OSHIKABU
初心者向けかんたん分析
この会社を知る
基本情報をざっくりチェック
4568 プライム

第一三共

DAIICHI SANKYO COMPANY,LIMITED

2,839.5
+29.5円 (+1.05%)
3/5 時点

「抗体薬物複合体(ADC)を武器に、がん領域で世界を席巻するグローバル創薬企業」

ひとめ診断

業績
好調
配当
少なめ
安全性
普通
稼ぐ力
高い
話題性
普通

この会社ってなに?

第一三共は、独自のADC技術を基盤にがん領域で急成長を遂げており、時価総額は約5.4兆円規模に達しています。第5期中期経営計画で掲げた2025年度売上収益目標1.6兆円を大幅に前倒しし、2兆円超えを達成する見込みです。米メルクとの巨額提携などを通じてグローバル展開を加速させており、継続的なパイプライン拡充に投資家からの熱い視線が注がれています。

医薬品 プライム市場 時価総額 5兆3,781億

サービスの実績は?

9,000億円
がん領域売上収益
2025年度達成見込
目標6,000億円を大幅超過
220億ドル
ADC提携規模(最大)
米メルクとの戦略的提携
国内過去最高額水準
8%
DOE(株主資本配当率)目標
2025年度目標
引き上げによる株主還元強化
数字を見てみよう
投資の基本、業績と配当をチェック

株価チャート

データ: 2024-12-03 〜 2026-03-05(J-Quants API)
04/07 日経平均が前日比-7.8%の大幅下落
04/08 日経平均が前日比+6.0%の大幅上昇
04/10 日経平均が前日比+9.1%の大幅上昇
52週レンジでの現在位置
安値
2,684円
現在値
2,839.5円
高値
4,178円
安値圏 中間 高値圏

儲かってるの?

順調に稼いでいます
FY2024/3 売上 16016.9億 / 利益 2115.9億
FY2025/3 売上 18862.6億 / 利益 3319.3億
FY2026/3 予 (予想) 売上 20000.0億 / 利益 3500.0億
売上 営業利益 赤字

第一三共は、抗体薬物複合体(ADC)技術を核としたがん領域での飛躍的な成長により、売上収益が2兆円規模へと拡大しています。米メルク社との戦略的提携による大型契約が寄与し、研究開発投資を積極的に行いながらも強固な収益基盤を構築しました。今後は、がん治療薬の適応拡大と新薬の市場浸透を通じて、持続的な利益成長を目指す戦略を推進しています。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE(自己資本利益率)
18.2%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA(総資産利益率)
8.6%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
17.6%
売上のうち利益になった割合
ROE ROA 営業利益率
FY2024/3 11.9% 5.8% 13.2%
FY2025/3 18.2% 8.6% 17.6%

収益性の高さは、高付加価値な抗がん剤のグローバル展開が牽引しており、研究開発費への巨額投資をこなしつつ高い利益率を維持しています。主力製品の販売伸長と効率的なコスト管理が、経営指標であるROEやROAの向上に寄与しています。今後も革新的な新薬創出サイクルを回し続けることで、業界内でも際立つ高い収益力を継続する見通しです。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
配当利回り
1.7%
株主優待
なし
1株配当 利回り 配当性向
FY2026/3 50円 1.7% 35.0%

配当方針において、DOE(株主資本配当率)を用いた株主還元の強化を掲げており、安定的な配当の継続を重視しています。業績成長に応じた積極的な増配を実施する一方で、将来の創薬に向けた投資との両立を図っています。株主優待制度は設けておらず、配当金および自己株式取得を通じて株主価値を高める方針です。

割安?割高?

同じ業界の平均と比べると…

PER 割高寄り
この会社
33.2倍
業界平均
27.34倍
PBR 割高寄り
この会社
3.08倍
業界平均
1.93倍
配当利回り 少なめ
この会社
1.25%
業界平均
2.45%
時価総額 割高寄り
この会社
5.44兆円
業界平均
1.48兆円

PER=株価が利益の何年分か(低いほど割安)/ PBR=株価が資産の何倍か(1倍未満は割安)

もっと深く知る
財務の健全性と過去の実績

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率 47.0%
0% 30% (注意ライン) 50% (安全ライン) 100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
16234.2億円

