ABCマート
ABC-MART,INC.
「圧倒的現場主義と独自ブランド戦略で高収益を稼ぎ出す、靴小売りの絶対王者」
ひとめ診断
足元から世界を彩る、圧倒的現場主義のシューズリテーラー
靴小売店「ABC-MART」の出店を進め、世界に通用するストアブランドとして確立すること。
この会社ってなに?
街のショッピングモールや駅前で、赤と黄色のロゴの靴屋さんを見かけたことはありませんか?それがABCマートです。あなたが「新しいスニーカーが欲しいな」と思ったとき、豊富な品揃えと試し履きしやすい店内で、お気に入りの一足を見つける手助けをしてくれます。ナイキやアディダスといった有名ブランドだけでなく、お店限定のカラーモデルや、お手頃価格の自社ブランド靴も充実しており、普段の足元を支える身近な存在です。
ABCマートは国内外で約1,400店舗を展開する靴小売りの最大手です。FY2025は売上高3722.0億円、営業利益625.50億円と過去最高益を更新し、強固な収益基盤を誇ります。自社企画製品の販売比率が高く、一般的な靴小売業を凌駕する高い利益率を実現している点が投資家から高く評価されています。
社長プロフィール
私たちは現場主義を徹底し、毎週末売り場に立つことでお客様の声を直接吸収しています。今後も海外展開を加速し、世界に通用するストアブランドを目指します。
会社概要
この会社のストーリー
靴と衣料の輸入販売商社としてスタートし、その後の小売展開の礎を築きました。
海外ブランドとの提携や独自商品の開発により、国内市場での存在感を高めました。
急速な事業拡大に伴い東証一部(現プライム市場)への上場を果たし、企業としての信用力を強化しました。
韓国や台湾などアジア圏への出店を積極的に行い、グローバル市場での成長を目指しました。
スポーツ専門店「オッシュマンズ」を買収し、シューズだけでなくスポーツやアウトドア領域へ事業を拡大しました。
現場主義と海外経験が豊富な服部喜一郎氏が新社長に就任し、新たな経営体制へと移行しました。
東南アジア市場の開拓としてフィリピン・マニラに店舗を出店し、グローバルストアブランドへの道のりを加速させています。
注目ポイント
現場主義による無駄のない店舗運営とPB商品の展開により、競合他社を大きく引き離す高い営業利益率を維持しています。
韓国や台湾に加え、フィリピンなどの新規市場へも進出。国内にとどまらず世界を見据えた成長戦略を描いています。
オッシュマンズの買収など、靴のみならずスポーツ・ライフスタイル全般へのアプローチを強化し、新たな顧客層を取り込んでいます。
サービスの実績は?
株価チャート
2,375.5円
3,270円
儲かってるの?
ABCマートの業績は、国内の強固な店舗網とインバウンド需要の取り込みにより、売上高はFY2024/3の3,442億円からFY2025/3には3,722億円へと順調に拡大しています。利益面でも営業利益が626億円へと伸長するなど、高い収益力を維持しています。FY2026/3についても売上高3,839億円、営業利益640億円の増収増益を予想しており、堅調な推移が続いています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 11.7% | 10.3% | 16.2% |
| FY2025/3 | 12.3% | 10.8% | 16.8% |
収益性は非常に高く、営業利益率はFY2024/3の16.2%からFY2025/3には16.8%へと改善しています。効率的な在庫管理や販売戦略によって売上の質が高まっており、ROE(自己資本利益率)も12.3%と資本を効率的に活用しています。同業他社と比較しても圧倒的な利益率を誇っており、安定した稼ぐ力が同社の強みです。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 利回り | 配当性向利益のうち何%を配当に回しているか。高すぎると無理な配当の可能性 |
|---|---|---|---|
| FY2025/3 | 70円 | 2.73% | 38.2% |
配当方針については、安定的な利益成長を背景に配当性向を考慮した株主還元を行っています。FY2025/3は1株あたり70円の配当を実施し、配当性向は約38%となっています。今後も持続的な成長とキャッシュフロー創出力を活用し、適切な利益配分を継続することが期待されます。
割安?割高?
同じ業界の平均と比べると…
PER=株価が利益の何年分か(低いほど割安)/ PBR=株価が資産の何倍か(1倍未満は割安)
財務は安全?
財務状況は極めて健全であり、自己資本比率は87%超と極めて高い水準を維持しています。有利子負債は約20億円とごくわずかであり、財務的なリスクは極めて限定的です。純資産もFY2025/3時点で3,697億円に達しており、盤石な基盤の上で事業拡大を支えています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 51230 | -11405 | -18587 | 39825 |
| FY2025/3 | 56125 | -15103 | -17082 | 41022 |
本業で稼ぐ力を示す営業キャッシュフローがFY2025/3には約561億円と潤沢であり、高い収益が安定した現金収入に直結しています。投資キャッシュフローについては新規出店や設備投資に充てられていますが、それを差し引いても400億円を超えるフリーキャッシュフローを生み出しています。この豊富なキャッシュを背景に、財務の健全性を保ちつつ株主還元や事業再投資を行う好循環が確立されています。
もし昔100万円買ってたら?
