(株)ZOZO
ZOZO,Inc.
「アパレルECの絶対王者から、Yahoo!経済圏の中核を担うデータドリブン企業へ」
ひとめ診断
ファッション×テクノロジーで「似合う」を届ける日本最大級のファッションEC
世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。
この会社ってなに?
あなたがスマホで服を買おうと思ったとき、真っ先に開くアプリが「ZOZOTOWN」ではないでしょうか。また、店舗で試着した服を後からネットで探して買った経験があるかもしれません。普段目にする有名アパレルブランドの自社通販サイトの裏側でも、実はZOZOの物流やシステムが使われていたりします。単に服を売る場所から、ファッションに関わるすべての体験を支えるインフラのような存在になりつつあります。
国内最大のファッションEC「ZOZOTOWN」を運営し、LINEヤフー傘下で安定成長を継続しています。FY2025の売上高は2,131.3億円、営業利益は647.56億円と高収益体質を維持。アパレル特化型の強みを活かし、実店舗支援のBtoB事業や広告事業へと領域を広げています。
社長プロフィール
ファッションとテクノロジーの掛け合わせにより、一人ひとりに『似合う』を提供し続けています。LINEヤフーグループとのシナジーやAI技術を駆使し、世界中の人々に笑顔を届ける新しいサービスを創出していきます。
この会社のストーリー
輸入CDやレコードのカタログ通販から事業をスタートし、後にアパレルのオンライン販売へと参入しました。
ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」の運営を開始。多数の人気ブランドを集め、若年層を中心に圧倒的な支持を獲得しました。
社名を「ZOZO」に変更。採寸用ボディスーツ「ZOZOSUIT」など、ファッションテック領域への革新的な挑戦を始めました。
ヤフー(現LINEヤフー)と資本業務提携を実施し、子会社化。PayPay経済圏との連携により顧客基盤を飛躍的に拡大させました。
AIを活用したパーソナライズ機能の強化や、実店舗の在庫を取り置ける「ZOZOMO」など、次世代の購買体験の実現に向けて進化を続けています。
注目ポイント
圧倒的な知名度を誇る「ZOZOTOWN」を運営。LINEヤフーグループの顧客基盤やPayPayとの連携により、継続的な集客と売上拡大を実現しています。
単なる小売業にとどまらず、AIによるレコメンド機能や採寸技術の開発など、テクノロジーを活用して独自の顧客体験を提供している点が強みです。
受託販売を中心としたビジネスモデルにより、非常に高い営業利益率を維持。配当性向の目標を掲げ、増配など株主還元にも積極的です。
サービスの実績は?
株価チャート
1,075円
1,649.5円
儲かってるの?
ZOZOは、主力であるファッションECサイト「ZOZOTOWN」の堅調な取り扱いを背景に、売上高がFY2024/3の約1,970億円からFY2026/3予想では約2,241億円まで着実に拡大する見通しです。営業利益についても効率的な運営と販促効果により、FY2024/3の約601億円からFY2026/3予想の約698億円まで増益基調を維持しています。EC市場の競争激化の中でも、高付加価値なサービス提供により安定した成長を実現しています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 52.3% | 27.4% | 30.5% |
| FY2025/3 | 45.9% | 24.1% | 30.4% |
ZOZOの収益性は極めて高く、営業利益率は約30%台という驚異的な水準を維持しており、小売業としては異例の効率的なビジネスモデルを構築しています。ROE(自己資本利益率)はFY2024/3の52.3%からFY2025/3には45.9%へと推移しましたが、依然として極めて高い資本効率を誇ります。徹底した在庫リスクの低減と手数料ビジネスを主軸とすることで、少ない資産で効率よく利益を生み出しています。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 利回り | 配当性向 |
|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 35円 | 2.93% | 70.2% |
| FY2025/3 | 107円 | 8.97% | 210.2% |
ZOZOは利益成長に応じた積極的な利益還元を重視しており、FY2025/3には年間107円もの配当を実施するなど株主還元の姿勢を強めています。業績に応じた柔軟な配当政策をとっており、特に配当性向が高まる時期には株主に対する強力な還元が行われています。株主優待制度は現在実施されていませんが、高水準の配当利回りが投資家にとって大きな魅力となっています。
割安?割高?
同じ業界の平均と比べると…
PER=株価が利益の何年分か(低いほど割安)/ PBR=株価が資産の何倍か(1倍未満は割安)
財務は安全?
