サントリー食品インターナショナル
Suntory Beverage & Food Limited
「日本発・世界の水と茶を制す、M&Aとブランド力で持続的成長を続ける飲料の巨人」
ひとめ診断
水と生きる。国内外に潤いを届ける真のグローバル飲料企業
真のグローバル飲料企業として、“質の高い成長”を実現し、世界中の人々に潤いを提供する
この会社ってなに?
あなたが喉が渇いたとき、自動販売機やコンビニでつい手に取る「伊右衛門」や「サントリー天然水」、「BOSS」。普段目にするこれらの身近な飲料の裏側で、国内にとどまらず海外でも数々のヒット商品を生み出しているのがこの会社です。投資したことがなくても、あなたもきっと毎日この会社のサービスや商品にお世話になっているはずです。
サントリー食品インターナショナルは国内トップクラスの清涼飲料メーカーであり、海外展開も積極的に推進しています。FY2024の売上高は1兆6,967億円、営業利益は1,602億円と過去最高水準を記録しました。現在は「ブランド戦略」「構造改革」を軸とする中期経営計画を進行中で、さらなる収益性の向上を目指しています。
社長プロフィール
真のグローバル飲料企業として、お客様、ステークホルダーの皆さま、社員に愛される会社になるために、これからもさまざまな取組みを進めてまいります。
この会社のストーリー
サントリーグループの国内・海外の清涼飲料・食品事業を担う中核企業として設立されました。
7月に東京証券取引所第一部へ上場。初値時価総額は約9700億円となり、同年最大のIPOとして注目を集めました。
日本たばこ産業(JT)の飲料自販機事業などを約1500億円で買収し、販売網を大幅に強化しました。
ブランド戦略や構造改革を掲げた新中期経営計画をスタート。国内の自販機事業の統合など収益力強化を進めました。
オーガニック成長で売上収益の継続成長を目指し、サステナビリティや多様性を重視したグローバル展開を加速させていきます。
注目ポイント
国内外で愛される強力な清涼飲料ブランドを多数保有し、1兆7,000億円規模の売上を誇る安定した事業基盤があります。
株主優待は実施していませんが、業績の向上を通じた安定した配当による株主還元を基本方針としており、直近でも増配を実施しています。
中期経営計画において構造改革やサステナビリティを推進。環境目標に向けた取り組みを進めながら、持続的な利益成長を目指しています。
サービスの実績は?
株価チャート
4,442円
5,399円
儲かってるの?
当社の売上収益はFY2023/3の約1兆5,917億円からFY2024/3には約1兆6,968億円へと順調に拡大しており、国内外でのブランド強化と価格改定による収益構造の改善が寄与しています。FY2025/3の予想においても約1兆7,960億円と増収を見込んでおり、強固な事業基盤を背景とした継続的な成長が期待されます。営業利益も堅調に推移しており、効率的な事業運営によって安定した収益性を維持しています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2023/3 | 7.0% | 4.3% | 8.9% |
| FY2024/3 | 7.1% | 4.5% | 9.4% |
収益性を示す営業利益率は、FY2023/3の8.9%からFY2024/3には9.4%へと向上しており、原材料高騰などの逆風下でも高い価格転嫁力とコストコントロール能力を発揮しています。ROE(自己資本利益率)は7%台を維持しており、株主資本を効率的に活用した利益創出がなされています。今後、構造改革の進展に伴いさらなる収益性の改善が期待される状況です。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 利回り | 配当性向 |
|---|---|---|---|
| FY2023/3 | 80円 | 1.71% | 29.9% |
| FY2024/3 | 120円 | 2.57% | 39.7% |
当社の配当方針は、業績の成長を反映させた株主への安定的な還元を重視した設計となっています。FY2024/3には配当額を前期の80円から120円へ大幅に引き上げており、株主還元への積極的な姿勢が示されています。現在の配当利回りは2.57%であり、優良なキャッシュフローを背景とした持続可能な配当成長が期待されます。
割安?割高?
同じ業界の平均と比べると…
PER=株価が利益の何年分か(低いほど割安)/ PBR=株価が資産の何倍か(1倍未満は割安)
財務は安全?
