(株)ネクソン
NEXON Co.,Ltd.
「長寿IPを軸に安定したキャッシュを生み出す、オンラインゲームの世界的パイオニア」
ひとめ診断
PCオンラインゲームの先駆者から、世界を熱狂させるエンタメ企業へ
世界中のプレイヤーに、長期間にわたり深く愛される最高品質のゲーム体験を提供し続けること。
この会社ってなに?
あなたがスマホやPCで友達とオンラインゲームを遊ぶとき、実はこの会社の作品に触れている可能性が高いです。普段目にする『メイプルストーリー』などの人気ゲームの裏側で、何年にもわたって熱狂的なファンコミュニティを運営・アップデートし続けているのがネクソンです。基本プレイ無料で誰もが気軽に冒険の世界へ飛び込める仕組みを作った先駆者であり、世界中のプレイヤーに日々ワクワクを届けています。
FY2024の売上高は4462.1億円、営業利益は1241.76億円と高水準の収益力を誇示しています。『アラド戦記』や『メイプルストーリー』などの強力な主力タイトルが長期にわたり安定して業績を牽引し、時価総額は2.5兆円規模に達します。直近では2027年度に営業利益2,500億円を目指す新たな中期目標を掲げ、既存IPの成長とグローバル展開に注力しています。
社長プロフィール
私たちは新たな成長戦略や2027年に向けた経営目標を策定しました。投資家の皆様に明確な戦略的計画を示し、強力なフランチャイズを通じて持続的な成長を実現してまいります。
この会社のストーリー
韓国で発祥したPC向けオンラインゲームの先駆者として、日本市場への進出を果たしました。
東証一部(現プライム市場)への大型上場を果たし、グローバル展開のための資金と信用を獲得しました。
急成長するモバイル市場を見据え、gloops社を365億円で買収。事業の多角化を進めました。
主力タイトルの再活性化や新作の貢献により、過去最高レベルの売上収益を達成。新たなIP成長戦略を打ち出しました。
「アラド戦記」などの3大フランチャイズを軸に、2027年度までに営業利益2,500億円を目指す中期目標を掲げています。
注目ポイント
7年連続で毎年1,000億円以上の営業キャッシュフローを創出し、6,000億円超の現金残高を誇る圧倒的な安定感が強みです。
「アラド戦記」をはじめとする長寿ヒット作を持ち、中国・韓国などグローバル市場で安定して高い収益を上げています。
2027年までに営業利益2,500億円を目指す中期経営目標を発表し、持続的な企業価値の向上にコミットしています。
サービスの実績は?
株価チャート
1,826.5円
4,434円
儲かってるの?
ネクソンの2024年3月期の業績は、売上収益が前期比で増加し、約4,462億円という堅調な収益を確保しました。営業利益は一時的に減益となりましたが、純利益は前期比で大幅に伸長し、約1,348億円を記録しています。これは、主力タイトルの再活性化や新作ゲームの市場投入が、収益の柱として順調に貢献した結果といえます。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2023/3 | 7.8% | 6.4% | 31.8% |
| FY2024/3 | 13.1% | 10.7% | 27.8% |
収益性に関しては、2024年3月期においてROE(自己資本利益率)が13.1%へ大きく向上し、資本効率の改善が鮮明となりました。営業利益率は27.8%と依然として高水準を維持しており、デジタルコンテンツビジネス特有の高い収益構造が示されています。ROAについても10.7%まで上昇しており、保有資産を効率的に活用した利益創出ができていると評価できます。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 利回り | 配当性向 |
|---|---|---|---|
| FY2023/3 | 10円 | 0.33% | 12.1% |
| FY2024/3 | 22.5円 | 0.74% | 13.9% |
配当方針については、成長投資を優先しつつも株主への利益還元を強化しており、1株あたりの配当金は前期の10円から22.5円へと増配されています。配当性向は14%未満と低水準に抑えられており、内部留保を成長戦略に充てる方針が明確です。現状では株主優待制度は実施されておらず、配当を中心とした還元姿勢となっています。
割安?割高?
同じ業界の平均と比べると…
PER=株価が利益の何年分か(低いほど割安)/ PBR=株価が資産の何倍か(1倍未満は割安)
財務は安全?
