OSHIKABU
初心者向けかんたん分析
この会社を知る
基本情報をざっくりチェック
3626 プライム

TIS

TIS Inc.

3,263
+90円 (+2.84%)
3/9 時点

「クレジットカード決済の裏側を支える、独立系SIの巨大頭脳」

ひとめ診断

業績
好調
配当
少なめ
安全性
安定
稼ぐ力
高い
話題性
好評

決済インフラから医療DXまで。社会課題をITで解決する独立系SIerトップクラス企業

フロンティア開拓を基本方針とし、デジタル技術を駆使して未来志向で市場開拓と事業領域の拡大を実現する

この会社ってなに?

あなたがクレジットカードやスマートフォンでお買い物をするとき、その決済が安全かつ瞬時に処理される裏側には、TISのシステムが動いているかもしれません。普段目にする金融サービスや企業のITシステムの多くを、見えないところで支えているのがこの会社です。投資初心者の方でも、毎日使うキャッシュレス決済を通じて、実はTISのサービスに触れている可能性が高いと言えます。

独立系SIer大手としてクレジットカードなど決済システムに強みを持つ。FY2025は売上高5,716.9億円、営業利益690.47億円と好調で、FY2026は売上高5,820.0億円、営業利益730.00億円の増収増益を見込む。2026年7月には完全子会社のインテックを吸収合併し、グループ一体でのシステム開発体制強化と効率化を図る方針で、資本効率の向上にも積極的。

情報・通信業 プライム市場 時価総額 7708億円

社長プロフィール

岡本 安史
代表取締役社長
ビジョナリー
顧客のデジタル変革をはじめとするIT投資需要に的確に対応し、社会課題解決型サービスの展開を推進します。人材への投資と未来志向の市場開拓を通じて、持続的な企業価値の向上と彩りのある豊かな未来の実現を目指します。
ストーリーを知る
創業からいまの姿になるまで

この会社のストーリー

1971
東洋情報システムとして創業

独立系システムインテグレーターとして誕生。黎明期の日本のIT化を支える存在として歩み始めました。

2008
ITホールディングス設立

経営統合によりITホールディングスを設立。グループ体制での成長を加速させ、事業基盤を拡大しました。

2016
TISへ社名変更・事業統合

グループの主要会社を統合し、現在のTIS体制へと移行。グループ間のシナジーを追求し、競争力を高めました。

2021
社会課題解決型サービスへの注力

中期経営計画にて「社会課題解決型サービス事業」を定義し、単なるシステム開発から社会への価値創造へとシフトしました。

2026
インテックとの完全統合

2026年7月に完全子会社のインテックを吸収合併予定。システム開発体制を強化し、システムと通信網の一体提供を目指します。

注目ポイント

クレジットカード・決済系システムに強い

金融領域をはじめ、製造や公共など幅広い業界のシステム構築を手掛ける独立系SIerの代表的企業です。特に決済分野に強みを持ちます。

「社会課題解決」を成長ドライバーに

精神科向け電子カルテ企業の買収やプロセスマイニングの活用など、医療DXや企業の業務効率化を通じた社会課題解決を事業の柱に据えています。

グループ統合によるシナジーと成長期待

2026年のインテック吸収合併により、システムと通信基盤をワンストップで提供できる体制へ進化。さらなる競争力強化が期待されます。

サービスの実績は?

21,765
連結従業員数
2025年3月末時点
体制強化中
17%
金融IT事業構成比
直近四季報情報
安定推移
22%
産業IT事業構成比
直近四季報情報
拡大傾向
数字を見てみよう
投資の基本、業績と配当をチェック

