第一三共
DAIICHI SANKYO COMPANY,LIMITED
「抗体薬物複合体(ADC)を武器に、がん領域で世界を席巻するグローバル創薬企業」
ひとめ診断
この会社ってなに?
第一三共は、独自のADC技術を基盤にがん領域で急成長を遂げており、時価総額は約5.4兆円規模に達しています。第5期中期経営計画で掲げた2025年度売上収益目標1.6兆円を大幅に前倒しし、2兆円超えを達成する見込みです。米メルクとの巨額提携などを通じてグローバル展開を加速させており、継続的なパイプライン拡充に投資家からの熱い視線が注がれています。
サービスの実績は?
株価チャート
2,684円
4,178円
儲かってるの?
第一三共は、抗体薬物複合体(ADC)技術を核としたがん領域での飛躍的な成長により、売上収益が2兆円規模へと拡大しています。米メルク社との戦略的提携による大型契約が寄与し、研究開発投資を積極的に行いながらも強固な収益基盤を構築しました。今後は、がん治療薬の適応拡大と新薬の市場浸透を通じて、持続的な利益成長を目指す戦略を推進しています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 11.9% | 5.8% | 13.2% |
| FY2025/3 | 18.2% | 8.6% | 17.6% |
収益性の高さは、高付加価値な抗がん剤のグローバル展開が牽引しており、研究開発費への巨額投資をこなしつつ高い利益率を維持しています。主力製品の販売伸長と効率的なコスト管理が、経営指標であるROEやROAの向上に寄与しています。今後も革新的な新薬創出サイクルを回し続けることで、業界内でも際立つ高い収益力を継続する見通しです。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 利回り | 配当性向 |
|---|---|---|---|
| FY2026/3 | 50円 | 1.7% | 35.0% |
配当方針において、DOE(株主資本配当率)を用いた株主還元の強化を掲げており、安定的な配当の継続を重視しています。業績成長に応じた積極的な増配を実施する一方で、将来の創薬に向けた投資との両立を図っています。株主優待制度は設けておらず、配当金および自己株式取得を通じて株主価値を高める方針です。
割安?割高?
同じ業界の平均と比べると…
PER=株価が利益の何年分か(低いほど割安)/ PBR=株価が資産の何倍か(1倍未満は割安)
財務は安全?
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2022/3 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| FY2023/3 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| FY2024/3 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| FY2025/3 | 599258 | -282636 | -123564 | 316622 |
| FY2026/3 | 53842 | 334170 | -377769 | 388012 |
当期は営業活動によるキャッシュフローが約5.4億円にとどまったものの、資産売却等による投資キャッシュフローのプラス転換により、フリーキャッシュフローは約388億円を確保しました。財務キャッシュフローでは、積極的な自己株式取得や配当支払いに約3,778億円を充当し、株主還元の姿勢を明確にしています。中長期的な成長投資と株主還元のバランスを高度に維持する財務戦略が反映された結果といえます。
株主にどれだけ報いた?
※ 基準時点を100%として、配当込みの株主総利回りを比較
過去数期にわたり自社TSRは100%を超える高い絶対リターンを記録していますが、当期は自社TSRが149.5%であるのに対し、TOPIXが213.4%と急伸したため、相対評価としてはアンダーパフォームとなっています。これは、日本株市場全体が歴史的な活況を呈する中で、第一三共の株価が新薬開発の進捗期待による先行上昇から一時的な調整局面に入ったことが主な要因です。
もし昔100万円買ってたら?
ADCの開発進展と巨額提携により長期的な株価上昇を遂げましたが、直近では市場の期待値の高さから高値圏(4,000円台)からの調整局面にあり、1年以内の高値掴みではマイナスリターンとなっています。
会社の計画は順調?
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 Q3 | 39.96円 | — | 46.79円 | +17.1% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 Q3 | 962億円(市場予想) | — | 予想下回る | 未達 |
| FY2024 通期 | 未開示 | — | 1%増益見通し | 上振れ |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 通期 | 1兆6,000億円(中計) | — | 2兆円(見込) | +25.0% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
第5期中期経営計画(2021-2025年度)において、独自のADC(抗体薬物複合体)技術が高く評価され、がん領域の売上が想定を大きく上回りました。その結果、2025年度の売上収益目標1.6兆円に対し、2兆円の達成が見込まれるなど、強力な成長モメンタムを維持しています。
社長はどんな報酬?
代表者の報酬は業績連動指標が組み込まれた設計となっており、企業価値の向上と株主還元のバランスを重視しています。従業員平均年収との倍率は業界平均の範囲内に収まっており、適度な報酬格差で経営の成果を公平に配分するガバナンス体制が構築されています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| FY2022/3 | 1094万円 | 5725人 | +2.1% |
| FY2023/3 | 1119万円 | 5756人 | +2.3% |
| FY2024/3 | 1113万円 | 5817人 | -0.5% |
| FY2025/3 | 1114万円 | 6252人 | +0.1% |
平均年収は1,100万円前後で国内製薬企業トップクラスの水準を維持。FY2025は従業員数が435名増加し、エンハーツの事業拡大に伴う積極的な人材採用が進んでいます。平均年齢は46歳と、大手製薬企業として安定した組織構造を有しています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率が26.6%とダイバーシティ推進が着実に進展しており、透明性の高い経営体制を構築しています。監査報酬の大きさからもガバナンスへの投資姿勢が読み取れ、グローバル企業に相応しい厳格な監視体制が整備されています。
メディアでどれくらい注目されてる?
どんな話題が多い?
最近の出来事
第5期中期経営計画の主要KPIにおいて、売上収益目標の1兆6,000億円を大きく上回る2兆円達成を予測する発表を行った。
米メルクと抗体薬物複合体(ADC)の開発・商業化で提携し、最大220億ドルを受け取る契約を締結した。
第3四半期決算において、四半期営業利益が市場のコンセンサスを下回る結果となり、株価の調整要因となった。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率が54倍超と買い長の状態にあり、個人投資家からの押し目買い意欲の高さが窺えます。PER・PBRともに医薬品業界平均を上回っており、がん領域での高い成長期待がプレミアムとして株価に織り込まれている状態です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2026/3 | 250000百万円 | 75000百万円 | 30.0% |
法人税等の支払いは、連結業績における税引前利益の変動に連動しています。日本国内の法定実効税率に基づき算定されており、特別な税務上の特例がない限り、利益成長に伴って納税額も安定的に推移する傾向にあります。グローバル展開による海外子会社での利益計上分については、各国の税制に基づき適切に処理されています。
誰がこの会社の株を持ってる?
特定の親会社や創業家による大量保有はなく、機関投資家中心の分散型株主構成です。外国人投資家の保有比率が高く、グローバルな製薬企業としての評価を反映しています。エンハーツの成長に伴い海外機関投資家の保有が増加傾向にあります。
会社の公式開示情報
役員報酬
がん領域を中心とした創薬事業が収益の柱であり、ADC技術を用いた新薬開発と海外展開が事業リスクと機会の双方に直結しています。急激な為替変動や規制当局の承認プロセスが主要なリスクとして開示されており、グローバル展開に伴う不確実性の管理が極めて重要です。
最新ニュース
リスク要因
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最終更新: 2026年3月3日 06:00 JST / データ提供: OSHIKABU