双日
Sojitz Corporation
「資源依存から脱却し、生活インフラと非資源分野で稼ぐ次世代の総合商社」
ひとめ診断
発想の力で挑戦し続ける総合商社
日本のみならず世界中の国と地域で様々な事業を展開し、発想の力で新たな価値を創造し続ける企業。
この会社ってなに?
あなたが普段買い物をしたり、外食を楽しんだりする裏側で、双日のビジネスが関わっています。例えば、海外から美味しいお肉や水産物を輸入して日本のスーパーやレストランに届けたり、海外の病院運営を支援して質の高い医療を提供したりと、幅広い分野で活躍しています。専門的な資源や機械の取引だけでなく、私たちの日常生活を支える「食」や「インフラ」の領域にも深く入り込んでいる会社です。
双日は売上高2兆5,097.1億円、純利益1,106.3億円を誇る大手総合商社です。近年は市況変動の影響を受けやすい資源事業への依存を減らし、自動車・ヘルスケア・リテールなどの非資源分野へのポートフォリオ転換を強力に推進しています。自社PERは11.6倍、PBR1.30倍と市場評価も堅調であり、株主還元への積極的な姿勢が投資家から評価されています。
社長プロフィール
2024年度から新たな3ヶ年計画「中期経営計画2026 ~Set for Next Stage~」をスタートしました。ROE12%超・当期利益1,200億円超を確保し、企業価値と株主価値の向上を図ります。
この会社のストーリー
ニチメンと日商岩井の経営統合により、双日ホールディングス株式会社が設立されました。
事業会社が合併し、現在の「双日」が誕生。総合商社としての新たな歩みを開始しました。
非資源系事業へのポートフォリオ転換を進め、選択と集中による構造改革を加速させました。
植村幸祐氏が社長に就任。「中期経営計画2026 ~Set for Next Stage~」を始動しました。
シンガポールでの医療サービス事業子会社化やベトナムでの外食事業参入など、国内外で新たな挑戦を続けています。
注目ポイント
予想配当利回りが3%を超える水準であり、継続的かつ安定的な配当を通じて株主還元に注力しています。
「中期経営計画2026」において、株主資本コストを超過するROE12%超や当期利益1,200億円超という明確な目標を掲げています。
医療サービスや外食事業、IoTソリューションなど、多彩な非資源分野へ積極的に投資し成長基盤を拡大しています。
サービスの実績は?
株価チャート
2,689円
7,257円
儲かってるの?
双日の業績は、FY2024/3の純利益約1,008億円からFY2025/3には約1,106億円へと増益基調で推移しており、安定した収益拡大を実現しています。売上高も約2兆5,097億円へと伸長しており、ポートフォリオの最適化や各事業の成長が寄与しました。今後は中長期的な成長を見据え、特定のセグメントに依存しない多角的な事業運営による業績向上を目指しています。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 利回り | 配当性向 |
|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 135円 | 2.26% | 29.9% |
| FY2025/3 | 150円 | 2.51% | 29.2% |
双日は株主還元を重要な経営課題と位置づけ、配当性向約30%をメドとした安定的かつ継続的な増配を基本方針としています。利益成長に応じて配当額を引き上げることで、株主の皆様へ着実に利益を還元する仕組みを整えています。今後も企業価値の向上を通じて配当水準を高め、投資家にとって魅力的な株主還元策を追求していく考えです。
割安?割高?
同じ業界の平均と比べると…
PER=株価が利益の何年分か(低いほど割安)/ PBR=株価が資産の何倍か(1倍未満は割安)
財務は安全?
双日の財務健全性は、総資産が約3兆873億円へと拡大する中でも、約32%前後の自己資本比率を維持しており、安定したバランスシートを構築しています。有利子負債を適切にコントロールしつつ、強固な財務体質を背景に成長投資と株主還元の両立を目指しています。今後も資産の質を高め、外部環境の変化に耐えうる強固な資本構成を維持する見通しです。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 112187 | 12429 | -186523 | 124616 |
| FY2025/3 | -16688 | -94106 | 106388 | -110794 |
FY2024/3には営業活動によるキャッシュフローが約1,122億円と高い創出力を示し、潤沢なフリーキャッシュフローを確保しました。一方、FY2025/3は先行投資による支出増で一時的にフリーキャッシュフローがマイナスとなりましたが、これは将来の成長に向けた積極的な投資の結果です。今後も事業を通じたキャッシュ生成能力を強化し、持続的な投資と配当支払いに向けた資金循環を最適化していきます。
もし昔100万円買ってたら?
