.8億円

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
本業で稼いだお金
+428162
営業CF / 百万円
投資に使ったお金
-541953
投資CF / 百万円
借入・返済など
+108883
財務CF / 百万円
手元に残ったお金
-113791
FCF / 百万円
営業CF 投資CF 財務CF FCF
FY2024/3 407941 -527416 -462 -119475
FY2025/3 428162 -541953 108883 -113791

営業キャッシュフローは年間で約4,000億円超と潤沢な稼ぐ力を維持しています。一方で、成長分野への積極的な設備投資やM&Aを優先しているため、フリーキャッシュフローは一時的にマイナスとなっています。これは将来の収益基盤を拡大するための意図的な投資支出であり、成長戦略の一環として評価されます。

株主にどれだけ報いた?

TOPIXを下回っています
自社TSR(最新)
169.5%
株主総利回り
TOPIX(最新)
213.4%
市場平均

※ 基準時点を100%として、配当込みの株主総利回りを比較

富士フイルムHDのTSR(株主総利回り)は、FY2021からFY2025にかけてTOPIXを継続的にアンダーパフォームしています。ヘルスケア事業などの業績は好調に推移しているものの、積極的なM&AやバイオCDMOへの巨額の設備投資に伴う先行負担が嫌気され、短期的な資本効率(ROE等)の低下を懸念した売りが影響していると考えられます。

もし昔100万円買ってたら?

10年前(2014年)に購入 +99.7%
100万円 → 199.7万円
+99.7万円
買値 1,500円 → 現在 2,995.5円
52週安値(直近の底値)で購入 +19.1%
100万円 → 119.1万円
+19.1万円
買値 2,516円 → 現在 2,995.5円
1年前の高値圏で購入 -14.4%
100万円 → 85.6万円
-14.4万円
買値 3,500円 → 現在 2,995.5円

過去10年という長期目線で見れば、祖業からの見事なピボット(事業転換)が評価され株価は大きく上昇しました。しかし、直近1年間では株式分割後の需給要因や半導体市況の不透明感から株価は調整局面にあり、1年前の高値圏で購入した場合はマイナスリターンとなっています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
ヘルスケア・電子材料の成長と為替の追い風により、目標値に順調に到達しつつある。
中期経営計画「VISION2030」
FY2024〜FY2026
売上高: 目標 34,500億円 順調 (31,958億円)
92.6%
営業利益: 目標 3,600億円 順調 (3,301億円)
91.7%
純利益: 目標 2,700億円 順調 (2,609億円)
96.6%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度 当初予想 修正予想 実績 乖離
FY2024 29,500億円 29,609億円 +0.4%
FY2025 31,000億円 31,958億円 +3.1%
営業利益
年度 当初予想 修正予想 実績 乖離
FY2024 2,900億円 2,767億円 -4.6%
FY2025 3,000億円 3,301億円 +10.1%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

中期経営計画「VISION2030」では、2026年度までに売上高3兆4,500億円、営業利益3,600億円という高い目標を掲げています。直近のFY2025実績を見る限り、為替の好影響やヘルスケア事業の伸長により進捗率は90%を超えており、達成の確度は高いと評価できます。今後はバイオCDMOなどへの先行投資がどの程度利益に貢献するかが鍵となります。

中の人を知る
社長の報酬、社員の給料

社長はどんな報酬?

代表取締役社長・CEO
後藤 禎一
推定約24,520万円
非開示
社長/社員
業界平均: 10〜20倍
従業員平均
非開示
報酬水準は業界標準に即しており、業績連動性が重視されています。

役員報酬は株主総会の決議に基づく上限内で決定され、業績連動報酬や中長期的な企業価値向上を意識した報酬体系を採用しています。従業員の平均年収と比較しても過度な格差はなく、持続的な成長に向けたガバナンスと公平性が担保された設計となっています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
1124万円
従業員数
815人
平均年齢
43.5歳
平均年収 従業員数 前年比
FY2022/3 1006万円 838人 +2.5%
FY2023/3 1033万円 845人 +2.7%
FY2024/3 1074万円 821人 +4.0%
FY2025/3 1124万円 815人 +4.7%

平均年収1,124万円は化学業界トップクラスの水準。FY2025/3は前年比+50万円(+4.7%)と大幅上昇。持株会社のため従業員数は約800名と少数精鋭ですが、連結では約7.3万名を擁するグローバル企業。平均年齢43.5歳、平均勤続年数19.3年と安定した雇用環境です。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 15名)
女性 4名(27.0%) 男性 11名
27%
73%
監査報酬
98,000万円
設備投資額
4483.6億円
平均勤続年数(従業員)
17.5年
臨時従業員数
9731人

女性役員比率が27.0%と高く、多様な視点を取り入れた透明性の高い経営体制を構築しています。監査報酬の規模や広範な開示姿勢からも、東証プライム上場企業として強固なコーポレート・ガバナンスを維持しており、持続的な成長と社会課題の解決を両立させる経営を目指しています。

世の中の評判
メディアはこの会社をどう見てる?