総資産はFY2024/3時点で約2兆580億円まで拡大しており、有利子負債ゼロという極めて強固な財務体質を継続しています。自己資本比率は約58.8%と高い水準を維持しており、潤沢な資産背景が経営の安定性を支えています。また、1株当たり純資産(BPS)も着実に増加しており、長期的かつ安定的な企業価値の向上が見て取れます。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2023/3 | 158292 | -77798 | -115404 | 80494 |
| FY2024/3 | 193730 | -101297 | -112036 | 92433 |
営業活動によるキャッシュフローはFY2024/3に約1,937億円と大幅な増加を記録しており、本業による稼ぐ力の強さが浮き彫りとなっています。投資活動については将来の成長に向けた積極的な設備投資や事業再編を実施しつつも、営業CFの範囲内で賄う健全な構成です。結果として、フリー・キャッシュ・フローは約924億円と高い水準を維持しており、成長投資や株主還元に充てるための十分な資金力を確保しています。
もし昔100万円買ってたら?
2013年のIPO以降、国内外での事業拡大を背景に株価は底堅く推移しています。特に直近数年は安定した配当増額とグローバルでの収益力向上が評価され、長期保有の株主に対して安定したリターンをもたらしています。
会社の計画は順調?
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2023 | 15,500億円 | 15,800億円 | 15,917億円 | +2.6% |
| FY2024 | 16,700億円 | 16,850億円 | 16,967億円 | +1.6% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2023 | 1,400億円 | 1,410億円 | 1,417億円 | +1.2% |
| FY2024 | 1,490億円 | 1,550億円 | 1,602億円 | +7.5% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
2024年からスタートした中期経営計画において、ブランド戦略と構造改革を推進しています。原材料高騰の逆風下でも、付加価値の高い商品の投入と適切な価格改定により、事前の予想を上回るペースで業績を拡大させています。
社長はどんな報酬?
代表取締役社長の報酬はグローバル企業の経営責任に見合った水準ですが、日本の大企業における役員・従業員間の報酬格差と比較すると、過度に乖離しておらずバランスの取れた設計といえます。安定した配当と企業価値向上を重視する方針が、報酬の決定プロセスにも反映されています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| FY2021/12 | 1030万円 | 501人 | +3.0% |
| FY2022/12 | 1130万円 | 532人 | +9.7% |
| FY2023/12 | 1114万円 | 535人 | -1.4% |
| FY2024/12 | 1161万円 | 504人 | +4.2% |
平均年収は1,000万円を超える食品業界トップクラスの高水準です。単体従業員は約500名と少数精鋭で、連結23,485名との差が大きいのはグループ各社に実働人員がいるためです。平均年齢41歳前後で安定しており、業績好調時には賞与連動で年収が上振れる傾向があります。
メディアでどれくらい注目されてる?
どんな話題が多い?
最近の出来事
国内飲料自動販売機事業の効率化を図るため、サントリービバレッジソリューションへの事業統合を実施。
上期最終利益が前年同期比21%増益となり、成長基調の維持を市場に示唆。
今期最終利益の上方修正と配当増額を発表し、株主還元姿勢の強化を明確化。
株の売買状況と今後の予定
時価総額1.4兆円を誇る国内トップクラスの飲料メーカーとして、PER・PBRともに業界平均水準の安定した評価を受けています。2.5%超の配当利回りも株価を下支えする要因となっています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2025/3 予 | 161000百万円 | 71000百万円 | 44.1% |
FY2025/3の予想税引前利益は1,610億円に対し、法人税等は710億円を見込んでいます。実効税率は44.1%と算出されていますが、これは海外拠点の利益構成や各国の税制度の影響を受けたものです。適正な税務処理を通じて、グループ全体での収益最大化を目指しています。
誰がこの会社の株を持ってる?
サントリーホールディングスが59.5%を保有する典型的な親子上場です。非上場の親会社サントリーHDが実質的な経営支配権を持ち、創業家の鳥井・佐治家が間接的にグループを統括。少数株主保護の観点から独立社外取締役の充実を図っていますが、親子上場解消(TOB等)の思惑が株価材料になることもあります。
会社の公式開示情報
売上収益1.7兆円規模を誇るグローバル飲料企業であり、日本、欧州、アジア、米州の4地域を軸に事業を展開しています。原材料高騰などの外部リスクに対し、ブランド戦略と構造改革を両輪とした「質の高い成長」を経営課題として開示しています。
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サントリー食品インターナショナル まとめ
「日本発・世界の水と茶を制す、M&Aとブランド力で持続的成長を続ける飲料の巨人」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
最終更新: 2026年3月3日 06:00 JST / データ提供: OSHIKABU