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+53842
営業CF / 百万円
投資に使ったお金
+334170
投資CF / 百万円
借入・返済など
-377769
財務CF / 百万円
手元に残ったお金
+388012
FCF / 百万円
営業CF 投資CF 財務CF FCF
FY2022/3 0 0 0 0
FY2023/3 0 0 0 0
FY2024/3 0 0 0 0
FY2025/3 599258 -282636 -123564 316622
FY2026/3 53842 334170 -377769 388012

当期は営業活動によるキャッシュフローが約5.4億円にとどまったものの、資産売却等による投資キャッシュフローのプラス転換により、フリーキャッシュフローは約388億円を確保しました。財務キャッシュフローでは、積極的な自己株式取得や配当支払いに約3,778億円を充当し、株主還元の姿勢を明確にしています。中長期的な成長投資と株主還元のバランスを高度に維持する財務戦略が反映された結果といえます。

株主にどれだけ報いた?

TOPIXを下回っています
自社TSR(最新)
149.5%
株主総利回り
TOPIX(最新)
213.4%
市場平均

※ 基準時点を100%として、配当込みの株主総利回りを比較

過去数期にわたり自社TSRは100%を超える高い絶対リターンを記録していますが、当期は自社TSRが149.5%であるのに対し、TOPIXが213.4%と急伸したため、相対評価としてはアンダーパフォームとなっています。これは、日本株市場全体が歴史的な活況を呈する中で、第一三共の株価が新薬開発の進捗期待による先行上昇から一時的な調整局面に入ったことが主な要因です。

もし昔100万円買ってたら?

10年前(2014年頃)に購入 +89.3%
100万円 → 189.3万円
+89.3万円
買値 1,500円 → 現在 2,839.5円
52週底値(直近)で購入 +5.8%
100万円 → 105.8万円
+5.8万円
買値 2,684円 → 現在 2,839.5円
52週高値で購入 -32.0%
100万円 → 68.0万円
-32.0万円
買値 4,178円 → 現在 2,839.5円

ADCの開発進展と巨額提携により長期的な株価上昇を遂げましたが、直近では市場の期待値の高さから高値圏(4,000円台)からの調整局面にあり、1年以内の高値掴みではマイナスリターンとなっています。

会社の計画は順調?

S
総合評価
がん領域の大幅な成長により、中計のトップライン目標を前倒しで大幅に達成見込み。
第5期中期経営計画
FY2021〜FY2025
売上収益: 目標 1兆6,000億円 前倒し達成 (2兆円(見込))
125%
がん領域売上収益: 目標 6,000億円 前倒し達成 (9,000億円(見込))
150%
R&D費控除前コア営業利益率: 目標 40% 順調
80%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

EPS
年度 当初予想 修正予想 実績 乖離
FY2025 Q3 39.96円 46.79円 +17.1%
営業利益
年度 当初予想 修正予想 実績 乖離
FY2025 Q3 962億円(市場予想) 予想下回る 未達
FY2024 通期 未開示 1%増益見通し 上振れ
売上収益
年度 当初予想 修正予想 実績 乖離
FY2025 通期 1兆6,000億円(中計) 2兆円(見込) +25.0%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

第5期中期経営計画(2021-2025年度)において、独自のADC(抗体薬物複合体)技術が高く評価され、がん領域の売上が想定を大きく上回りました。その結果、2025年度の売上収益目標1.6兆円に対し、2兆円の達成が見込まれるなど、強力な成長モメンタムを維持しています。

中の人を知る
社長の報酬、社員の給料

社長はどんな報酬?

代表取締役社長
奥澤 宏幸
推定約40,360万円
約36.7倍
社長/社員
業界平均: 10〜20倍
従業員平均
1,100万円
業界内では標準的かつ適正な水準です。

代表者の報酬は業績連動指標が組み込まれた設計となっており、企業価値の向上と株主還元のバランスを重視しています。従業員平均年収との倍率は業界平均の範囲内に収まっており、適度な報酬格差で経営の成果を公平に配分するガバナンス体制が構築されています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
1114万円
従業員数
6252人
平均年齢
46歳
平均年収 従業員数 前年比
FY2022/3 1094万円 5725人 +2.1%
FY2023/3 1119万円 5756人 +2.3%
FY2024/3 1113万円 5817人 -0.5%
FY2025/3 1114万円 6252人 +0.1%