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調」
報道件数(30日)
482
前月比 +12.5%
メディア数
124
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, 日経CNBC, 産経ニュースほか
業界内ランキング
上位 5%
化学業界 450社中 22位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的
報道件数の推移
掲載メディア分布

どんな話題が多い?

決算・業績 40%
ヘルスケア・CDMO 30%
M&A・提携 15%
株価・市況 15%
同業他社とのメディア露出比較

最近の出来事

2025年1月 事業拡大

豪州のデジタルサービス企業を買収し、DX領域の事業成長を加速させる方針を公表。

2025年2月 業績上方修正

第3四半期決算にて通期連結業績予想を上方修正、営業利益は3350億円を見込む。

2025年9月 JV設立

コニカミノルタとの複合機部品調達を統合する新会社を正式に立ち上げ。

詳細 & リンク
投資判断のための詳細データ

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残4,724,200株
売り残60,900株
倍率77.57倍
2026年2月27日時点
今後の予定
第3四半期決算発表 2026年2月5日
本決算発表 2026年5月上旬

時価総額は3.7兆円と化学セクターにおいてトップクラスを誇ります。PER13.8倍、PBR1.08倍は過去の成長性を考慮するとやや割安な水準に放置されている印象を受けますが、信用買い残が470万株を超える高水準(信用倍率77倍)となっており、短期的には上値が重い展開が想定されます。

税金はいくら払ってる?

税引前利益 法人税等 実効税率
FY2026/3 予 331000百万円 69000百万円 20.8%

FY2026/3の税引前利益予想は3,310億円に対して、法人税等は690億円を見込んでいます。実効税率は約20.8%となっており、標準的な税率水準です。グローバルに事業を展開しているため、各国の税制や税効果会計の影響を考慮した合理的な納税計画となっています。

誰がこの会社の株を持ってる?

日本マスタートラスト信託銀行(信託) 18.96%
日本カストディ銀行(信託) 6.51%
日本生命保険 3.51%
STATE STREET BANK(海外機関) 3.36%
その他(機関投資家・海外投資家) 67.66%

信託銀行経由の機関投資家が最大株主。外国人持株比率は約30%と高く、グローバル機関投資家の注目度が高い。特定のオーナーや親会社が存在しない、独立性の高い経営体制が特徴です。日本生命やSTATE STREET BANKなど国内外の長期投資家が安定保有しています。

会社の公式開示情報

役員報酬

61,300万円
取締役11名の合計

EDINET開示情報によると、同社はヘルスケア、マテリアルズ、ビジネスイノベーションの3本柱で構成されており、特定の事業に依存しない多角的な収益基盤を築いています。主な事業リスクには為替変動の影響や国際的な地政学リスク、技術革新に伴う市場の変化などが挙げられ、これらに対して柔軟に対応する体制をとっています。

最新ニュース

リスク要因

  • [object Object]

ニュース一覧

ポジティブ
富士フイルムHD、2026年3月期業績予想を上方修正
2/27 · 日本経済新聞
ポジティブ
第3四半期決算発表、半導体材料とデジタルカメラが好調
2/5 · 株探
ポジティブ
豪州のデジタルメッセージ配信サービス企業を買収しDX支援を強化
1/28 · MarkeZine
ポジティブ
バイオCDMO事業の成長戦略と2030年度の目標売上7000億円を発表
1/15 · 日経CNBC
中立
コニカミノルタとの部品調達新会社設立に向け契約締結
12/10 · 日本経済新聞

関連リンク

富士フイルムHD まとめ

業績
好調
配当
少なめ
安全性
安定
稼ぐ力
普通
話題性
好評

「写真フィルムの祖業から転換し、バイオ・ヘルスケアと半導体材料で成長を牽引する多角化の成功モデル」

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最終更新: 2026年3月3日 06:00 JST / データ提供: OSHIKABU