UUUM
UUUM CO., LTD.
「YouTuberマネジメントの先駆者が、業績悪化を経てフリークアウト傘下で非公開化・構造改革へ向かう状態」
ひとめ診断
クリエイターと共に新しいエンターテインメントを創出する、日本最大級のマネジメントプロダクション
新しい事業モデルやエンターテインメントを創出し、世界中に新しい体験と感動を届ける未来。
この会社ってなに?
あなたが普段YouTubeで人気クリエイターの動画を見たり、企業とのタイアップ企画を目にしたりするとき、その裏側で企画進行やクリエイターのサポートを行っているのがUUUMです。動画の中で紹介された商品を実際に買ってみた経験があるかもしれませんが、そうした「インフルエンサーを通じた消費」の仕組みを日本でいち早く事業化しました。現在では動画広告だけでなく、クリエイター自身がプロデュースするブランド(P2C)の立ち上げなども手掛けており、私たちのスマホ視聴時間と密接に関わるビジネスを展開しています。
UUUMは直近FY2024において売上高275.9億円、営業利益3.24億円を計上しましたが、YouTubeのアルゴリズム変更やショート動画の台頭により収益性が低下しています。翌期は売上高219.0億円、営業利益5.40億円を予想するものの、短期的な株価変動に縛られない抜本的な構造改革(人員削減やコスト最適化)を断行するため、親会社のフリークアウト・ホールディングスによる完全子会社化(上場廃止)が決定しました。独立系クリエイター事務所から、広告テック企業グループの一員へと大きな転換点を迎えています。
社長プロフィール
私たちはクリエイターの価値を最大化し、企業や社会の課題解決に貢献します。組織改編や営業戦略の再構築を推し進め、次なる成長と新しいエンターテインメントの創出を目指します。
この会社のストーリー
動画クリエイターのマネジメントという新しいビジネスモデルを掲げ、事業をスタートしました。
動画広告市場の急成長を背景に上場を果たし、公開価格の3.3倍となる初値を記録するなど高い期待を集めました。
ライブ配信アプリ「SUGAR」への出資やP2C(D2C)ブランドの立ち上げなど、YouTube以外の領域へも挑戦を広げました。
フリークアウト・ホールディングスによるTOBを受け、完全子会社化を見据えた抜本的な構造改革へと舵を切りました。
決算期の変更やコスト最適化を伴う組織改編を実施し、強固な収益体質の確立と次なるオーガニック成長を目指しています。
注目ポイント
日本を代表するトップ動画クリエイターが多数所属しており、国内最大級の視聴者基盤と影響力を誇ります。
動画再生による広告収入にとどまらず、企業タイアップ、グッズ販売、P2Cブランドの展開など、ビジネスの多様化を推進しています。
広告テクノロジーに強みを持つ親会社との連携により、インフルエンサーマーケティング領域での更なる事業拡大と収益性向上が期待されます。
サービスの実績は?
株価チャート
334円
535円
儲かってるの?
UUUMの2024年3月期は、売上高275.9億円を計上しましたが、市場環境の激化により営業利益は3.2億円にとどまりました。2025年3月期の業績予想では、さらなる売上高の減少が見込まれる一方、組織改編によるコスト最適化で営業利益は5.4億円への改善を目指しています。収益構造の抜本的な見直しが喫緊の課題となっています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 7.4% | 2.8% | 1.2% |
2024年3月期時点では、ROEが7.4%、ROAが2.8%となっており、資本の効率的な活用が求められています。また、営業利益率は1.2%と非常に低い水準に留まっており、クリエイタービジネスにおける収益性の改善が課題です。今後は高収益体質への転換が成長の鍵を握ります。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 利回り | 配当性向 |
|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 0円 | 0.00% | 0.0% |
当社は成長に向けた投資と財務体質の強化を最優先事項としており、創業以来、一貫して配当を実施していない無配の方針を継続しています。将来的な利益還元については経営環境を考慮しながら慎重に判断する姿勢です。株主への利益還元よりも、事業拡大を重視する戦略を採っています。
割安?割高?
同じ業界の平均と比べると…
PER=株価が利益の何年分か(低いほど割安)/ PBR=株価が資産の何倍か(1倍未満は割安)
財務は安全?
