OSHIKABU
初心者向けかんたん分析
この会社を知る
基本情報をざっくりチェック
2502 プライム

アサヒグループホールディングス

Asahi Group Holdings,Ltd.

1,627
-21円 (-1.27%)
3/9 時点

「国内ビールの巨人が、積極的な海外M&Aでグローバルな酒類・飲料プラットフォーマーへと変貌を遂げた姿」

ひとめ診断

業績
好調
配当
少なめ
安全性
普通
稼ぐ力
普通
話題性
普通

高付加価値ブランドで世界に挑戦する総合飲料グローバルカンパニー

変化するWell-beingに応え、持続可能な社会の実現に貢献するグローカルな価値創造企業

この会社ってなに?

あなたが仕事終わりに「スーパードライ」で乾杯するときや、一息つきたいときに「三ツ矢サイダー」「カルピス」を飲むとき、この会社の製品が手元にあるはずです。普段目にするスーパーやコンビニの飲料コーナーの裏側で、実はヨーロッパやオーストラリアなど世界中の食卓にもビールを届けています。お酒を飲む人も飲まない人も、日常のあらゆる「喉を潤す瞬間」を支えているのがこの会社の事業です。

FY2024は売上高2兆9394.2億円、営業利益2690.52億円と堅調な成長を記録しました。近年は欧州や豪州など海外での大型M&Aを積極的に行い、グローバル市場での収益基盤を強化しています。高付加価値ブランドへの注力と価格改定の効果により、国内外での利益率向上を図る投資家注目の銘柄です。

食料品 プライム市場 時価総額 2.5兆円

社長プロフィール

勝木 敦志
代表取締役社長 兼 CEO
ビジョナリー
サステナビリティを経営の根幹に置き、社会課題の解決が利益の源となるビジネスモデルの構築を推し進めます。高付加価値ブランドを軸にグローバルな成長を目指します。
ストーリーを知る
創業からいまの姿になるまで

この会社のストーリー

1949
アサヒビール株式会社の設立

大日本麦酒からの分割により設立され、ビール事業を中心に新たな歴史の幕を開けました。

1987
大ヒット商品の誕生

日本初の辛口ビール「アサヒスーパードライ」を発売し、快進撃を遂げて劇的な成長を果たしました。

2011
ホールディングス体制へ移行

アサヒグループホールディングスに商号を変更し、グループ全体の最適化と経営基盤の強化を図りました。

2019
グローバル展開の加速

英Fuller社からのプレミアムビール事業買収など、海外の有力事業を次々と傘下に収め世界市場へ挑戦しています。

2030
サステナブルな未来へ

PETボトル水平循環などの環境目標に向けた取り組みを進め、社会課題の解決と事業成長の両立を目指します。

注目ポイント

積極的なM&Aによるグローバル成長

欧州やアフリカなど海外の有力な酒類・飲料事業を次々と買収し、世界市場での存在感を高めています。

高い収益性と株主還元

ROE約13.5%という高い資本効率を誇り、累進配当や機動的な自社株買いなど株主還元にも積極的です。

サステナビリティを軸とした経営

リサイクル素材への切り替えや軽量化などを推進し、持続可能な社会の実現と企業価値の向上をリンクさせています。

サービスの実績は?

57%
海外売上収益比率
2023年度実績
横ばい
4654億円
Diageo東アフリカ事業買収額
2025年発表
大型M&A継続
100%
PETボトルリサイクル素材等使用率目標
2030年目標
進行中
数字を見てみよう
投資の基本、業績と配当をチェック

