安藤ハザマ
HAZAMA ANDO CORPORATION
「ダム・トンネルの古豪ゼネコンが、リニア特需とDX投資で未来を掘削中」
ひとめ診断
技術と創造で未来を拓く、ダム・トンネルのスペシャリスト
私たちは、独創的な発想と確かな技術力で、サステナブルな社会の実現に貢献し、世界の人々から信頼され、選ばれる企業グループを目指します。
この会社ってなに?
あなたが毎日使う道路や橋、電車が走るトンネル。実はその多くを安藤ハザマのような会社が作っています。また、あなたが働くオフィスビルや、週末に訪れる商業施設、万が一の時に頼りになる病院なども、彼らが手掛けているかもしれません。普段何気なく目にしている街の風景の裏側で、安藤ハザマの技術が私たちの安全で快適な暮らしを支えているのです。
準大手ゼネコンとしてダムやトンネル等の大型土木工事に強みを持ち、安定した収益基盤を誇ります。直近のFY2025決算では売上高4,251.6億円、営業利益352.43億円と大幅な増益を達成しました。リニア中央新幹線関連工事や国土強靭化計画を追い風に受注は堅調に推移しており、株主還元にも積極的です。今後はDX(デジタルトランスフォーメーション)投資による生産性向上と、海外事業や新規事業の育成が成長の鍵となります。
社長プロフィール
当社グループは、建設事業のさらなる強化と戦略的成長投資を通じて、安定的・持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。全てのステークホルダーの皆様との対話を重視し、信頼に応えることで、豊かで持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
会社概要
この会社のストーリー
創業者・間猛馬が横浜で間組を創業。港湾土木工事を中心に事業を開始し、日本の近代化を支えるインフラ整備の一翼を担った。
創業者・安藤徳之助が鉄道工事の請負を開始。その後、安藤組(後の安藤建設)として、建築分野で多くの実績を重ねていく。
安藤建設は建築、間組は黒部ダムなどの大型土木工事で日本の高度経済成長を支え、それぞれがゼネコンとしての地位を確立した。
建築に強みを持つ安藤建設と、土木に定評のある間組が合併。互いの強みを活かし、事業基盤を強化する大きな転換点を迎えた。
長年培ってきたトンネル・ダム技術を活かし、リニア中央新幹線をはじめとする国家的な大規模プロジェクトに参画し、安定した成長を続ける。
現場専用アプリ「築造」の開発やオープンイノベーションプログラムを推進。建設業界のDX化をリードし、新たな事業領域への挑戦を加速させる。
「中期経営計画2025」を始動。建設事業の強化と戦略的成長投資を両輪に、サステナブルな企業価値創造を目指す新たなステージへ。
注目ポイント
黒部ダムや青函トンネルなど歴史的な難工事を成功させてきた実績を持つ、土木分野のスペシャリスト。リニア中央新幹線などの国家プロジェクトでもその技術力を発揮しています。
堅実な経営により安定した収益を確保し、豊富なキャッシュを保有しています。中期経営計画では総還元性向50%以上を目標に掲げ、積極的な株主還元姿勢も魅力です。
AIによる配筋検査や現場専用アプリ開発など、建設業界のDX化を積極的に推進。オープンイノベーションを通じて、未来の「つくる」を革新しようと挑戦を続けています。
サービスの実績は?
株価チャート
1,200円
2,270円
儲かってるの?
当社の業績は、土木・建築事業における受注の増加を背景に、2025年3月期には売上高が約4,252億円まで伸長しました。最終利益においても大幅な増益を達成しており、堅調な工事進捗が寄与しています。2026年3月期については、さらなる成長を見込みつつも、先行投資等を考慮しつつ安定した業績推移を予想しています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 9.0% | 4.2% | 4.7% |
| FY2025/3 | 15.4% | 7.1% | 8.3% |
収益性指標は着実に改善傾向にあり、特に営業利益率は前期の4.7%から8.3%まで大きく向上しました。ROE(自己資本利益率)が15.4%へと高まったことは、資本効率の改善と利益成長が両立していることを示唆しています。効率的な現場管理と採算重視の受注戦略が、利益率の引き上げに大きく貢献しています。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 利回り | 配当性向 |
|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 60円 | 3.13% | 67.7% |
| FY2025/3 | 70円 | 3.65% | 41.5% |
当社は株主への利益還元を重要な経営課題と位置づけ、配当性向の向上と安定的な配当の継続を重視しています。現在は収益性の向上を背景に、一株当たり配当金を維持または増配する方針です。今後も連結業績と連動した適切な還元を通じて、投資価値の最大化を図ります。
割安?割高?
同じ業界の平均と比べると…
※ 各指標の下線付きテキストをタップすると説明が表示されます
財務は安全?
