OSHIKABU
初心者向けかんたん分析
この会社を知る
基本情報をざっくりチェック
4021 プライム

日産化学

Nissan Chemical Corporation

6,192
-267円 (-4.13%)
3/9 時点

「農薬から半導体材料まで、高収益を誇る"稼ぐ化学"の代表格」

ひとめ診断

業績
好調
配当
少なめ
安全性
安定
稼ぐ力
高い
話題性
好評

高収益を誇る中堅化学メーカー!農薬から半導体材料まで最先端素材で未来を創る

優れた技術と製品を通じて、人々の生活と環境に貢献するグローバル企業を目指す。

この会社ってなに?

普段私たちが使っているスマートフォンやパソコンのディスプレイには、日産化学の「液晶配向材」という見えない材料が使われています。また、あなたが食べる野菜やお米を育てる農家を助ける「農薬」の分野でも、国内トップクラスのシェアを持っています。直接パッケージに名前を見ることは少ないですが、最新のデジタル機器から毎日の食卓まで、私たちの便利で豊かな生活を根底から支えている会社です。

日産化学は基礎化学品から農業化学品、液晶・半導体材料まで幅広く展開する研究開発型の化学メーカーです。FY2025は売上高2513.7億円、営業利益568.33億円と堅調に推移しており、化学セクターの中でも突出した利益率の高さが特徴です。中期経営計画「Vista2027 Stage II」では2027年度に営業利益650億円を目指し、バイオ農薬や創薬支援などの新規領域育成にも注力しています。

化学 プライム市場 時価総額 8471億円

社長プロフィール

八木晋介
代表取締役社長
堅実派
現有事業の利益拡大と新規事業の創出を通じ、持続可能な社会の発展に貢献します。中長期的な企業価値向上を目指し、株主の皆様の期待に応える経営を推進してまいります。
ストーリーを知る
創業からいまの姿になるまで

この会社のストーリー

1887
日本初の化学肥料会社として誕生

日本の農業の近代化を支えるため、日本初の化学肥料製造会社として創業しました。

1990年代
ファインケミカル分野への本格展開

基礎化学品から、農薬やディスプレイ材料、半導体材料など高付加価値なファインケミカル分野へ事業を拡大し、収益基盤を強化しました。

2021
新社長就任と次世代への布石

八木晋介氏が社長に就任。長期経営計画「Atelier2050」を策定し、持続可能な社会に向けた新たな価値創造をスタートさせました。

2025
バイオ農薬でグローバル市場へ挑戦

微生物由来のバイオ農薬開発を本格化し、ブラジルの農業関連企業へ資本参加するなど、海外展開を加速させています。

2027
中期経営計画による過去最高益への道

中期経営計画「Vista2027」において、ROE18%以上の維持と売上高2,930億円・営業利益650億円を目指し、高収益体質をさらに進化させます。

注目ポイント

ROE18%超を目指す高収益体質と手厚い還元

営業利益率20%超の高収益を誇り、総還元性向は80%を超えるなど、株主への利益還元に非常に積極的です。

最先端テクノロジーを支える素材力

スマートフォンやパソコンに使われる液晶配向膜や、半導体の製造工程に欠かせない反射防止膜などで高い世界シェアを持っています。

環境に優しいバイオ農薬のグローバル展開

化学農薬に加え、環境負荷の低いバイオ農薬の開発に注力。ブラジル市場への進出など、食糧問題の解決に向けた取り組みを進めています。

サービスの実績は?

174
年間配当金
FY2025実績
増配傾向
82.0%
総還元性向
FY2024実績
高水準を維持
6
取締役数
2025年3月期時点
少数精鋭
数字を見てみよう
投資の基本、業績と配当をチェック