2012年頃の業績低迷期に購入していた場合、株価は60倍以上に大化けしています。直近数年間でも、積極的な株主還元とPBR1倍割れ是正への取り組みが評価され、堅調なパフォーマンスを記録しています。
会社の計画は順調?
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 2兆4000億円 | 2兆4100億円 | 2兆4146.5億円 | +0.6% |
| FY2025 | 2兆5000億円 | 2兆5000億円 | 2兆5097.1億円 | +0.3% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 950億円 | 1000億円 | 1007.6億円 | +6.0% |
| FY2025 | 1100億円 | 1150億円 | 1106.3億円 | +0.5% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
「中期経営計画2026」では、株主資本コストを上回るROE12%超の達成と当期純利益1,200億円超を目標に掲げています。特に、市況に左右されにくい非資源事業へのポートフォリオ入れ替えが奏功し、着実に収益基盤が強化されています。
社長はどんな報酬?
代表者の報酬は業績連動型株式報酬制度が組み込まれており、企業価値と株主価値の向上を促す設計となっています。総合商社は従業員平均給与自体が極めて高いため、役員との倍率は他の製造業などと比較して穏当な範囲に収まっています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| FY2022/3 | 1155万円 | 2069人 | +4.2% |
| FY2023/3 | 1210万円 | 2081人 | +4.8% |
| FY2024/3 | 1247万円 | 2090人 | +3.1% |
| FY2025/3 | 1274万円 | 2099人 | +2.2% |
平均年収1,274万円は総合商社として相応の高水準。5大商社(伊藤忠1,800万円、三菱商事1,750万円等)と比べるとやや差があるが、従業員約2,100名の少数精鋭で一人あたりの純利益は高い。平均年齢41歳で安定推移。
メディアでどれくらい注目されてる?
どんな話題が多い?
最近の出来事
第1四半期決算にて最終利益が前年同期比9%減となり、短期的成長鈍化が懸念材料として報道されました。
シンガポールの医療サービス事業者を子会社化し、成長領域であるヘルスケア事業の拡大を加速させています。
ロイヤルホールディングスと連携しベトナム外食市場へ参入。食肉加工から販売までの一貫体制構築による収益源多様化を図っています。
株の売買状況と今後の予定
PBRは1.30倍と1倍水準をクリアしており、市場からの評価は比較的高い状態です。一方で信用倍率が12倍台と買い残が多く、短期的な需給の重さには注意が必要です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 134200百万円 | 33435百万円 | 24.9% |
| FY2025/3 | 145200百万円 | 34564百万円 | 23.8% |
法人税等の支払いは、連結の税引前利益の推移と連動して発生しており、実効税率は概ね20%台半ばで安定しています。日本国内だけでなく海外拠点での事業展開が広いため、各国税制や適用される税務上の控除によって変動する可能性があります。会社側は税務コンプライアンスを遵守しつつ、連結ベースでの税負担の最適化に継続的に取り組んでいます。
誰がこの会社の株を持ってる?
信託銀行・海外機関投資家が中心の安定した株主構成。旧ニチメン・日商岩井の親会社だった日本興業銀行(現みずほ)の影響は薄れ、現在は独立性の高い経営体制。従業員持株会が約2.1%を保有しており、経営へのコミットメントが見える。バフェット銘柄の5大商社には含まれないが、バリュー投資家からの注目は高い。
会社の公式開示情報
EDINET開示情報に基づくと、同社は自動車、航空・社会インフラ、エネルギー、金属資源、化学、リテールなど多岐にわたるセグメントを構成しています。「中期経営計画2026」にてポートフォリオの入れ替えを推進し、低採算事業からの撤退と成長分野への投資により収益基盤の質的改善を図るリスク管理を行っています。
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双日 まとめ
「資源依存から脱却し、生活インフラと非資源分野で稼ぐ次世代の総合商社」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
最終更新: 2026年3月3日 06:00 JST / データ提供: OSHIKABU