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2413 プライム

エムスリー

M3,Inc.

1,643
-2.5円 (-0.15%)
3/9 時点

「医療従事者のインフラから、企業の健康経営・福利厚生まで飲み込むヘルスケアの巨人」

ひとめ診断

業績
普通
配当
少なめ
安全性
安定
稼ぐ力
普通
話題性
好評

医療のデジタル化を牽引する、日本発のグローバル・ヘルスケアプラットフォーマー

世界中の医療を変革し、より良い医療の実現に貢献する

この会社ってなに?

あなたが病院で診察を受けるとき、担当の医師はエムスリーのサイトを通じて最新の医療情報や新薬のデータをチェックしているかもしれません。また、あなたが勤めている会社の福利厚生サービス(健康診断の予約やレジャー施設の割引など)も、実はエムスリーのグループ会社が提供している可能性があります。普段目にする医療や健康、働き方の裏側で、同社のシステムとネットワークが私たちの生活を広く支えています。

エムスリーは、国内30万人以上の医師が登録するプラットフォームを基盤に、製薬企業のマーケティング支援などを展開する医療ITの最大手です。FY2025の売上高は2,849.0億円、営業利益は629.71億円と高収益を維持しています。近年はベネフィット・ワンやイーウェルなどの子会社化を通じ、従来の医療領域から企業の健康経営・福利厚生領域へと事業ポートフォリオを急拡大させており、次なる成長フェーズへの移行を図っています。

サービス業 プライム市場 時価総額 1.1兆円

社長プロフィール

谷村 格
代表取締役社長
ビジョナリー
インターネットの力で医療の課題を解決し、医療の変革を推し進めることが私たちの使命です。世界中の人々にポジティブなインパクトを与え、健康で豊かな社会の実現を目指します。
ストーリーを知る
創業からいまの姿になるまで

この会社のストーリー

2000
エムスリー創業

インターネットを利用した医療関連サービスの提供を目的に設立。医療従事者向けサイト「m3.com」の運営を開始しました。

2004
東証マザーズ上場

製薬企業のマーケティング支援事業などが急速に拡大し、設立からわずか約4年で上場を果たしました。

2017
グローバル展開の加速

海外の医師会員ネットワークを拡大し、日本発のグローバルな医療プラットフォームとしての地位を確立しました。

2023
大型M&Aと新たな領域への挑戦

ベネフィット・ワンなどの子会社化を通じて、健康経営や福利厚生分野へも事業領域を大きく広げました。

現在
医療DXのリーディングカンパニーへ

AIやオンライン診療など最新テクノロジーを駆使し、次世代のヘルスケアエコシステムの構築を目指しています。

注目ポイント

圧倒的な医師会員基盤

日本の大半の医師が登録する医療プラットフォーム「m3.com」を運営し、他社には真似できない強固な事業基盤を持っています。

高収益を生む多角的な事業展開

製薬会社のマーケティング支援だけでなく、治験支援や人材紹介、クリニックのDX化支援まで、医療周辺の幅広い領域で成長を続けています。

積極的なM&Aによるシナジー創出

健康経営サービス企業との資本業務提携や子会社化を積極的に行い、長期的な企業価値の向上と新規ビジネスの創出を図っています。

サービスの実績は?

2,849億円
連結売上高
FY2025実績
+19.2% YoY
629.7億円
連結営業利益
FY2025実績
-2.1% YoY
21
1株当たり配当金
FY2025実績
維持
数字を見てみよう
投資の基本、業績と配当をチェック