財務の健全性については、自己資本比率を46.0%で維持しており、安定した基盤が確立されています。総資産は前期の約3,341億円から約3,720億円へ拡大しましたが、これは事業規模の拡大に伴う前向きな投資の結果です。有利子負債が増加しているものの、強固な資本によってリスクは適切に管理されています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2024/3 | -11115 | -6095 | -9053 | -17210 |
| FY2025/3 | 11176 | 1600 | -5751 | 12776 |
2024年3月期は一時的な営業キャッシュフローの減少が見られましたが、2025年3月期には営業活動で約112億円のプラスを創出し、回復傾向にあります。投資活動においてもプラスに転じており、キャッシュの循環が正常化しました。今後も大規模な工事に伴う資金回収を確実に進め、フリーキャッシュフローの安定的な創出を目指す方針です。
株主にどれだけ報いた?
※ 基準時点を100%として、配当込みの株主総利回りを比較
TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当による総合的な投資リターンを示す指標です。FY2024まではTOPIXの上昇率を下回るアンダーパフォームが続いていましたが、これは建設業界全体の資材高騰や労務費上昇への懸念が株価の重しとなっていたことが背景にあります。しかし、FY2025には233.1%とTOPIXの213.4%を上回り、アウトパフォームに転じました。これは、好調な業績と大幅な増配が市場に評価され、株価が大きく上昇したことが要因です。
もし昔100万円買ってたら?
株価は2020年以降、国土強靭化計画やリニア関連工事への期待から上昇基調にあります。特にここ1年では、好調な業績と増配を背景に大きく値を上げました。上場時から保有していれば資産は約4.2倍になっており、長期にわたって株主価値を創造してきたことがわかります。52週安値で購入した短期投資家も60%のリターンを得ており、好調な市況を捉えています。
会社の計画は順調?
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2026 予想 | 4,410億円 | — | — | 会社予想 |
| FY2025 実績 | 4,062億円 | — | 4,251.6億円 | +4.7% |
| FY2024 実績 | 未記載 | — | 3,941.3億円 | N/A |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2026 予想 | 271億円 | — | — | 会社予想 |
| FY2025 実績 | 229億円 | — | 352.43億円 | +53.9% |
| FY2024 実績 | 未記載 | — | 185.91億円 | N/A |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
現行の「中期経営計画2025」では、建設事業の強化と戦略的成長投資を柱に、安定収益の確保を目指しています。最終年度のFY2025目標であった売上高4,400億円、営業利益270億円に対し、FY2025実績時点で売上高4,251.6億円、営業利益352.43億円と利益目標を大幅に前倒しで達成しました。総還元性向50%以上という株主還元方針も掲げており、計画達成に向けた経営陣のコミットメントは高いと評価できます。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| FY2025/3 | 1005万円 | 3753人 | - |
従業員平均年収は1,005万円という高水準にあります。準大手ゼネコンとしてダムやトンネル等の大型土木事業で安定した収益を上げており、技術職を中心とした専門人材への高待遇が維持されています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率が33.3%と建設業界としては高い水準にあり、多様な視点を経営に取り入れる体制が整っています。監査報酬の適正な支払いと併せて、コンプライアンス重視のガバナンス強化が図られています。
メディアでどれくらい注目されてる?
どんな話題が多い?
最近の出来事
第3四半期決算にて今期経常利益を従来予想から9%上方修正し、収益力の強さを再証明しました。
シンガポールのQXY Resources社を買収し、海外インフラ市場への本格的な拡大を推進しています。
ヤプリとの協業による現場専用アプリ「築造」の開発を発表し、建設現場のDX化を加速させています。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は14.8倍と高く、短期的な買い圧力が強い状況ですが、将来の売り圧力につながる可能性には注意が必要です。PER・PBRともに業界平均を上回っており、市場からの成長期待が高いことが伺えます。配当利回りも3.65%と魅力的で、インカムゲインを狙う投資家にとっても注目の銘柄と言えるでしょう。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 18545百万円 | 4667百万円 | 25.2% |
| FY2025/3 | 34053百万円 | 7609百万円 | 22.3% |
| FY2026/3 予 | 27100百万円 | 9100百万円 | 33.6% |
法人税等の支払額は、業績の変動に合わせて推移しています。2025年3月期の実効税率は約22.3%と標準的な水準を下回りましたが、これは繰延税金資産の調整等の会計要因によるものです。2026年3月期の予想では約33.6%と一般的な税率水準に戻る見通しであり、適正な納税体制を維持しています。
誰がこの会社の株を持ってる?
上位株主には日本マスタートラスト信託銀行や日本カストディ銀行といった信託口が名を連ねており、機関投資家による保有割合が高い構成です。特定の大株主による支配力は限定的で、市場での流動性が比較的確保されていると言えます。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業の柱である土木・建築事業に加え、近年は海外の建設会社買収や建設DX(デジタル技術による業務変革)への投資を加速させています。資材価格高騰や人手不足が主な経営リスクとなっており、施工管理効率化や技術継承が喫緊の課題です。
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安藤ハザマ まとめ
「ダム・トンネルの古豪ゼネコンが、リニア特需とDX投資で未来を掘削中」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。
最終更新: 2026年3月3日 06:00 JST / データ提供: OSHIKABU