(株)ラクス
RAKUS Co.,Ltd.
「『楽楽精算』で経理を救う、国内SaaSのトップランナーが人事領域へ攻め込む」
ひとめ診断
ITサービスで企業の成長を支援し、働く人を「楽」にするバックオフィスの救世主
ITサービスで企業の成長を継続的に支援します。
この会社ってなに?
あなたが会社で交通費の精算をするとき、領収書をスマホで撮って申請したことはありませんか?あるいは、毎月の給与明細や取引先からの請求書がWebで届くようになったと感じていませんか?普段目にするそんな「経理や総務の面倒な作業」の裏側で、システムを提供して効率化を助けているのがラクスです。投資初心者の方でも、職場で「楽楽精算」や「楽楽明細」という名前を一度は見たことがあるかもしれません。
バックオフィス向けクラウド「楽楽」シリーズを展開し、継続的な高成長を維持しています。FY2025の売上高は489.0億円、営業利益は101.92億円と大幅増益を達成しました。今後はPAC社との提携による「楽楽人事労務」の展開や、次期中期経営計画での利益率改善(Rule of 50)に注目が集まります。
社長プロフィール
周囲を楽にするために働く人たちが、もっと「楽!」になれるよう、ITサービスの提供を通じて業務の効率化を実現します。そして、企業の成長を支援し続けます。
この会社のストーリー
ITの力で企業の成長を支援したいという志のもと、事業をスタートしました。
日本の経費精算業務に革新をもたらすクラウドサービスを生み出し、企業の業務効率化を大きく推進しました。
事業の成長が評価され上場を果たし、初値は公開価格の3.3倍を記録するなど高い注目を集めました。
東証プライム市場の企業として、「楽楽精算」や「楽楽明細」などの主力サービスブランドを統合し、さらなるシェア拡大を進めました。
他社との資本業務提携を通じて「楽楽人事労務」の提供を開始予定で、新たな成長の柱となることが期待されています。
注目ポイント
売上高や各利益が連続で過去最高を更新しており、高い成長率と利益水準を両立しています。
「楽楽精算」をはじめとするバックオフィス向けSaaSは知名度が高く、多くの企業のインフラとして定着しています。
HRテック企業との資本業務提携により人事労務領域にも進出し、継続的な収益源の多角化を図っています。
サービスの実績は?
株価チャート
724.6円
1,395円
儲かってるの?
当社の業績はクラウド事業の継続的な拡大を背景に、FY2024/3からFY2026/3予想にかけて売上高が約384億円から約594億円へ大きく成長しています。営業利益も効率的な販促投資と規模の経済により、同期間で約56億円から150億円へ拡大する極めて高い成長軌道を描いています。今後はストック型収益モデルの強みを活かし、さらなる利益率の向上が期待されます。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 31.4% | 19.7% | 14.5% |
| FY2025/3 | 36.4% | 25.3% | 20.8% |
クラウドサービスの普及に伴う安定した収益基盤により、営業利益率はFY2024/3の14.5%からFY2025/3には20.8%へと大幅に改善しています。この高い収益力に加え、資本を効率的に活用することで、ROE(自己資本利益率)は36.4%という極めて高い水準に到達しました。今後も顧客基盤の拡大に伴い、高い収益性を維持できる体制が整っています。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 利回り | 配当性向 |
|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 1.2円 | 0.13% | 10.2% |
| FY2025/3 | 2.3円 | 0.26% | 10.2% |
当社は現在、事業拡大に向けた先行投資を優先するフェーズにあり、利益の内部留保を重視しています。配当金はFY2025/3に1株あたり2.3円へ増配しましたが、配当性向は10.2%と低水準に抑えられており、成長資金を確保しつつ株主還元を行う方針です。将来的に成長投資の効率が高まった段階で、配当の拡大が検討されることが期待されます。
割安?割高?
同じ業界の平均と比べると…
PER=株価が利益の何年分か(低いほど割安)/ PBR=株価が資産の何倍か(1倍未満は割安)
財務は安全?