株価チャート

データ: 2024-03-11 〜 2026-03-09(J-Quants API)
05/13 2024年3月期決算を発表。売上高は前年比で堅調に推移したものの、半導体関連や化学品事業の市況低迷の影響を受け、市場の期待を下回る内容となり、株価の調整局面を誘発する要因となりました。
08/05 令和のブラックマンデーで日経平均12.4%急落、全面安
08/06 日経平均が前日比+10.2%の大幅上昇
11/08 資本効率の向上および株主還元策の一環として、発行済株式総数の1.25%に相当する最大170万株、または100億円を上限とする自社株買いの実施を発表し、市場の需給改善期待から買いを呼び込みました。
04/07 日経平均が前日比-7.8%の大幅下落
04/08 日経平均が前日比+6.0%の大幅上昇
04/10 日経平均が前日比+9.1%の大幅上昇
05/15 2025年3月期決算において、機能性材料事業の回復による増益を達成。年間配当についても安定的な成長を示し、収益基盤の強さが改めて評価される結果となりました。
08/08 業績好調を背景に、中間配当および期末配当の増額修正を実施。配当性向の引き上げを含む積極的な株主還元姿勢が市場から好感され、投資家からの資金流入を促しました。
52週レンジでの現在位置
安値
3,846円
現在値
6,192円
高値
7,180円
安値圏 中間 高値圏

儲かってるの?

順調に稼いでいます
FY2024/3 売上 2267.1億 / 利益 482.0億
FY2025/3 売上 2513.7億 / 利益 568.3億
FY2026/3 予 (予想) 売上 2622.0億 / 利益 576.0億
売上 営業利益 赤字

日産化学の業績は、半導体材料や農薬事業の好調に支えられ、売上高および利益ともに過去最高水準での成長を維持しています。2025年3月期には売上高が約2,514億円、営業利益が約568億円へと伸長し、前年比で2桁の増益を達成しました。2026年3月期も堅調な需要を背景に、売上高約2,622億円、営業利益約576億円というさらなる増収増益を見込んでいます。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE(自己資本利益率)
18.2%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA(総資産利益率)
13.0%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
22.6%
売上のうち利益になった割合
ROE ROA 営業利益率
FY2024/3 16.5% 11.8% 21.3%
FY2025/3 18.2% 13.0% 22.6%

同社は高い付加価値を持つ化学製品を中心に展開しており、営業利益率は22%を超える高水準を維持しています。資本効率を示すROE(自己資本利益率)は、2025年3月期に18.2%に達しており、限られた資産で効率的に利益を生み出す体制が整っています。継続的な研究開発投資と新製品の投入により、同業他社と比較しても非常に優れた収益性を実現しています。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
配当利回り
2.81%
株主優待
あり
1株配当 利回り 配当性向
FY2024/3 164円 2.65% 60.1%
FY2025/3 174円 2.81% 55.5%

日産化学は株主還元を重視しており、配当性向を55%から60%程度とする高還元方針を掲げています。業績の拡大に合わせて年間配当金も着実に増額しており、長期保有する株主にとって非常に魅力的なインカムゲインを提供しています。今後も堅実な成長と収益の分配を両立させ、市場の期待に応える方針です。

割安?割高?

同じ業界の平均と比べると…

PER 割高寄り
この会社
19.4倍
業界平均
約15.0倍
PBR 割高寄り
この会社
3.62倍
業界平均
約1.2倍
配当利回り
この会社: 約2.81% 業界平均: 約3.0%
時価総額 割高寄り
この会社
8471億円
業界平均
約3000億円

PER=株価が利益の何年分か(低いほど割安)/ PBR=株価が資産の何倍か(1倍未満は割安)

もっと深く知る
財務の健全性と過去の実績

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率 70.5%
0% 30% (注意ライン) 50% (安全ライン) 100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
2361.8億円

日産化学は、総資産約3,308億円のうち、有利子負債がゼロという極めて強固な財務体質を構築しています。自己資本比率も70%を超えており、外部からの借り入れに頼らずとも安定した事業運営が可能な「無借金経営」を長年継続しています。この健全な財務基盤が、将来の成長投資や株主還元を強力に下支えしています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+59178
営業CF / 百万円
投資に使ったお金
-17612
投資CF / 百万円
借入・返済など
-35650
財務CF / 百万円
手元に残ったお金
+41566
FCF / 百万円
営業CF 投資CF 財務CF FCF
FY2024/3 33701 -18741 -22101 14960
FY2025/3 59178 -17612 -35650 41566

事業活動による営業キャッシュフローが潤沢に創出されており、2025年3月期には約592億円にまで拡大しました。このキャッシュを原資として、成長に向けた投資を継続しつつも、多額の配当や自己株式取得による株主還元を積極的に実施しています。フリーキャッシュフローも約416億円と非常に強固であり、安定した資金繰りと高い資本配分能力を証明しています。

株主にどれだけ報いた?