株価チャート

データ: 2024-03-11 〜 2026-03-09(J-Quants API)
05/09 2024年12月期の配当予想を修正し増配を発表。あわせて株主優待制度の廃止を決定し、今後は配当による利益還元を強化する方針を打ち出した。
08/05 令和のブラックマンデーで日経平均12.4%急落、全面安
08/06 日経平均が前日比+10.2%の大幅上昇
08/08 2024年12月期第2四半期の連結売上収益は前年同期比で増加したが、原材料高騰等の影響を受け営業利益の進捗率を考慮し据え置いたため中立評価となった。
02/14 2024年12月期通期の連結売上収益は2兆9,394億円と成長を維持。原材料コスト削減の進展により利益面で一定の評価を得た。
04/07 日経平均が前日比-7.8%の大幅下落
04/08 日経平均が前日比+6.0%の大幅上昇
04/10 日経平均が前日比+9.1%の大幅上昇
05/15 資本効率の向上と株主還元を目的として、発行済株式総数の約1.5%にあたる大規模な自己株式取得を実施することを発表し、市場の買い材料となった。
52週レンジでの現在位置
安値
1,575円
現在値
1,627円
高値
2,047円
安値圏 中間 高値圏

儲かってるの?

順調に稼いでいます
FY2023/3 売上 27690.9億 / 利益 2450.0億
FY2024/3 売上 29394.2億 / 利益 2690.5億
FY2025/3 予 (予想) 売上 29700.0億 / 利益 2620.0億
売上 営業利益 赤字

アサヒグループホールディングスの売上収益は、FY2023/3の約2兆7,691億円からFY2024/3には約2兆9,394億円へと着実に成長を続けています。営業利益も前年比で増加傾向にあり、国内外での高付加価値ブランドの展開が収益を牽引しています。FY2025/3の予想では更なる微増を見込んでおり、成熟市場においても堅調な事業運営が継続されていると言えます。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE(自己資本利益率)
7.2%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA(総資産利益率)
3.6%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
9.2%
売上のうち利益になった割合
ROE ROA 営業利益率
FY2023/3 6.7% 3.1% 8.8%
FY2024/3 7.2% 3.6% 9.2%

売上高営業利益率はFY2023/3の8.8%からFY2024/3には9.2%へと向上しており、効率的な利益創出体制が構築されています。ROE(自己資本利益率)とROA(総資産利益率)も緩やかな改善傾向にあり、資産を有効活用して利益を生む力が高まっていることを示しています。国内外の積極的なM&A投資をこなしつつ、収益性を着実に高める経営手腕が評価されています。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
配当利回り
2.48%
株主優待
なし
1株配当 利回り 配当性向
FY2023/3 40.3円 2.48% 37.4%

配当方針については、DOE(株主資本配当率)4%以上を目指す累進配当を掲げており、株主への利益還元を非常に重視しています。過去には株主優待制度を実施していましたが、現在は廃止されており、配当金による直接的な還元に一本化されました。安定したFCFを背景に、持続的な配当成長が期待できる株主還元策となっています。

割安?割高?

同じ業界の平均と比べると…

PER 割安寄り
この会社
13.8倍
業界平均
15.0倍
PBR 割安寄り
この会社
0.92倍
業界平均
1.2倍
配当利回り 多め
この会社
3.0%
業界平均
2.5%
時価総額 割高寄り
この会社
2.5兆円
業界平均
1.8兆円

PER=株価が利益の何年分か(低いほど割安)/ PBR=株価が資産の何倍か(1倍未満は割安)

もっと深く知る
財務の健全性と過去の実績

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率 49.4%
0% 30% (注意ライン) 50% (安全ライン) 100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
26740.5億円

総資産規模は約5兆4,000億円と非常に巨大であり、強固な経営基盤を有しています。自己資本比率はFY2024/3時点で49.4%に達しており、財務の健全性は極めて高い水準で維持されています。無借金経営に近い安定した財務状況を背景に、将来的な成長投資や株主還元を行うための余力も十分に確保されているといえます。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+403723
営業CF / 百万円
投資に使ったお金
-118665
投資CF / 百万円
借入・返済など
-272784
財務CF / 百万円
手元に残ったお金
+285058
FCF / 百万円
営業CF 投資CF 財務CF FCF
FY2023/3 347547 -117713 -226746 229834
FY2024/3 403723 -118665 -272784 285058