株価チャート

データ: 2024-03-11 〜 2026-03-09(J-Quants API)
04/26 2024年3月期決算を発表。売上高2388億円、営業利益643億円となり、主力事業の成長が続く中での安定した業績が確認されました。市場の関心は今後のDX事業の成長率に集まりました。
08/01 機動的な資本政策の遂行及び資本効率の向上を目的として、取得上限100億円、または発行済株式総数の一定割合を上限とする自社株買いを発表しました。株主還元姿勢が好感されました。
08/05 令和のブラックマンデーで日経平均12.4%急落、全面安
08/06 日経平均が前日比+10.2%の大幅上昇
04/07 日経平均が前日比-7.8%の大幅下落
04/08 日経平均が前日比+6.0%の大幅上昇
04/10 日経平均が前日比+9.1%の大幅上昇
05/02 2025年3月期決算を発表。売上高は増加基調を維持し2643億円に達しましたが、利益面では先行投資負担や販管費の増加により、市場予想と比較して伸び悩む結果となりました。
11/14 第2四半期累計期間の業績が計画を下回ったことを受け、通期連結業績予想を下方修正しました。特に海外事業の苦戦や、国内製薬マーケティング支援の成長鈍化が影響しました。
52週レンジでの現在位置
安値
1,441円
現在値
1,643円
高値
2,746円
安値圏 中間 高値圏

儲かってるの?

まあまあです
FY2024/3 売上 2388.8億 / 利益 643.8億
FY2025/3 売上 2849.0億 / 利益 629.7億
FY2026/3 予 (予想) 売上 3600.0億 / 利益 700.0億
売上 営業利益 赤字

エムスリーは、医療従事者向けプラットフォームを主軸に事業を展開しており、FY2024/3からFY2025/3にかけて売上高が約2,389億円から約2,849億円へと大幅に増加しました。一方で、純利益は投資の先行や経費の発生により、FY2024/3の約453億円からFY2025/3には約405億円へと減少しています。今後はデジタルヘルスケア市場の拡大を背景に、売上高3,600億円および純利益450億円という力強い成長を見込んでいます。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE(自己資本利益率)
9.8%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA(総資産利益率)
7.0%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
22.1%
売上のうち利益になった割合
ROE ROA 営業利益率
FY2024/3 12.3% 9.2% 27.0%
FY2025/3 9.8% 7.0% 22.1%

当社の収益性については、FY2024/3に営業利益率が27.0%と高い水準を維持していましたが、FY2025/3には22.1%に低下しました。これは新規事業投資やM&Aに伴うコスト増が影響した結果と考えられます。ROE(自己資本利益率)も12.3%から9.8%へ推移しましたが、依然として効率的な経営基盤を維持しており、今後の成長投資による収益改善が期待されます。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
配当利回り
1.28%
株主優待
なし
1株配当 利回り 配当性向
FY2024/3 21円 1.28% 31.5%
FY2025/3 21円 1.28% 35.2%

エムスリーは成長企業として、内部留保を再投資に充てることで企業価値を最大化する経営方針を採っています。配当については安定的な維持を志向しており、ここ数期は1株あたり21円の配当を継続しています。利益成長と内部留保による事業投資のバランスを重視しており、株主へは中長期的な株価上昇を通じた還元を目指す姿勢です。

割安?割高?

同じ業界の平均と比べると…

PER 割安寄り
この会社
24.8倍
業界平均
50.9倍
PBR 割高寄り
この会社
2.96倍
業界平均
1.67倍
配当利回り 少なめ
この会社
1.2%
業界平均
1.5%
時価総額
この会社: 1.1兆円 業界平均: ---

PER=株価が利益の何年分か(低いほど割安)/ PBR=株価が資産の何倍か(1倍未満は割安)

もっと深く知る
財務の健全性と過去の実績

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率 65.1%
0% 30% (注意ライン) 50% (安全ライン) 100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
4128.0億円

エムスリーの財務は非常に健全であり、FY2025/3時点で総資産約5,817億円に対し純資産は約4,128億円に達しています。有利子負債がゼロである「実質無借金経営」を継続しており、自己資本比率は65.1%という盤石な数値を維持しています。この強固な財務体質により、将来のM&Aや新たな事業開発に向けた潤沢な投資余力が確保されています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+51743
営業CF / 百万円
投資に使ったお金
-39149
投資CF / 百万円
借入・返済など
-27165
財務CF / 百万円
手元に残ったお金
+12594
FCF / 百万円
営業CF 投資CF 財務CF FCF
FY2024/3 58310 -39456 9432 18854
FY2025/3 51743 -39149 -27165 12594

営業活動によるキャッシュフローはFY2025/3時点で約517億円と安定した稼ぐ力を示していますが、成長のための積極的な投資支出が継続しています。投資キャッシュフローが約391億円のマイナスとなっているのは、事業拡大に向けたM&A等の積極的な資産取得によるものです。本業で稼いだ現金を将来の成長へ再投資する好循環を構築しており、長期的な企業価値向上を優先する財務戦略をとっています。

株主にどれだけ報いた?