長期的に見れば、安定した利益成長と高い配当還元により株価は上昇トレンドを描いてきました。しかし直近1年間では、海外事業(特に韓国や台湾)におけるインフレや関税の影響による一過性の減益懸念などから、株価は上値を重くしています。国内事業は極めて好調であるため、海外事業の立て直しが今後の株価反転の鍵を握ります。
会社の計画は順調?
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 3300.0億円 | 3400.0億円 | 3442.0億円 | +4.3% |
| FY2025 | 3550.0億円 | 3658.0億円 | 3722.0億円 | +4.8% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 480.0億円 | 540.0億円 | 556.7億円 | +15.9% |
| FY2025 | 580.0億円 | 600.0億円 | 625.5億円 | +7.8% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
ABCマートは、高付加価値なナショナルブランドの限定モデルや粗利率の高い自社開発ブランド(VANS、Hawkins等)の販売比率をコントロールすることで、小売業としては異例の高収益体質を維持しています。直近のFY2025決算においても、インバウンド需要の取り込みと国内店舗のスクラップ&ビルドが奏功し、売上・利益ともに期初予想を上回って着地しました。今後も既存店の改装やEC連携(オムニチャネル対応)により、さらなる収益性向上が期待されます。
社長はどんな報酬?
役員報酬総額が5名で1億4,300万円であることから、代表者の報酬は推定2,500〜3,000万円程度と算出されます。従業員平均年収との比較では約6〜7倍という倍率となり、これは業界平均の10〜20倍と比較して格差が小さい部類に入り、報酬体系の透明性と公平性を重視する姿勢が伺えます。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 425万円 | 9075人 | - |
従業員平均年収は425万円となっており、小売業界の平均的な水準に位置しています。近年は店舗展開の拡大や海外事業の育成に伴い、現場のオペレーション効率化と人材確保の両立が給与体系においても重要な課題となっています。
この会社のガバナンスは?
取締役10名のうち女性が2名を占め、女性役員比率は20.0%に達しており、ダイバーシティ推進を図っています。連結子会社を15社抱える大規模な小売グループとして、監査報酬2,600万円を投じてガバナンス体制を維持しており、持続的な企業価値向上に向けた監視機能を強化しています。
メディアでどれくらい注目されてる?
どんな話題が多い?
最近の出来事
フィリピンのマニラにて1号店・2号店を同時出店し、東南アジア市場での足場を強化。
3~8月期決算にて、海外の苦戦を補う国内事業の堅実な成長により純利益1%増を達成。
海外市場における物価高や関税の影響により、通期の営業利益予想を下方修正し株価が下落。
株の売買状況と今後の予定
小売セクターの中でも圧倒的な時価総額と高い収益性を誇りながら、PERは14倍台と割高感はありません。配当利回りも2.7%を超えており、下値不安が少ないディフェンシブなバリュー銘柄としての魅力も持ち合わせています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 57834百万円 | 17825百万円 | 30.8% |
| FY2025/3 | 64618百万円 | 19260百万円 | 29.8% |
| FY2026/3 予 | 64000百万円 | 18470百万円 | 28.9% |
法人税等の支払額は、税引前利益の増加に伴い年間180億円から190億円前後で推移しています。実効税率は約29%から31%の範囲に収まっており、法定実効税率に準じた適切な水準です。業績の拡大に応じて着実に納税を行っており、企業としての社会的責任を十分に果たしている状況です。
誰がこの会社の株を持ってる?
筆頭株主である合同会社イーエム・プランニングが49.89%を保有しており、創業者である三木正浩氏およびその関係者による強固な経営支配体制が構築されています。上位株主には大手信託銀行などの機関投資家が名を連ねていますが、オーナー系企業の色彩が非常に強い構成です。
会社の公式開示情報
役員報酬
売上高の大部分を占める靴小売事業に加え、近年は「オッシュマンズ」の買収等でスポーツライフスタイル領域を強化しています。事業リスクとしては、為替変動に伴う輸入コストへの影響や、天候要因による季節商品の販売動向、および海外市場における競争激化が挙げられます。
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ABCマート まとめ
「圧倒的現場主義と独自ブランド戦略で高収益を稼ぎ出す、靴小売りの絶対王者」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
最終更新: 2026年3月3日 06:00 JST / データ提供: OSHIKABU