TOPIXを下回っています
自社TSR(最新)
131.3%
株主総利回り
TOPIX(最新)
213.4%
市場平均

※ 基準時点を100%として、配当込みの株主総利回りを比較

直近5年間のTSR(株主総利回り)は131.3%と着実にプラスリターンを生んでいますが、TOPIXの213.4%に対してはアンダーパフォームとなっています。スマートフォンやPC市場の成長鈍化によるディスプレイ材料への懸念などが、市場全体の強い上昇相場に乗り切れない背景と考えられます。

もし昔100万円買ってたら?

長期保有(10年前の推定株価) +312.8%
100万円 → 412.8万円
+312.8万円
買値 1,500円 → 現在 6,192円
底値(52週安値)で購入 +61.0%
100万円 → 161.0万円
+61.0万円
買値 3,846円 → 現在 6,192円
1年前(推定)に購入 +23.8%
100万円 → 123.8万円
+23.8万円
買値 5,000円 → 現在 6,192円

過去1年間の52週安値(3,846円)のタイミングで投資できていた場合、+60%以上の高いリターンが得られました。中長期的に高収益体質を維持しており、総還元性向80%超という株主還元への積極的な姿勢も、株価の下値を支える強力な要因となっています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
売上高・利益ともに過去最高水準を更新し、次期中計目標に向けて順調に推移。
旧中期経営計画(2019-2021年度)
FY2019〜FY2021
ROE: 目標 16%以上 達成 (達成)
100%
中期経営計画「Vista2027 Stage II」
FY2025〜FY2027
売上高: 目標 2930億円 順調 (2513.7億円)
85.7%
営業利益: 目標 650億円 順調 (568.3億円)
87.4%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度 当初予想 修正予想 実績 乖離
FY2024 2200.0億円 2267.1億円 +3.0%
FY2025 2500.0億円 2513.7億円 +0.5%
営業利益
年度 当初予想 修正予想 実績 乖離
FY2024 470.0億円 482.01億円 +2.5%
FY2025 560.0億円 568.33億円 +1.4%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

前中期経営計画では一部目標を下回ったものの、売上高および各段階利益において過去最高を更新する底力を見せました。現行の「Vista2027 Stage II」では、最終年度に売上高2,930億円、営業利益650億円を目指しており、半導体関連材料や農業化学品のグローバル展開が目標達成の鍵となります。

中の人を知る
社長の報酬、社員の給料

社長はどんな報酬?

代表取締役社長
八木晋介
推定約1.6億円
約7〜8倍
社長/社員
業界平均: 10〜20倍
従業員平均
約850万円
従業員との格差は適正範囲内で、非常にバランスの取れた報酬体系です。

役員報酬総額を人数で割った平均値と従業員平均年収を比較すると、大手化学メーカーとしては経営層と従業員の報酬倍率が低く抑えられており、成果を組織全体で分かち合う文化が伺えます。これは極端な報酬格差を避け、持続的な企業価値向上を優先する堅実な経営姿勢の表れといえるでしょう。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
845万円
従業員数
2044人
平均年齢
40.6歳
平均年収 従業員数 前年比
FY2022/3 814万円 1929人 +1.0%
FY2023/3 825万円 1959人 +1.4%
FY2024/3 843万円 2011人 +2.2%
FY2025/3 845万円 2044人 +0.2%

平均年収は845万円で化学業界の中では上位の水準。平均年齢40.6歳とやや高めですが、これは長期勤続者が多い安定した組織構造の表れ。従業員数は4年で約6%増と堅実な増員ペース。高収益体質を反映した安定的な待遇が特徴です。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 14名)
女性 2名(14.3%) 男性 12名
14%
86%
監査報酬
6,300万円
連結子会社数
12社
設備投資額
146.9億円
平均勤続年数(従業員)
15.8年
臨時従業員数
321人

女性役員比率が14.3%と改善傾向にあり、多様な視点を取り入れた意思決定体制を構築しています。監査体制としては監査役会設置会社として強固な監督機能を有しており、売上高2,000億円超の中堅化学企業として透明性の高いガバナンスが機能しています。

世の中の評判
メディアはこの会社をどう見てる?