TOPIXを下回っています
自社TSR(最新)
56.3%
株主総利回り
TOPIX(最新)
213.4%
市場平均

※ 基準時点を100%として、配当込みの株主総利回りを比較

エムスリーのTSR(株主総利回り)は、FY2021にはTOPIXを大きく上回っていましたが、FY2025時点では自社56.3%に対しTOPIX 213.4%と大幅にアンダーパフォームしています。これは、コロナ禍での製薬向けデジタルマーケティング特需が一巡したことや、それに伴う利益成長率の鈍化懸念から、株式市場における高いマルチプル(PER)が切り下がったことが主な要因です。

もし昔100万円買ってたら?

IPO時(2004年9月)に購入 +310.8%
100万円 → 410.8万円
+310.8万円
買値 400円 → 現在 1,643円
1年前(2024年3月)に購入 -17.8%
100万円 → 82.2万円
-17.9万円
買値 2,000円 → 現在 1,643円
52週底値(2024年)に購入 +14.0%
100万円 → 114.0万円
+14.0万円
買値 1,441円 → 現在 1,643円

長期的に見れば医療DXの先駆者として株価は大きく上昇していますが、コロナ特需の剥落と成長鈍化への懸念から、直近数年間は株価の下落トレンドが続いています。1年前に投資した場合は約18%のマイナスとなっており、現在は成長株としての再評価を待つ調整局面にあります。

会社の計画は順調?

B
総合評価
M&Aによる売上成長は順調だが、利益面では下振れが目立つ
旧・通期業績ガイダンス
FY2024
売上高: 目標 2308億円 達成 (2388.8億円)
103.5%
営業利益: 目標 719億円 未達 (643.8億円)
89.5%
純利益: 目標 500億円 未達 (452.7億円)
90.5%
通期業績ガイダンス
FY2026
売上高: 目標 3600.0億円 順調 (2849.0億円)
79.1%
営業利益: 目標 700.0億円 順調 (629.7億円)
89.9%
純利益: 目標 450.0億円 順調 (404.8億円)
89.9%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度 当初予想 修正予想 実績 乖離
FY2024 2300.0億円 2350.0億円 2388.8億円 +3.8%
FY2025 2600.0億円 2750.0億円 2849.0億円 +9.5%
営業利益
年度 当初予想 修正予想 実績 乖離
FY2024 720.0億円 680.0億円 643.8億円 -10.5%
FY2025 700.0億円 650.0億円 629.7億円 -10.0%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

エムスリーは変化の激しい事業環境を理由に中期経営計画を公表していません。単年度のガイダンスを見ると、ベネフィット・ワンなどの大型M&A効果により売上高は会社予想を上回って着地する傾向にありますが、のれん償却費や先行投資の負担から営業利益は予想を下回る未達が続いています。

中の人を知る
社長の報酬、社員の給料

社長はどんな報酬?

代表取締役社長
谷村 格
推定約1.4億円
---
社長/社員
業界平均: 10〜20倍
従業員平均
非開示
業績連動型の報酬が主軸です。

役員報酬総額は7名で3億6,000万円ですが、代表者個人への報酬は業績連動指標に基づき決定される仕組みを採用しています。従業員平均年収は公式開示データに含まれていないため、業界標準との単純比較は困難ですが、利益成長に直結する報酬体系が特徴です。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
930万円
従業員数
704人
平均年齢
34.7歳
平均年収 従業員数 前年比
FY2022/3 901万円 574人 +3.8%
FY2023/3 948万円 588人 +5.2%
FY2024/3 936万円 649人 -1.3%
FY2025/3 930万円 704人 -0.6%