株価チャート

データ: 2024-03-11 〜 2026-03-09(J-Quants API)
05/08 2024年3月期決算を発表。売上高は5490億円、営業利益は645億円となり増収増益を達成しました。堅調なDX需要を背景に、強固な事業基盤が評価され、通期業績が計画を上回る形で着地しました。
07/31 資本効率の向上及び株主還元策の一環として、発行済株式総数の約1.4%にあたる上限350万株、取得価額100億円を上限とする自己株式の取得を発表しました。市場からの買い需要としてポジティブに反応しました。
08/05 令和のブラックマンデーで日経平均12.4%急落、全面安
08/06 日経平均が前日比+10.2%の大幅上昇
02/03 2025年3月期第3四半期決算を発表。累計営業利益は前年同期比で伸長し、通期業績予想に対しても順調な進捗を見せました。中核の決済・金融ITサービスが引き続き高い成長性を維持している点が確認されました。
04/07 日経平均が前日比-7.8%の大幅下落
04/08 日経平均が前日比+6.0%の大幅上昇
04/10 日経平均が前日比+9.1%の大幅上昇
05/08 2025年3月期通期決算を発表。売上高は5716億円、当期純利益は500億円を計上しました。中長期的なDX需要を取り込み着実な成長を維持したものの、市場コンセンサスとの比較から株価への影響は中立となりました。
02/03 2026年3月期第3四半期累計期間の営業利益が前年同期比12.1%増の548億円となるなど、力強い成長を継続。高付加価値案件の増加により利益率が改善傾向にあり、市場予想を上回る進捗が好感されました。
52週レンジでの現在位置
安値
2,892.5円
現在値
3,263円
高値
5,399円
安値圏 中間 高値圏

儲かってるの?

順調に稼いでいます
FY2024/3 売上 5490.0億 / 利益 645.7億
FY2025/3 売上 5716.9億 / 利益 690.5億
FY2026/3 予 (予想) 売上 5820.0億 / 利益 730.0億
売上 営業利益 赤字

TISは堅調なIT投資需要を背景に、売上高が5,717億円(FY2025/3期)まで着実に拡大しており、成長基調を維持しています。営業利益も690億円と高い水準で推移しており、顧客のDX支援を中心とした高付加価値サービスの提供が奏功しています。次期FY2026/3期も増収増益を見込んでおり、強固な事業基盤を背景とした安定した成長が期待されます。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE(自己資本利益率)
14.0%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA(総資産利益率)
9.0%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
12.1%
売上のうち利益になった割合
ROE ROA 営業利益率
FY2024/3 15.1% 9.3% 11.8%
FY2025/3 14.0% 9.0% 12.1%

収益性指標であるROE(自己資本利益率)は14.0%から15.1%の高い水準を維持しており、資本効率を重視した経営が浸透しています。営業利益率も約12%前後と安定的に推移しており、システムインテグレーターとしての高い競争力とコスト管理能力が示されています。限られた経営資源を効率的に活用し、着実に利益を生み出す収益構造が確立されています。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
配当利回り
2.15%
株主優待
なし
1株配当 利回り 配当性向
FY2024/3 56円 1.72% 27.5%
FY2025/3 70円 2.15% 32.6%

株主還元については、安定的な配当の継続を重視しつつ、利益成長に応じた増配を積極的に実施する方針です。配当性向は30%強の水準を維持しており、成長投資と株主への利益還元のバランスを考慮した経営を行っています。強固な財務体質を背景に、長期的な視点で安定かつ着実な還元を目指す姿勢が投資家から評価されています。

割安?割高?

同じ業界の平均と比べると…

PER 割安寄り
この会社
15.0倍
業界平均
25.9倍
PBR 割高寄り
この会社
2.21倍
業界平均
1.8倍
配当利回り
この会社: 2.14% 業界平均: N/A
時価総額
この会社: 7708億円 業界平均: N/A

PER=株価が利益の何年分か(低いほど割安)/ PBR=株価が資産の何倍か(1倍未満は割安)

もっと深く知る
財務の健全性と過去の実績

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率 61.5%
0% 30% (注意ライン) 50% (安全ライン) 100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
3560.6億円

自己資本比率は61.5%(FY2025/3期)へと向上しており、非常に強固な財務体質を有しています。有利子負債がゼロである「無借金経営」を継続しており、手元流動性の厚さと相まって、市場環境の変化に対する高い耐性を備えています。潤沢なネット資産を背景に、さらなる戦略的投資や株主還元を柔軟に実施できる財務余力があります。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+63748
営業CF / 百万円
投資に使ったお金
-17741
投資CF / 百万円
借入・返済など
-27791
財務CF / 百万円
手元に残ったお金
+46007
FCF / 百万円
営業CF 投資CF 財務CF FCF
FY2024/3 62578 -32817 -21889 29761
FY2025/3 63748 -17741 -27791 46007

営業キャッシュフローは毎年600億円規模の安定した創出力を誇り、事業の収益基盤の安定性が際立っています。投資キャッシュフローは主に事業拡大のための設備投資や戦略的な子会社投資に充てられており、高いフリーキャッシュフロー創出能力が経営の自由度を高めています。潤沢なキャッシュは財務健全性の維持に加え、積極的な株主還元や将来の成長のための投資へと効率的に配分されています。

株主にどれだけ報いた?