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調」
報道件数(30日)
48
前月比 +12.5%
メディア数
32
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, 日刊工業新聞 ほか
業界内ランキング
上位 12%
化学業種 210社中 25位
報道のトーン
75%
好意的
20%
中立
5%
否定的
報道件数の推移
掲載メディア分布

どんな話題が多い?

業績・決算 40%
M&A・提携 30%
新製品開発 20%
株価・市況 10%
同業他社とのメディア露出比較

最近の出来事

2026年1月 新製品開発

BASF社との共同開発による新規殺虫剤「プレシオ」の展開を発表。

2025年12月 事業拡大

ブラジルのInnova Agrotecnologia社への資本参加を通じ、バイオ農薬事業を強化。

2025年7月 提携

Axcelead DDPとの提携により、核酸医薬分野における創薬研究支援サービスを共同開始。

詳細 & リンク
投資判断のための詳細データ

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残150,400株
売り残37,700株
倍率3.99倍
2026年2月27日時点
今後の予定
本決算発表 2026年5月中旬
第1四半期決算発表 2026年8月上旬

化学セクターの中ではPER・PBRともに高めの評価(プレミアム)が付与されています。これは同社が汎用の基礎化学品にとどまらず、半導体・ディスプレイ材料や農薬といった高付加価値分野に特化し、業界屈指の高い収益性を維持していることが評価されているためです。

税金はいくら払ってる?

税引前利益 法人税等 実効税率
FY2024/3 51629百万円 13596百万円 26.3%
FY2025/3 58018百万円 14975百万円 25.8%
FY2026/3 予 57600百万円 14500百万円 25.2%

法人税等の支払額は、税引前当期純利益の拡大に伴い、直近で約150億円規模まで増加しています。実効税率は25%から26%程度で推移しており、日本の標準的な税率水準に収まっています。安定した利益計上に伴い、適正かつ計画的な納税が継続されています。

誰がこの会社の株を持ってる?

日本マスタートラスト信託銀行 24.67%
日本カストディ銀行(信託) 11.85%
みずほ信託銀行退職給付信託 4.05%
日産化学取引先持株会 2.76%
その他(機関投資家・海外法人等) 56.67%

特定の支配株主は存在せず、機関投資家主体の安定した株主構成です。信託銀行経由の保有が36%超で、年金基金・投信の長期保有が中心。取引先持株会も3%弱を保有し、事業パートナーとの関係性も良好。外国法人の保有比率も一定割合あり、グローバルに評価されている銘柄です。

会社の公式開示情報

役員報酬

40,400万円
取締役6名の合計

EDINET開示情報によると、化学品・機能性材料・農業化学品・医薬品の4セグメントで多角的に展開しており、半導体露光材料やバイオ農薬等の高付加価値製品が収益の柱となっています。事業リスクとしては、原材料価格の変動や為替影響、およびグローバル市場での競争激化が継続的な注視ポイントです。

最新ニュース

リスク要因

  • [object Object]

ニュース一覧

中立
中期経営計画「Vista2027 Stage II」を策定し利益率向上を目指す
5/15 · 日産化学 IR

関連リンク

日産化学 まとめ

業績
好調
配当
少なめ
安全性
安定
稼ぐ力
高い
話題性
好評

「農薬から半導体材料まで、高収益を誇る"稼ぐ化学"の代表格」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

免責事項: 本ページの情報は、公開されたメディア報道の定量分析およびEDINET・TDnet等の公的開示情報をもとに作成しています。 特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。 報道件数・センチメント分析はAIによる自動分類であり、完全な正確性を保証するものではありません。 記事の著作権は各メディアに帰属します。
最終更新: 2026年3月3日 06:00 JST / データ提供: OSHIKABU