営業活動によるキャッシュフローはFY2024/3時点で約4,037億円と強力な稼ぐ力を維持しており、潤沢なキャッシュフローが安定的な経営を支えています。投資キャッシュフローは国内外の事業拡大や設備投資のために継続して支出されており、将来の成長に向けた積極的な姿勢がうかがえます。FCF(フリーキャッシュフロー)も約2,851億円と高く、この余剰資金を配当や成長投資へ効率的に振り向ける好循環が形成されています。

もし昔100万円買ってたら?

上場来安値時(1971年8月)に購入 +1612.6%
100万円 → 1712.6万円
+1612.6万円
買値 95円 → 現在 1,627円
1年前(推計値)に購入 -4.3%
100万円 → 95.7万円
-4.3万円
買値 1,700円 → 現在 1,627円
上場来高値時(2018年1月、分割前)に購入 -73.2%
100万円 → 26.8万円
-73.2万円
買値 6,076円 → 現在 1,627円

長期的には、国内シェア拡大と海外展開によって企業価値を大きく向上させてきました。ただし、2024年の株式分割(1株→3株など)や過去の高値圏での購入タイミングによっては、見かけ上の株価推移が大きく変動して見えるため、投資時期によるリターンの差に留意が必要です。

会社の計画は順調?

A
総合評価
グローバルM&Aと価格転嫁策により、安定した利益成長と株主還元を両立
旧中期経営方針
FY2021〜FY2023
売上収益: 目標 2,840,000百万円 達成 (2,840,000百万円)
100%
事業利益: 目標 271,000百万円 達成 (271,000百万円)
100%
海外売上高比率: 目標 50% 順調 (47.5%)
95%
中長期経営方針(現行)
進行中
Net Debt/EBITDA倍率: 目標 2.5〜3.0倍程度 順調 (2.49倍)
100%
DOE(株主資本配当率): 目標 4%以上 順調 (累進配当継続中)
90%
売上高(FY2024): 目標 29700.0億円 未達 (29394.2億円)
98.9%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度 当初予想 修正予想 実績 乖離
FY2023 27000.0億円 27690.9億円 +2.5%
FY2024 28400.0億円 29394.2億円 +3.5%
営業利益
年度 当初予想 修正予想 実績 乖離
FY2023 2400.0億円 2449.9億円 +2.0%
FY2024 2730.0億円 2690.5億円 -1.4%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

国内市場の成熟化を見据え、海外での大型M&A(近年ではDiageo東アフリカ事業の約4,654億円での買収など)を通じてグローバル展開を加速しています。インフレ環境下でも、高付加価値ブランドを中心とした適切な価格改定により、トップラインの成長と利益率の維持に成功しています。

中の人を知る
社長の報酬、社員の給料

社長はどんな報酬?

代表取締役社長
松山一雄
推定1億5,000〜2,000万円
約1.7倍
社長/社員
業界平均: 約10〜20倍
従業員平均
約1,210万円
業界平均相応の健全な報酬設計です。

代表取締役の報酬は、業績連動報酬や中長期的な企業価値向上を反映する株式報酬が含まれるため、年収の変動幅は大きくなります。従業員平均年収との倍率は、大手飲料メーカーの平均的な範囲内に収まっており、適正な水準と言えます。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
1218万円
従業員数
265人
平均年齢
44.6歳
平均年収 従業員数 前年比
FY2021/12 1114万円 336人 -
FY2022/12 1229万円 164人 +10.3%
FY2023/12 1232万円 192人 +0.2%
FY2024/12 1218万円 265人 -1.1%

持株会社のため従業員数は単体265名と限定的。平均年収1,218万円は食料品業界でトップクラスの水準。連結従業員数は約28,000名。2022年のグループ再編で単体従業員が大幅に減少した。

世の中の評判
メディアはこの会社をどう見てる?