TOPIXを上回っています
自社TSR(最新)
245.6%
株主総利回り
TOPIX(最新)
213.4%
市場平均

※ 基準時点を100%として、配当込みの株主総利回りを比較

FY2021からFY2025にかけて、TISのTSR(株主総利回り)は一貫してTOPIXを大きくアウトパフォームしています。特にクレジットカードなどの決済系システムという強固な事業基盤に加え、積極的な増配やインテック吸収合併による経営効率化への期待が、株主価値を持続的に向上させている主な背景です。

もし昔100万円買ってたら?

上場来安値(2011年6月)に購入 +398.9%
100万円 → 498.9万円
+398.9万円
買値 654円 → 現在 3,263円
1年前(推計)に購入 -6.8%
100万円 → 93.2万円
-6.8万円
買値 3,500円 → 現在 3,263円
52週安値(直近1年)に購入 +12.8%
100万円 → 112.8万円
+12.8万円
買値 2,892.5円 → 現在 3,263円

2010年代前半の底値圏で投資していた場合、株価は約5倍に成長しており、長期的なリターンは非常に優れています。直近1年間ではIT関連株全般の調整もありやや上値が重い展開が見られましたが、52週安値からは着実に反発して底堅さを示しています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
前中期経営計画を前倒しで達成し、現行計画も堅調に利益を積み上げている優等生。
旧 中期経営計画(2021-2023)
FY2021〜FY2023
売上高: 目標 5000億円 前倒し達成 (5084.0億円)
100%
営業利益: 目標 600億円 前倒し達成 (623.2億円)
100%
中期経営計画(2024-2026)
FY2024〜FY2026
売上高: 目標 5820.0億円 順調 (5716.9億円)
98.2%
営業利益: 目標 730.0億円 順調 (690.4億円)
94.5%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度 当初予想 修正予想 実績 乖離
FY2024 5400億円 5450億円 5490.0億円 +1.6%
FY2025 5550億円 5700億円 5716.9億円 +3.0%
営業利益
年度 当初予想 修正予想 実績 乖離
FY2024 630億円 640億円 645.6億円 +2.4%
FY2025 665億円 680億円 690.4億円 +3.8%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

前中期経営計画(2021-2023)では、主要な経営指標を1年前倒しで達成する非常に高い計画遂行力を示しました。現行の計画においても、金融・決済系の底堅いIT投資需要を確実に取り込み、インテックとの完全統合を見据えた経営効率の向上が着実に進捗しています。

中の人を知る
社長の報酬、社員の給料

社長はどんな報酬?

代表取締役社長
岡本 安史
推定約1.6億円
約2倍
社長/社員
業界平均: 10〜20倍
従業員平均
約850〜900万円(※有価証券報告書等の推計値)
一般的な上場企業と比較して極めて控えめな水準です。

役員報酬総額を人数で割った平均値と従業員の平均年収を比較すると、日本企業特有の「経営者と従業員の格差が小さい」傾向が顕著です。同社は業績連動報酬を導入していますが、グローバル企業のような数億円規模の役員報酬とは異なり、組織全体の安定を重視した報酬設計となっています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
806万円
従業員数
5970人
平均年齢
40.6歳
平均年収 従業員数 前年比
FY2022/3 741万円 5469人 +2.8%
FY2023/3 751万円 5695人 +1.3%
FY2024/3 803万円 5834人 +6.9%
FY2025/3 806万円 5970人 +0.4%

平均年収は4年間で65万円上昇し、806万円に到達。特にFY2024/3の+6.9%は大幅な処遇改善を反映しています。従業員数も約500名増加しており、IT人材への投資と待遇向上を両立。SI業界の中では上位水準の給与体系です。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 14名)
女性 4名(28.6%) 男性 10名
29%
71%
監査報酬
25,200万円
連結子会社数
51社
設備投資額
259.6億円
平均勤続年数(従業員)
14年
臨時従業員数
2101人

女性役員比率は28.6%とプライム上場企業の中でも比較的高い水準を維持しており、多様性のあるガバナンス体制を構築しています。連結子会社51社を抱える巨大グループとして、監査法人による厳格な会計監査に加え、取締役会での監督機能を強化し持続的な企業成長を目指しています。

世の中の評判
メディアはこの会社をどう見てる?