財務健全性は極めて強固であり、自己資本比率が81%超という盤石な財務基盤を維持しています。特筆すべきは有利子負債がゼロである点で、外部からの借入に依存しない無借金経営を実現しています。現預金を含む資産規模も拡大しており、今後のさらなる成長投資や株主還元に向けた十分な余力がある状態です。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2023/3 | 128712 | -188367 | -78554 | -59655 |
| FY2024/3 | 100968 | 7445 | -64777 | 108413 |
営業活動によるキャッシュフローは1,000億円超と極めて安定的であり、圧倒的な現金の創出能力を有しています。2024年3月期には投資キャッシュフローがプラスに転じたことで、フリー・キャッシュフローも約1,084億円の黒字を確保しました。財務キャッシュフローのマイナスは、主に株主還元や財務体質の維持に向けた施策の結果と考えられます。
もし昔100万円買ってたら?
2011年のIPO以降、モバイルシフトや中国市場での大ヒットを背景に株価は大きく上昇しました。特に2012年の底値(666円)から比較すると株価は約4.5倍に成長しており、長期投資家へ高いリターンを提供しています。直近でも安定した配当や自社株買いが下支えとなり、底堅い推移を見せています。
会社の計画は順調?
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2023 | 4100.0億円 | — | 4233.6億円 | +3.2% |
| FY2024 | 4300.0億円 | — | 4462.1億円 | +3.7% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2023 | 1300.0億円 | — | 1347.45億円 | +3.6% |
| FY2024 | 1300.0億円 | — | 1241.76億円 | -4.4% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
ネクソンは『アラド戦記』等の3大フランチャイズを軸に強力な収益基盤を確立しています。2027年度に営業利益2,500億円を目指す目標に向け、IPの多角化とグローバル展開を着実に進めており、進捗は概ね順調に推移しています。
社長はどんな報酬?
代表者の報酬は連結業績に応じたインセンティブが反映される構成となっており、同業他社と比較しても経営責任に見合った競争力のある水準です。一方、従業員給与は専門性の高い人材への投資として高い水準を維持しており、報酬格差は業績連動分によって変動する傾向があります。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| FY2021/12 | 651万円 | 258人 | +8.8% |
| FY2022/12 | 664万円 | 262人 | +2.0% |
| FY2023/12 | 684万円 | 266人 | +3.0% |
| FY2024/12 | 710万円 | 275人 | +3.8% |
平均年収710万円はゲーム業界の中では高水準。ただし単体従業員数はわずか275名と少数精鋭で、日本法人は主に管理・IR機能を担当。実際のゲーム開発は韓国のNEXON Korea(連結約9,500名)を中心に行われています。連結ベースの実態とは大きく異なる点に留意が必要です。
メディアでどれくらい注目されてる?
どんな話題が多い?
最近の出来事
通期売上収益が過去最高の4,751.02億円を記録し、持続的な成長を証明しました。
剰余金の配当に関する決議を行い、株主還元の強化と強固なキャッシュフローを裏付けました。
取締役候補者の選任と独立役員届出により、ガバナンス体制の高度化を推進しています。
株の売買状況と今後の予定
同業他社と比較して、2.5兆円という圧倒的な時価総額を誇りますが、PERは18.8倍と業界平均よりやや割安な水準にあります。信用倍率も1.69倍と過度な買い残はなく、需給面は比較的良好と言えます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2023/3 | 97819百万円 | 27210百万円 | 27.8% |
| FY2024/3 | 182743百万円 | 47895百万円 | 26.2% |
法人税等の支払額は、税引前利益の拡大に伴い前期の約272億円から約479億円へと増加しました。実効税率は26%から27%程度の水準で推移しており、法的な基準に則った適正な納税が行われています。業績の拡大に応じて納税額も順調に増えており、企業の社会的責任を果たしていると言えます。
誰がこの会社の株を持ってる?
韓国のNXC Corporation(創業者キム・ジョンジュ氏の資産管理会社)とその子会社NXMHが合計48.5%を保有する支配株主構造。日本法人が上場しているものの、実質的な経営判断は韓国本社の影響下にあります。JP Morgan等の海外機関投資家も上位に入り、外国人保有比率は約70%と非常に高い銘柄です。
会社の公式開示情報
PCおよびモバイル向けオンラインゲームの提供を単一セグメントとし、『メイプルストーリー』や『アラド戦記』といった3大フランチャイズが売上の核となっています。主要市場である中国や韓国での収益変動が業績に直結しやすく、為替リスクや地域ごとの法規制の変化が主要なリスク要因として開示されています。
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(株)ネクソン まとめ
「長寿IPを軸に安定したキャッシュを生み出す、オンラインゲームの世界的パイオニア」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
最終更新: 2026年3月3日 06:00 JST / データ提供: OSHIKABU