平均年収は1,100万円前後で国内製薬企業トップクラスの水準を維持。FY2025は従業員数が435名増加し、エンハーツの事業拡大に伴う積極的な人材採用が進んでいます。平均年齢は46歳と、大手製薬企業として安定した組織構造を有しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 15名)
女性 4名(26.6%) 男性 11名
27%
73%
監査報酬
31,300万円
設備投資額
1138.2億円
平均勤続年数(従業員)
20.3年

女性役員比率が26.6%とダイバーシティ推進が着実に進展しており、透明性の高い経営体制を構築しています。監査報酬の大きさからもガバナンスへの投資姿勢が読み取れ、グローバル企業に相応しい厳格な監視体制が整備されています。

世の中の評判
メディアはこの会社をどう見てる?

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調」
報道件数(30日)
485
前月比 +12.5%
メディア数
124
日本経済新聞, Bloomberg, 株探, Yahoo!ファイナンス, ミクスOnline
業界内ランキング
上位 5%
医薬品業 65社中 3位
報道のトーン
45%
好意的
35%
中立
20%
否定的
報道件数の推移
掲載メディア分布

どんな話題が多い?

新薬開発・提携 45%
決算・財務 30%
株主還元 15%
その他 10%
同業他社とのメディア露出比較

最近の出来事

2025年4月 中計目標達成

第5期中期経営計画の主要KPIにおいて、売上収益目標の1兆6,000億円を大きく上回る2兆円達成を予測する発表を行った。

2025年10月 戦略的提携

米メルクと抗体薬物複合体(ADC)の開発・商業化で提携し、最大220億ドルを受け取る契約を締結した。

2026年1月 決算下振れ

第3四半期決算において、四半期営業利益が市場のコンセンサスを下回る結果となり、株価の調整要因となった。

詳細 & リンク
投資判断のための詳細データ

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残7,850,800株
売り残145,200株
倍率54.07倍
2026年2月27日時点
今後の予定
2025年度 本決算発表 2026年4月下旬
第1四半期決算発表 2026年7月下旬

信用倍率が54倍超と買い長の状態にあり、個人投資家からの押し目買い意欲の高さが窺えます。PER・PBRともに医薬品業界平均を上回っており、がん領域での高い成長期待がプレミアムとして株価に織り込まれている状態です。

税金はいくら払ってる?

税引前利益 法人税等 実効税率
FY2026/3 250000百万円 75000百万円 30.0%

法人税等の支払いは、連結業績における税引前利益の変動に連動しています。日本国内の法定実効税率に基づき算定されており、特別な税務上の特例がない限り、利益成長に伴って納税額も安定的に推移する傾向にあります。グローバル展開による海外子会社での利益計上分については、各国の税制に基づき適切に処理されています。

誰がこの会社の株を持ってる?

日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 17.11%
日本カストディ銀行(信託口) 7.04%
日本生命保険相互会社 4.53%
ステート・ストリート・バンク&トラスト505001 4.46%
JPモルガン・チェース・バンク385632 4.05%

特定の親会社や創業家による大量保有はなく、機関投資家中心の分散型株主構成です。外国人投資家の保有比率が高く、グローバルな製薬企業としての評価を反映しています。エンハーツの成長に伴い海外機関投資家の保有が増加傾向にあります。

会社の公式開示情報

役員報酬

100,900万円
取締役6名の合計

がん領域を中心とした創薬事業が収益の柱であり、ADC技術を用いた新薬開発と海外展開が事業リスクと機会の双方に直結しています。急激な為替変動や規制当局の承認プロセスが主要なリスクとして開示されており、グローバル展開に伴う不確実性の管理が極めて重要です。

最新ニュース

リスク要因

  • [object Object]

ニュース一覧

ポジティブ
第一三共、前期最終が上振れ着地・今期は1%増益、18円増配へ
4/25 · 株探

関連リンク

第一三共 まとめ

業績
好調
配当
少なめ
安全性
普通
稼ぐ力
高い
話題性
普通

「抗体薬物複合体(ADC)を武器に、がん領域で世界を席巻するグローバル創薬企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

免責事項: 本ページの情報は、公開されたメディア報道の定量分析およびEDINET・TDnet等の公的開示情報をもとに作成しています。 特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。 報道件数・センチメント分析はAIによる自動分類であり、完全な正確性を保証するものではありません。 記事の著作権は各メディアに帰属します。
最終更新: 2026年3月3日 06:00 JST / データ提供: OSHIKABU