LINEヤフー
LY Corporation
「国内8割のユーザーを抱える圧倒的顧客基盤を武器に、事業再編とAI活用で再成長を描くメガプラットフォーマー」
ひとめ診断
この会社ってなに?
LINEヤフーは、国内最大級のメッセージアプリ「LINE」と検索ポータル「Yahoo! JAPAN」を統合し、決済事業「PayPay」などを擁する巨大プラットフォーム企業です。FY2025の連結業績見通しでは、売上高1兆9,174.8億円、営業利益3,150.3億円を見込んでおり、コマース事業のテコ入れとAI領域への投資を推進しています。直近では経営体制の見直しや配当の増額(1株7.3円へ修正見込み)など、資本効率改善とガバナンス強化に向けた動きが注目されています。
サービスの実績は?
株価チャート
365.1円
571.5円
儲かってるの?
LINEヤフーは、LINEとYahoo! JAPANの経営統合によるシナジー効果が発揮され、FY2025/3には売上高が約1兆9,175億円、営業利益が約3,150億円へ大幅に成長しました。FY2026/3に向けても、事業ポートフォリオの転換やAI活用による競争力強化により、売上高2兆1,000億円を目指す増収基調が続いています。今後も検索広告やPayPay連結による決済金融事業が成長を牽引し、安定した収益拡大が見込まれます。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 3.3% | 1.3% | 11.5% |
| FY2025/3 | 4.5% | 1.7% | 16.4% |
収益性については、コスト構造の適正化や高収益事業への集中が進んだことで、営業利益率はFY2024/3の11.5%からFY2025/3には16.4%へと大きく向上しました。ROE(自己資本利益率)も4.5%へと改善傾向にあり、資本効率の改善に向けた経営姿勢が示されています。今後はさらなるAI技術の活用を通じ、コスト削減と付加価値創出を両立させることで、さらなる利益率の向上が期待されます。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 利回り | 配当性向 |
|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 5.56円 | 1.50% | 36.8% |
| FY2025/3 | 7円 | 1.88% | 33.3% |
配当方針については、成長投資と株主還元のバランスを重視しており、利益成長を背景にFY2025/3は前年比で増配となる1株あたり7円を実現しました。配当性向も30%台前半を維持しており、株主還元への意識が高まっています。今後も安定したキャッシュフロー創出をベースとして、持続的な成長と共に株主への還元強化を目指す方針です。
割安?割高?
同じ業界の平均と比べると…
PER=株価が利益の何年分か(低いほど割安)/ PBR=株価が資産の何倍か(1倍未満は割安)
財務は安全?
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 316477 | -444060 | -81490 | -127583 |
| FY2025/3 | 519590 | -505633 | -416797 | 13957 |
営業キャッシュフローは、コア事業の成長に伴いFY2024/3の約3,165億円からFY2025/3には約5,196億円へと飛躍的に増加し、圧倒的な稼ぐ力を示しています。大規模な投資キャッシュフローは、将来の成長に向けたインフラ整備や子会社化といった戦略的投資を反映しており、結果としてFY2025/3にはフリーキャッシュフロー(FCF)がプラス転換しました。強固な営業CFを原資に、今後も柔軟な投資と株主還元を両立させる見通しです。
もし昔100万円買ってたら?
過去数年の株価推移を見ると、情報漏えい問題や行政指導などのガバナンスリスク、また競合激化による成長鈍化懸念により、直近1年間では株価が調整局面を迎えマイナスリターンとなっています。一方で、2018年末などの悲観論が強まった底値圏で投資できていれば、十分なプラスリターンを確保できている状態です。
会社の計画は順調?
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 19000.0億円 | — | 18146.6億円 | -4.5% |
| FY2025 3Q累計 | 14500.0億円 | — | 14953.0億円 | +3.1% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 2000.0億円 | — | 2081.91億円 | +4.1% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 3Q累計 | 未開示 | — | 44%増益で着地 | 大幅増益 |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
LINEヤフーは、IT技術の進歩の速さを理由に具体的な目標値を示す中長期経営計画の開示を見送っています。しかし、単年度のガイダンスに対する達成意欲は高く、直近の第3四半期累計ではPayPayなどの金融・決済事業の成長とコスト削減により最終44%増益と好調な進捗を見せています。ZHD時代に掲げた利益目標には未達の部分もありましたが、現在の再編下では収益性向上にシフトしています。
社長はどんな報酬?
代表者の報酬は業績目標の達成度に応じたインセンティブが含まれるため、従業員平均年収と比較して高倍率となっています。経営統合後の大規模な組織再編やAIへの大規模投資といった難易度の高い経営判断が求められる局面であり、リーダーシップに対する評価が報酬に反映されている形です。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| FY2022/3 | 1074万円 | 281人 | +4.2% |
| FY2023/3 | 912万円 | 339人 | -15.1% |
| FY2024/3 | 819万円 | 11176人 | -10.2% |
| FY2025/3 | 884万円 | 11035人 | +7.9% |
FY2022〜FY2023は旧Zホールディングス(持株会社体制)のため従業員数が少なく年収が高い数値です。FY2024にLINE・ヤフーと統合し従業員が約11,000名に急増した結果、平均年収が大きく変動しました。FY2025は統合後の実態を反映した884万円で、IT業界では高水準です。
メディアでどれくらい注目されてる?
どんな話題が多い?
最近の出来事
株式会社トレタを子会社化し、LINEを活用した飲食店予約・管理機能の強化を発表しました。
Netflixと提携し、LYPプレミアムとのセットプラン「LYPプレミアム with Netflix」の提供を開始しました。
第3四半期累計で最終利益44%増益を達成し、強固な収益基盤を証明しました。
株の売買状況と今後の予定
情報・通信業のセクター平均PER(約25倍)に対し、当社のPERは17.7倍と相対的に割安感が意識される水準にあります。PBRも0.88倍と1倍を割れており、資本効率の改善が急務です。一方で、信用倍率が68.27倍と非常に高く、将来的な売り圧力(上値の重さ)として警戒される要素となっています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 138612百万円 | 47683百万円 | 34.4% |
| FY2025/3 | 218764百万円 | 65299百万円 | 29.8% |
法人税等の支払額は、税引前利益の増加に伴いFY2025/3には約653億円となり、納税額は着実に推移しています。実効税率は約30%前後で推移しており、業績の成長に合わせて適切な納税が行われています。今後も事業規模の拡大に応じて、法令に基づいた適正な納税を行い、社会的責任を果たしていく見込みです。
誰がこの会社の株を持ってる?
ソフトバンクグループと韓国NAVERの合弁会社「Aホールディングス」が62.4%を保有する支配株主構造です。PBR 0.89倍と解散価値を下回っており、少数株主の利益保護が課題。PayPayのNASDAQ上場により、連結子会社の企業価値が顕在化することが期待されています。
会社の公式開示情報
EDINET開示情報によると、売上高約1.9兆円規模を誇るメガプラットフォーマーであり、主なセグメントはメディア、検索、コマース、フィンテックで構成されています。サイバーセキュリティ強化や事業ポートフォリオの再編を重要リスクとして掲げつつ、PayPayを通じた決済経済圏の拡大に注力している点が特徴的です。
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LINEヤフー まとめ
「国内8割のユーザーを抱える圧倒的顧客基盤を武器に、事業再編とAI活用で再成長を描くメガプラットフォーマー」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
最終更新: 2026年3月3日 06:00 JST / データ提供: OSHIKABU