単体従業員数は700名程度(連結では約10,500名)と少数精鋭。平均年収は約930万円で、医療ITプラットフォーマーとしては高水準です。平均年齢34.7歳、平均勤続年数4.2年と若い組織で、中途採用が中心の人材構成です。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 11名)
女性 4名(36.4%) 男性 7名
36%
64%
監査報酬
13,300万円
設備投資額
100.9億円
平均勤続年数(従業員)
4年
臨時従業員数
1458人

女性役員比率が36.4%と日本企業の中でも非常に高い水準であり、多様性を重視した経営体制が構築されています。強力な監査体制を備え、時価総額1兆円を超える成長企業として、ガバナンスと経営の透明性向上に注力しています。

世の中の評判
メディアはこの会社をどう見てる?

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調」
報道件数(30日)
482
前月比 +5.4%
メディア数
128
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, 日本M&Aセンター, 会社四季報
業界内ランキング
上位 5%
サービス業 2400社中 115位
報道のトーン
55%
好意的
30%
中立
15%
否定的
報道件数の推移
掲載メディア分布

どんな話題が多い?

決算・業績 40%
M&A・提携 35%
株価・市況 15%
その他 10%
同業他社とのメディア露出比較

最近の出来事

2024年9月 資本提携

株式会社エランとの**資本業務提携**を締結し、医療関連事業のシナジーを創出。

2024年11月 子会社化

ベネフィット・ワンの連結子会社化を目的とした**株式公開買付け(TOB)**の実施を発表。

2025年3月 子会社化

福利厚生サービス大手の株式会社イーウェルを**102億円で子会社化**し、ヘルスケア事業を拡大。

詳細 & リンク
投資判断のための詳細データ

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残4,963,000株
売り残314,200株
倍率15.80倍
2026年2月27日時点
今後の予定
2026年3月期 本決算発表 2026年5月上旬
第1四半期決算発表 2026年7月下旬

エムスリーのPERは24.8倍と、サービス業の平均(約50.9倍)や過去の自社水準と比較して割安感が強まっています。一方で信用買残が約496万株(倍率15.8倍)まで積み上がっており、短期的には上値の重い展開が予想されます。

税金はいくら払ってる?

税引前利益 法人税等 実効税率
FY2026/3 予 70000百万円 25000百万円 35.7%

FY2026/3期の予想税引前利益は700億円を見込んでおり、それに対する法人税等の負担額は約250億円を想定しています。実効税率は約35.7%となっており、日本国内の標準的な税率水準に準じた計算となっています。利益の拡大に伴い納税額も増加する見通しですが、これは事業規模の成長を反映した適正な税負担と言えます。

誰がこの会社の株を持ってる?

ソニーグループ 34%
日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 13.2%
日本カストディ銀行(信託口) 7.6%
NTTドコモ 3%
谷村格(創業者) 2.9%

ソニーグループが34%を保有する事実上のソニー傘下企業です。ソニーの医療・ヘルスケア戦略と連携しながらも、経営の独立性は維持されています。創業者の谷村氏も約3%を保有しており、「オーナー型経営者」としてM&A戦略を主導しています。

会社の公式開示情報

役員報酬

36,000万円
取締役7名の合計

医療従事者向け専門サイト「m3.com」を軸としたプラットフォーム事業を展開し、デジタルヘルスケア分野で圧倒的なシェアを誇ります。一方で、新規事業の成否や法規制の変化、M&Aに伴うのれんの減損リスクなど、急速な成長に伴う事業リスクへの注視が不可欠です。

最新ニュース

リスク要因

  • [object Object]

ニュース一覧

ポジティブ
エムスリー、今期最終は11%増益へ
5/2 · 株探
ネガティブ
エムスリー、4-12月期(3Q累計)最終は11%減益で着地
2/10 · 株探
ポジティブ
ポジティブ

関連リンク

エムスリー まとめ

業績
普通
配当
少なめ
安全性
安定
稼ぐ力
普通
話題性
好評

「医療従事者のインフラから、企業の健康経営・福利厚生まで飲み込むヘルスケアの巨人」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026年3月3日 06:00 JST / データ提供: OSHIKABU