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや懸念」
報道件数(30日)
458
前月比 +12.5%
メディア数
82
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, 朝日新聞, Bloomberg
業界内ランキング
上位 5%
食料品業種 300社中 12位
報道のトーン
35%
好意的
40%
中立
25%
否定的
報道件数の推移
掲載メディア分布

どんな話題が多い?

決算・財務 40%
海外事業・買収 30%
株主還元 15%
その他 15%
同業他社とのメディア露出比較

最近の出来事

2024年8月 増配決定

株主還元方針の見直しを行い、2024年12月期の配当予想を増配へ修正。

2024年11月 海外買収

米国の現地メーカーを買収し、スーパードライの現地生産体制を強化。

2025年12月 事業買収

英Diageoの東アフリカ事業を約4,654億円で買収することを発表。

詳細 & リンク
投資判断のための詳細データ

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残3,425,700株
売り残139,600株
倍率24.54倍
2026年2月27日時点
今後の予定
通期決算発表 2026年3月10日
第1四半期決算発表 2026年5月12日

PER13.8倍、PBR0.92倍と、競合他社と比較して割安感が意識される水準にあります。一方で、信用倍率が24.54倍と買い残が積み上がっており、短期的には上値が重くなるリスクを孕んでいます。

税金はいくら払ってる?

税引前利益 法人税等 実効税率
FY2025/3 予 262000百万円 84500百万円 32.3%

FY2025/3予想における法人税等の負担額は約845億円を見込んでいます。税引前利益に対して実効税率は32.3%となっており、標準的な税負担水準を想定した保守的な予算編成です。事業のグローバル展開に伴い、各国の税制や税率の影響を受ける中で、適正かつ計画的な納税が行われています。

誰がこの会社の株を持ってる?

日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 18.63%
日本カストディ銀行(信託口) 7.52%
STATE STREET BANK 505001 2.82%
JPモルガン証券 2.72%
その他(機関投資家・海外投資家) 68.31%

信託銀行経由の機関投資家が最大株主。外国人持株比率が高く、海外機関投資家からの注目度が高い。特定の事業会社やオーナー家族による大口保有はなく、流動性の高い株主構成が特徴。

会社の公式開示情報

EDINET開示情報によると、売上収益の多くを国内酒類事業および海外事業が占めており、特に欧州や豪州でのM&Aを通じたグローバル展開が事業ポートフォリオの核となっています。為替リスクや原材料価格の高騰を負の側面として抱えつつも、高付加価値ブランドの展開で収益の多角化を推進しています。

最新ニュース

ニュース一覧

ネガティブ
アサヒ、1-3月期(1Q)最終は10%減益で着地
5/12 · 株探
中立
アサヒ、今期最終は8%減益、前期配当を2円増額
2/14 · 株探
ポジティブ
今期の株主還元及び株式分割に関するお知らせ
2/08 · アサヒグループHD
ポジティブ
アサヒグループHD、英Fuller, Smith&Turner社から事業買収
1/28 · 東京フィナンシャル・アドバイザーズ
ポジティブ
アサヒGHD、米でスーパードライ生産 現地メーカー買収
11/05 · 日本経済新聞

関連リンク

アサヒグループホールディングス まとめ

業績
好調
配当
少なめ
安全性
普通
稼ぐ力
普通
話題性
普通

「国内ビールの巨人が、積極的な海外M&Aでグローバルな酒類・飲料プラットフォーマーへと変貌を遂げた姿」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

免責事項: 本ページの情報は、公開されたメディア報道の定量分析およびEDINET・TDnet等の公的開示情報をもとに作成しています。 特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。 報道件数・センチメント分析はAIによる自動分類であり、完全な正確性を保証するものではありません。 記事の著作権は各メディアに帰属します。
最終更新: 2026年3月3日 06:00 JST / データ提供: OSHIKABU