財務健全性は極めて強固であり、有利子負債がゼロの「実質無借金経営」を継続している点が最大の強みです。総資産がFY2024/3の約1,619億円からFY2025/3には約1,878億円まで拡大する一方で、自己資本比率は50%超の高水準を維持しており、財務基盤の安定性が際立っています。将来的な投資や株主還元を柔軟に実施できる盤石な財務体質を有しています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 42589 | -9879 | -37138 | 32710 |
| FY2025/3 | 60114 | -6285 | -32081 | 53829 |
営業活動によるキャッシュフローは、本業のEC事業で着実に現金を創出しており、FY2025/3には約601億円と大幅な黒字を確保しました。投資活動においては成長のためのシステム投資や販促関連に支出していますが、営業CFが投資CFを大きく上回ることで、約538億円もの潤沢なフリーキャッシュフローを生み出しています。この余剰資金を配当などの株主還元に充てることで、株主価値の最大化に努めています。
もし昔100万円買ってたら?
2009年の上場来安値付近で投資していれば、現在までに資産は約57倍に膨らんでいます。一方で、直近の高値圏で購入した場合は調整局面の影響を受けていますが、長期的にはEC市場の拡大とともに大きく企業価値を向上させてきました。
会社の計画は順調?
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 1900.0億円 | — | 1970.2億円 | +3.7% |
| FY2025 | 2144.0億円 | — | 2131.3億円 | -0.5% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 580.00億円 | — | 600.79億円 | +3.5% |
| FY2025 | 642.00億円 | — | 647.56億円 | +0.8% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
過去の3カ年計画で掲げた営業利益580億円の目標を大幅に超過達成し、直近のFY2025でも営業利益647.56億円を記録しました。毎期のガイダンス精度も高く、堅実な経営手腕が評価できます。
社長はどんな報酬?
代表取締役の報酬は、同社の高い営業利益率と継続的な成長を実現する経営手腕を反映し、従業員平均年収と比較して高水準に設定されています。これは成果主義を重視するIT企業の特性を色濃く残しており、グローバル水準の経営者報酬に近い設計と言えます。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| FY2022/3 | 573万円 | 1338人 | +2.5% |
| FY2023/3 | 645万円 | 1418人 | +12.6% |
| FY2024/3 | 692万円 | 1604人 | +7.3% |
| FY2025/3 | 656万円 | 1664人 | -5.2% |
FY2024/3の692万円をピークに、FY2025/3は656万円にやや低下しましたが、従業員数は326名増と大幅に拡大。積極的な人材採用による平均の一時的な低下と見られます。平均年齢34歳台と若く、EC業界の中では待遇の良い企業です。
メディアでどれくらい注目されてる?
どんな話題が多い?
最近の出来事
FY2024決算発表にて売上高1970.2億円を記録し、安定した収益基盤を再確認。
FY2025第3四半期において営業利益が順調に推移し、業績拡大が継続していることを報告。
米系証券会社がレーティングを引き上げ、将来的な成長性に対して市場の期待が再燃した。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は1.60倍と取組は比較的良好です。小売業の中では圧倒的に高いPBR(10.77倍)を誇り、市場からの高い資本効率への評価が伺えます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 59764百万円 | 15423百万円 | 25.8% |
| FY2025/3 | 64888百万円 | 19542百万円 | 30.1% |
| FY2026/3 予 | 69800百万円 | 21300百万円 | 30.5% |
法人税等の支払額は、税引前利益の伸長に伴い増加傾向にあります。FY2025/3には約195億円を納付しており、税引前利益約649億円に対して約30%の実効税率となっています。FY2026/3予想においても同様に約213億円の納税が見込まれており、安定した収益確保により国や地方への貢献も着実に増加しています。
誰がこの会社の株を持ってる?
LINEヤフーの中間持株会社「Zホールディングス中間」が51%超を保有する親子上場企業です。2019年にヤフー(現LINEヤフー)がTOBで子会社化し、創業者の前澤友作氏は退任。現在は経営独立性を維持しつつ、LINEヤフーグループとのシナジーを追求しています。機関投資家の保有比率も高く、流動性は十分です。
会社の公式開示情報
主力事業である「ZOZOTOWN」を通じた商品取扱高が収益の柱であり、手数料収入と広告事業が利益を支えています。主なリスク要因としては、アパレル市場全体の消費動向の冷え込みや、Amazonや海外のSHEINといった競合プラットフォームとの競争激化、および物流コストの変動が挙げられます。
最新ニュース
ニュース一覧
関連リンク
(株)ZOZO まとめ
「アパレルECの絶対王者から、Yahoo!経済圏の中核を担うデータドリブン企業へ」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
最終更新: 2026年3月3日 06:00 JST / データ提供: OSHIKABU