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調」
報道件数(30日)
142
前月比 +8.4%
メディア数
48
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, 日経電子版, ほか
業界内ランキング
上位 5%
情報・通信業 520社中 26位
報道のトーン
75%
好意的
20%
中立
5%
否定的
報道件数の推移
掲載メディア分布

どんな話題が多い?

決算・業績 40%
M&A・組織再編 25%
戦略的提携 20%
その他 15%
同業他社とのメディア露出比較

最近の出来事

2026年7月 組織再編

完全子会社であるインテックを吸収合併し、IT基盤の統合によるシナジー創出を図る。

2026年2月 決算発表

第3四半期累計で10%の増益を達成し、IT投資需要への的確な対応を証明した。

2025年10月 業績修正

上期の好調を受け、通期連結業績予想を上方修正。通期純利益500.12億円を見込む。

詳細 & リンク
投資判断のための詳細データ

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残情報なし
売り残情報なし
倍率11.31倍
直近データ時点
今後の予定
本決算発表(見込み) 2025年5月上旬
第1四半期決算発表(見込み) 2025年7月下旬

情報・通信業のセクター平均PER(約25.9倍)と比較して、TISのPERは15.0倍と相対的に割安感があります。一方でPBRは2.21倍と業界平均を上回っており、資本効率性の高さ(ROE重視の経営)が市場から適切に評価されている状況と言えます。

税金はいくら払ってる?

税引前利益 法人税等 実効税率
FY2024/3 68553百万円 19680百万円 28.7%
FY2025/3 70503百万円 20491百万円 29.1%
FY2026/3 予 73000百万円 24000百万円 32.9%

法人税等の支払額は、経常利益の成長に伴い年々増加傾向にあり、税引前利益に対して概ね30%前後の実効税率で推移しています。FY2026/3期予想では納税額が240億円に達する見込みですが、これは利益拡大による健全な税負担の増加を意味しています。安定した利益計上が継続しており、適正な納税を通じて社会貢献を果たす財務構造となっています。

誰がこの会社の株を持ってる?

日本マスタートラスト信託銀行 15.26%
いちごトラストPTE. 9.81%
日本カストディ銀行(信託) 5.65%
自社(自己株口) 3.4%
その他(機関投資家・個人) 65.88%

独立系SI企業として特定の親会社を持たず、外国人投資家比率が50%超と国際的な評価が高い企業です。いちごトラスト(アクティビスト系)が約10%を保有しており、株主還元や資本効率の改善圧力がかかっています。自己株式を3.4%保有しており、自社株買いにも積極的です。

会社の公式開示情報

役員報酬

40,600万円
取締役6名の合計

売上高5,700億円超を誇る独立系システム大手として、決済・金融ITや産業向けソリューションの二本柱が収益を牽引しています。事業リスクとしては、大規模システム開発における納期遅延や不採算案件の発生、および国内市場のIT人材不足が継続的な懸念事項として挙げられています。

最新ニュース

リスク要因

  • [object Object]

ニュース一覧

ポジティブ
TISとKong、販売パートナー契約を締結
2/25 · TISニュースリリース

関連リンク

TIS まとめ

業績
好調
配当
少なめ
安全性
安定
稼ぐ力
高い
話題性
好評

「クレジットカード決済の裏側を支える、独立系SIの巨大頭脳」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

免責事項: 本ページの情報は、公開されたメディア報道の定量分析およびEDINET・TDnet等の公的開示情報をもとに作成しています。 特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。 報道件数・センチメント分析はAIによる自動分類であり、完全な正確性を保証するものではありません。 記事の著作権は各メディアに帰属します。
最終更新: 2026年3月3日 06:00 JST / データ提供: OSHIKABU