日本ペイントHD
NIPPON PAINT HOLDINGS CO.,LTD.
「M&Aを駆使する『アセット・アセンブラー』として、世界規模でEPSを積み上げる総合塗料メーカー」
ひとめ診断
この会社ってなに?
FY2024は売上高1兆6387.2億円、営業利益1876.47億円を達成し、ウットラムグループやDuluxGroupなどの買収による海外展開が大きく貢献しています。優秀な経営陣が自律的に成長を目指す「アセット・アセンブラー」モデルを標榜し、株主価値最大化(MSV)を経営の唯一のミッションとして掲げています。FY2025は売上高1兆7400億円、営業利益1980億円の増収増益を見込み、更なるEPSの積み上げが期待されます。
サービスの実績は?
株価チャート
948.9円
1,352円
儲かってるの?
日本ペイントホールディングスは、世界各地でのM&Aを通じたアセット・アセンブラー経営により、売上収益がFY2023/12の約1.4兆円からFY2024/12には約1.6兆円へと大幅な増収を達成しました。営業利益についても着実な積み上げが続いており、FY2025/12には約1,980億円の利益計上を見込んでいます。積極的な事業拡大により、グローバル市場での収益基盤を強固に築いている点が成長の主因です。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2023/12 | 8.7% | 4.4% | 11.7% |
| FY2024/12 | 7.9% | 4.1% | 11.5% |
当社の収益性は、売上規模の拡大に伴い安定した水準を維持しており、FY2024/12時点での営業利益率は約11.5%を確保しました。ROE(自己資本利益率)は7.9%、ROA(総資産利益率)は4.1%と、資本効率を重視した経営が収益を下支えしています。M&Aによる非連続的な成長と、既存事業の堅調な採算性が両立していることが特徴です。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 利回り | 配当性向 |
|---|---|---|---|
| FY2023/12 | 14円 | 1.34% | 27.8% |
| FY2024/12 | 15円 | 1.43% | 27.7% |
配当方針は、株主価値の最大化(MSV)を経営の最優先事項として掲げており、成長投資を優先しつつ安定的な還元を継続しています。配当性向は概ね27%台を維持しており、事業成長に伴う増配が期待できる設計です。株主優待は現在実施していませんが、その分を中長期的な株価上昇と配当によって還元する姿勢を明確にしています。
割安?割高?
同じ業界の平均と比べると…
PER=株価が利益の何年分か(低いほど割安)/ PBR=株価が資産の何倍か(1倍未満は割安)
財務は安全?
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2023/12 | 189755 | -115975 | -38664 | 73780 |
| FY2024/12 | 167401 | -148106 | -37377 | 19295 |
営業キャッシュフローは1,600億円を超える水準を維持しており、圧倒的な本業の稼ぐ力がグループ全体の成長を支えています。投資キャッシュフローがマイナスとなっているのは、グローバルな事業拡大に向けた戦略的なM&A投資を積極的に実施しているためです。この投資が将来の利益創出に繋がる好循環を構築しており、規律ある財務運用が行われています。
もし昔100万円買ってたら?
過去10年間で見ると、積極的な海外M&Aによる業績拡大が株価を牽引し、長期投資家には約3倍の大きなリターンをもたらしています。直近1年間は株式市場全体の調整もあり一時的に下落局面にありましたが、底値からは+10%以上の反発を見せています。
会社の計画は順調?
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2023 | 14000億円 | — | 14425.7億円 | +3.0% |
| FY2024 | 16000億円 | — | 16387.2億円 | +2.4% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2023 | 1600億円 | — | 1687.45億円 | +5.4% |
| FY2024 | 1840億円 | — | 1876.47億円 | +1.9% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
日本ペイントHDは、アセット・アセンブラー(優良資産の組み立て)という独自の経営モデルにより、海外塗料メーカーを次々と傘下に収め、強固な成長基盤を構築しています。FY2024実績は当初予想を上回り、FY2025に向けても着実なEPS積み上げを見込んでおり、ガイダンス達成への確度は高いと評価できます。
社長はどんな報酬?
代表者の報酬は、世界4位の塗料メーカーとしての経営責任とグローバル市場での競争力を考慮し、報酬委員会によって適切に設定されています。従業員平均年収と比較しても過度に乖離しておらず、長期的な企業価値最大化(MSV)に向けた報酬設計が行われています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| FY2022/12 | 1072万円 | 51人 | - |
| FY2023/12 | 977万円 | 54人 | -8.9% |
| FY2024/12 | 1084万円 | 50人 | +10.9% |
持株会社のため従業員数はわずか50〜54名と少数精鋭。平均年収は1,000万円超と化学業界トップクラス。FY2023/12の減少は組織再編に伴う一時的なもので、FY2024/12には1,084万円に回復。連結ベースでは約33,000人の従業員を世界各国に抱えるグローバル企業です。
メディアでどれくらい注目されてる?
どんな話題が多い?
最近の出来事
日本ペイント株式会社において榎本朋夫氏が代表取締役社長に就任し、経営体制を刷新。
2025年12月期決算にて売上高1兆7742億円を記録し、前期比で堅調な成長を示した。
中期経営方針アップデートを実施し、株主価値最大化(MSV)に向けたEPS積み上げ戦略を再確認。
株の売買状況と今後の予定
化学セクターの中では、海外M&Aを活用した高成長期待からPER18.4倍とプレミアムが付与されています。信用倍率が6倍台と買い長ですが、時価総額2.5兆円の大型株であるため需給への悪影響は限定的と見られます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2025/12 予 | 198000百万円 | 64000百万円 | 32.3% |
当社の納税状況は、グローバルでの業績拡大に伴い税引前利益が安定して推移しており、FY2025/12予想では約1,980億円の利益に対し640億円規模の法人税等を見込んでいます。実効税率は約32.3%となっており、標準的な税負担率の範囲内で推移しています。国ごとの税制の違いを考慮しつつ、連結全体で適切な納税管理を行っています。
誰がこの会社の株を持ってる?
シンガポールの塗料・不動産コングロマリットであるウットラムグループが55%を支配する親子上場構造。Nipsea International(55%)とFraser HK(3.6%)を合わせると約59%。ウットラムは「アセット・アセンブラー」モデルの提唱者であり、買収した事業会社の自律経営を尊重しつつ、戦略的にEPSを積み上げるユニークな経営体制を推進しています。
会社の公式開示情報
EDINET開示情報によると、同社は日本国内のみならずアジアを中心としたグローバル展開が売上収益の大部分を占めており、M&Aによる非連続的な成長が特徴です。為替変動や原材料価格の高騰といったグローバル企業特有のリスク要因が、収益面に与える影響を常に監視する必要があります。
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日本ペイントHD まとめ
「M&Aを駆使する『アセット・アセンブラー』として、世界規模でEPSを積み上げる総合塗料メーカー」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
最終更新: 2026年3月3日 06:00 JST / データ提供: OSHIKABU