総資産98.3億円に対し純資産は36.6億円であり、自己資本比率は36.6%と一定の健全性を維持しています。特筆すべき点として、有利子負債がゼロという極めて健全な無借金経営を継続しています。盤石な財務基盤を維持しつつ、事業再構築を進める体制です。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 890 | 1158 | -390 | 2048 |
営業キャッシュフローは8.9億円のプラスを確保し、本業での稼ぐ力を示しました。投資キャッシュフローが11.6億円のプラスとなった背景には、資産の売却や事業整理によるキャッシュの回収が寄与しています。結果としてフリーキャッシュフローが20.5億円と大きく改善し、経営の安定性を高めました。
もし昔100万円買ってたら?
2017年のIPO時はYouTuberマネジメントという新規性と成長期待から公開価格の3.3倍にあたる6,700円の初値を記録しました。しかしその後、競合の増加やクリエイターの独立、広告市場の変化に伴い株価は長期的な下落トレンドを形成しました。直近では完全子会社化に向けた動きにより、株価はTOBや上場廃止手続きに関連した動きに収斂しています。
会社の計画は順調?
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 290.0億円 | 270.0億円 | 275.9億円 | -4.9% |
| FY2025 1Q | 55.0億円 | — | 50.42億円 | -8.3% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 5.0億円 | 3.0億円 | 3.24億円 | -35.2% |
| FY2025 1Q | 1.2億円 | — | 1.47億円 | +22.5% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
かつては動画プラットフォームの成長を背景に急拡大しましたが、ショート動画へのシフトや広告単価の変動により収益モデルが圧迫されました。直近のFY2024は16ヶ月の変則決算であったものの、売上・利益ともに期初の想定を下回る結果となっています。現在はフリークアウト・ホールディングス傘下での非公開化を前提に、コスト構造の最適化に向けた大規模な構造改革を実行中です。
社長はどんな報酬?
代表者の報酬は業績に連動する要素が強く、同業他社と比較して役員と従業員の報酬倍率は適正な水準にあります。事業の構造改革中という背景もあり、透明性を確保した報酬決定プロセスが運用されています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| FY2022/5 | 545万円 | 410人 | +2.0% |
| FY2023/5 | 530万円 | 380人 | -2.8% |
| FY2024/5 | 515万円 | 345人 | -2.8% |
| FY2025/5 | 520万円 | 320人 | +1.0% |
業績悪化期にはコスト削減で平均年収が低下しましたが、FY2025で底打ちの兆し。大幅なリストラにより従業員数は約2割減少。黒字化達成後は待遇改善が期待されます。平均年齢は30歳前後と若い組織です。
メディアでどれくらい注目されてる?
どんな話題が多い?
最近の出来事
フリークアウト・ホールディングスによる完全子会社化に伴い、東証グロース市場の上場を廃止。
フリークアウト・ホールディングスが公開買付けを実施し、連結子会社化の手続きを完了。
業績低迷を受け、全従業員の15〜20%削減を含む大規模な構造改革を発表。
株の売買状況と今後の予定
直近の決算発表と同日の2025年2月14日に株式の上場廃止に関するお知らせが開示されました。親会社による完全子会社化の手続きが進められており、信用取引残高も整理されています。今後は一般市場での取引が終了し、フリークアウトグループ内でのシナジー創出と事業再建に注力するフェーズへと移行します。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 554百万円 | 282百万円 | 50.9% |
| FY2025/3 予 | 540百万円 | 170百万円 | 31.5% |
2024年3月期の法人税等の実効税率は50.9%となっており、税引前利益約5.5億円に対して約2.8億円を納付しています。翌期である2025年3月期については、税引前利益5.4億円に対し約1.7億円の法人税等を見込んでいます。通常の法定実効税率水準へ収束していく見通しです。
誰がこの会社の株を持ってる?
※上場廃止前のデータ。フリークアウトHDがTOB(1株532円)で過半数を取得し、2025年2月に完全子会社化。現在は非上場。
会社の公式開示情報
動画クリエイターのマネジメントを中核に、広告収入やグッズ販売を手掛けるインフルエンサーマーケティング事業を展開しています。収益の源泉がクリエイターの成長に依存するモデルのため、所属クリエイターの離脱や市場環境の変化が経営上の重要リスクとして開示されています。
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UUUM まとめ
「YouTuberマネジメントの先駆者が、業績悪化を経てフリークアウト傘下で非公開化・構造改革へ向かう状態」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
最終更新: 2026年3月3日 06:00 JST / データ提供: OSHIKABU