有利子負債ゼロを継続する極めて健全な財務体質を維持しており、総資産および純資産ともに順調に積み上がっています。FY2025/3には純資産が約220億円まで増加し、自己資本比率も69.4%へと高まりました。無借金経営によって手元資金を成長投資に集中できる財務基盤を確立しており、長期的な事業拡大に向けた強固な土台となっています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 5288 | -4860 | 579 | 428 |
| FY2025/3 | 9006 | -3465 | -1180 | 5541 |
本業で稼ぐ力を示す営業キャッシュフローがFY2025/3には約90億円まで拡大し、事業の成長が着実に現金創出へ結びついています。投資活動では事業拡大に向けた先行投資を継続しつつも、FY2025/3にはフリーキャッシュフローが約55億円のプラスへと転換しました。稼いだキャッシュを原資に安定成長を続ける理想的な循環が形成されており、今後はさらなるキャッシュ創出能力の向上が見込まれます。
もし昔100万円買ってたら?
IPOから長期保有した場合はテンバガーに近いリターンをもたらしていますが、直近1年はSaaS企業のバリュエーション調整の影響で上値が重い展開となっています。
会社の計画は順調?
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 380.0億円 | — | 384.1億円 | +1.1% |
| FY2025 | 483.0億円 | — | 489.0億円 | +1.2% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 45.00億円 | — | 55.59億円 | +23.5% |
| FY2025 | 90.00億円 | — | 101.92億円 | +13.2% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
2026年3月期を最終年度とする中期経営目標において、純利益100億円以上という目標を掲げていましたが、FY2026の予想で116.9億円と達成がほぼ確実視されています。今後は「Rule of 50」を意識した次期中計での利益率改善が焦点となります。
社長はどんな報酬?
代表の報酬は会社規模に対して過度に高額ではなく、社員への還元を重視した成長優先の経営体制といえます。業界平均と比較しても報酬倍率は低めに抑えられており、適正なコーポレートガバナンスが効いています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| FY2022/3 | 619万円 | 983人 | +1.6% |
| FY2023/3 | 643万円 | 1253人 | +3.9% |
| FY2024/3 | 641万円 | 1532人 | -0.3% |
| FY2025/3 | 648万円 | 1907人 | +1.1% |
平均年収は648万円とSaaS業界では標準的な水準。注目すべきは4年間で従業員数が983名→1,907名とほぼ2倍に拡大していること。急速な採用拡大にもかかわらず平均年齢32歳台を維持し、平均年収もほぼ横ばいで推移しており、若手人材の大量採用による組織拡大フェーズにあります。
メディアでどれくらい注目されてる?
どんな話題が多い?
最近の出来事
プラスアルファ・コンサルティングと資本業務提携を締結し、人事SaaS市場への本格参入を表明。
26年3月期第3四半期累計の経常利益が前年同期比65.8%増の125億円となり過去最高を更新。
競争力強化に向け、社員の報酬平均を3%引き上げる報酬改定を実施。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は4.14倍と一定の買い残がありますが、次期中期経営計画の発表(2025年5月予定)に向けた期待感から底堅い推移が予想されます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 5610百万円 | 1425百万円 | 25.4% |
| FY2025/3 | 10218百万円 | 2215百万円 | 21.7% |
| FY2026/3 予 | 15000百万円 | 3310百万円 | 22.1% |
税引前利益の伸長に伴い、法人税等の支払い額も増加傾向にあります。FY2025/3およびFY2026/3予想における実効税率は、法定実効税率と比較して概ね妥当な範囲内で推移しています。適正な納税を通じて企業の社会的責任を果たすとともに、利益成長に応じた税負担を適切に計上する体制です。
誰がこの会社の株を持ってる?
創業者の中村崇則社長が33.8%を保有するオーナー経営企業です。複数の共同創業者・役員(本松氏・松嶋氏・井上氏・浅野氏等)も合計で15%超を保有。創業メンバーのコミットメントが極めて高く、経営と株主利益の一致度が高い構造です。機関投資家の保有比率も拡大傾向にあります。
会社の公式開示情報
主力サービスである「楽楽精算」や「楽楽明細」などバックオフィス向けクラウドサービスへの経営資源集中が特徴です。サブスクリプション型収益モデルにより、安定した利益成長と営業利益率の向上を実現しています。
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(株)ラクス まとめ
「『楽楽精算』で経理を救う、国内SaaSのトップランナーが人事領域へ攻め込む」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
最終更新: 2026年3月3日 06:00 JST / データ提供: OSHIKABU