メルカリ
Mercari,Inc.
「国内フリマの圧倒的勝者が、米国事業の黒字化とFintechで次なる成長フェーズを模索する状態」
ひとめ診断
この会社ってなに?
メルカリは国内フリマアプリの圧倒的シェアを基盤に、直近の2025年6月期第1四半期では売上高1,926億円規模に成長。米国事業がコア営業利益で黒字化を達成し、Fintech領域(メルペイ等)も債権残高2,000億円(前年同期比+52%)と順調に拡大しています。一方で、国内MarketplaceのGMV成長率がやや鈍化しており、駿河屋との資本業務提携など新たな施策でテコ入れを図っています。
サービスの実績は?
株価チャート
1,925円
3,762円
儲かってるの?
メルカリはフリマアプリの国内マーケットプレイス事業が安定した収益源として成長を牽引しており、直近の売上高は約1,926億円を記録しました。一方で、海外事業やフィンテック領域への先行投資を継続しつつ、コスト効率の改善によって利益成長を実現しています。今後は既存事業の拡大に加え、駿河屋との連携など新たなチャネルを通じた収益基盤の強化が鍵となります。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2024/6 | 18.7% | 2.7% | 9.3% |
| FY2025/6 | 26.2% | 4.8% | 14.5% |
収益性については、事業規模の拡大に伴い営業利益率が着実に向上しており、高い利益体質へと転換しています。固定費のコントロールとマーケティング効率の改善により、売上の伸びが利益の押し上げに寄与する構造を構築しました。今後は市場競争が激化する中で、高水準の利益率をいかに維持・拡大できるかが評価のポイントとなります。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 利回り | 配当性向 |
|---|---|---|---|
| FY2024/6 | 0円 | 0.00% | 0.0% |
| FY2025/6 | 0円 | 0.00% | 0.0% |
メルカリは現在、成長のための投資を最優先する経営方針をとっており、株主への配当は実施していません。稼ぎ出した利益をマーケットプレイス事業の強化やフィンテック領域の拡大へ再投資することで、企業価値の最大化を図る姿勢です。今後、成長フェーズが一段落した際に、配当政策の検討が開始されることが期待されます。
割安?割高?
同じ業界の平均と比べると…
PER=株価が利益の何年分か(低いほど割安)/ PBR=株価が資産の何倍か(1倍未満は割安)
財務は安全?
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2024/6 | -43337 | -877 | 32091 | -44214 |
| FY2025/6 | -11949 | -31364 | 504 | -43313 |
営業キャッシュフローは、主力のマーケットプレイス事業が安定的に稼ぎ出すことで、強固なキャッシュ創出能力を示しています。一方で投資キャッシュフローは、データセンターやシステム開発、将来の成長を見据えた戦略的投資によりマイナス傾向にあります。事業活動によるキャッシュフローで投資を賄う好循環が定着しつつあり、中長期的な企業価値向上に向けた投資サイクルが機能しています。
もし昔100万円買ってたら?
IPO直後は高い期待から初値5,000円を付けましたが、その後は先行投資による赤字継続や米国事業の苦戦などで株価は低迷する時期がありました。しかし直近では米国事業の黒字化やFintechの成長による利益体質の改善が評価され、52週安値(1,925円)からは大幅に回復しています。
会社の計画は順調?
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年6月期 | 280億〜320億円 | 320億〜360億円 | — | 上方修正 |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年6月期 | 未開示 | — | 1,926億円 | N/A |
| 2023年6月期 | 未開示 | — | 1,720億円 | N/A |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年6月期 | 未開示 | — | 261億円(純利益) | N/A |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
メルカリは伝統的に具体的な中期経営計画の数値目標を開示せず、期初のガイダンスも幅を持たせるか非開示とする傾向があります。直近ではコア営業利益の通期予想を320億〜360億円へ上方修正しており、利益創出力は確実に高まっています。しかし、国内MarketplaceのGMV成長率が会社想定の10%前後を下回る5%(1Q実績)にとどまっており、トップラインの再加速が今後の評価の鍵となります。
社長はどんな報酬?
代表者の報酬は業績向上や企業価値増大を目的とした業績連動型が多くを占めています。従業員平均年収と比較すると倍率は高めですが、成長産業であるIT・インターネット企業においては、優秀な経営層を確保するための標準的な水準といえます。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| FY2022/6 | 968万円 | 1232人 | +5.2% |
| FY2023/6 | 1035万円 | 1315人 | +6.9% |
| FY2024/6 | 1166万円 | 1417人 | +12.7% |
| FY2025/6 | 1176万円 | 1543人 | +0.9% |
平均年収は4年間で約208万円上昇し、IT業界でもトップクラスの1,176万円に到達。FY2024で+12.7%の大幅昇給を実施した後、FY2025は微増に落ち着きました。従業員数は毎年100名超のペースで増加しており、積極採用と高待遇を両立するIT企業の代表格です。
メディアでどれくらい注目されてる?
どんな話題が多い?
最近の出来事
2026年6月期第2四半期決算にて、上期最終利益が62%増益となる好調な業績を発表しました。
駿河屋と資本業務提携を締結し、エンタメ・ホビー領域における商品連携を開始しました。
スキマバイトサービス「メルカリ ハロ」の終了を発表し、選択と集中による事業構造の適正化を図りました。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は約3.9倍と買い長の状態ですが、極端な過熱感はありません。PERは約21倍と、グロース株から利益成長を伴うバリュー・グロース株への過渡期にある評価水準です。無配を継続しており、得られたキャッシュは駿河屋との提携など成長投資に振り向けています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|
法人税等の支払いは、連結ベースでの税引前利益の拡大に応じて発生しており、業績成長に伴う適正な納税が行われています。グローバル展開に伴う税務リスクの管理や、各国の税制に適応した適切な処理が求められる段階です。利益の積み上げにより、今後は税負担額がさらに増加していくことが予想されます。
誰がこの会社の株を持ってる?
創業者の山田進太郎氏が個人(21.5%)と資産管理会社suadd(6.3%)を合わせて約28%を保有するオーナー企業です。信託銀行が約26%を保有し機関投資家の関心も高い。海外アクティビストファンドのオアシスも約4%を保有しており、株主還元やガバナンスへの圧力も一定程度存在します。
会社の公式開示情報
売上高は約1,926億円を計上しており、国内マーケットプレイス事業が収益の柱です。リスク要因として、プラットフォーム上のトラブルや個人間取引の法規制リスク、Fintech事業における与信リスクなどが有価証券報告書で詳細に開示されています。
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メルカリ まとめ
「国内フリマの圧倒的勝者が、米国事業の黒字化とFintechで次なる成長フェーズを模索する状態」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
最終更新: 2026年3月3日 06:00 JST / データ提供: OSHIKABU