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1605 プライム

(株)INPEX

INPEX CORPORATION

4,101
+10円 (+0.24%)
3/9 時点

「日本のエネルギー安全保障の要、原油・天然ガス開発の国内最大手」

ひとめ診断

業績
好調
配当
少なめ
安全性
安定
稼ぐ力
普通
話題性
好評

日本最大のエネルギー開発企業!安定配当とクリーンエネルギーで未来を創る

2035年に向けた長期的な戦略として「責任あるエネルギー・トランジション」を実現し、持続可能な未来社会に不可欠な企業となること。

この会社ってなに?

あなたが毎日使う電気や、車を走らせるためのガソリン。その大もととなる原油や天然ガスを、中東やオーストラリアなど世界中の海や陸から探し出し、日本へ届けているのがINPEXです。普段目にするガソリンスタンドやガスコンロの裏側で、私たちが当たり前のようにエネルギーを使える生活を根底から支えています。投資初心者の目線でも、原油価格のニュースを見るたびに業績との連動性を感じられる、非常にわかりやすい企業です。

原油・天然ガス開発で国内最大のシェアを誇り、政府が黄金株を保有する国策企業です。直近のFY2024は売上高2兆2,658.4億円、営業利益1兆2,717.89億円と高い収益性を記録しました。今後の業績は原油価格や為替の影響を受け減収減益予想となっていますが、累進配当や大型の自社株買いにより株主還元を大幅に強化しています。

鉱業 プライム市場 時価総額 5.2兆円

社長プロフィール

上田 隆之
代表取締役社長
ビジョナリー
「INPEX Vision 2035」のもと、責任あるエネルギー・トランジションの実現を目指します。安全で安定したエネルギー供給を継続し、確かな収益基盤を維持しながら、次なる成長の柱を構築してまいります。
ストーリーを知る
創業からいまの姿になるまで

この会社のストーリー

2006
国際石油開発帝石の誕生

国際石油開発と帝国石油が経営統合し、日本のエネルギー安定供給を担う中核企業として設立されました。

2018
イクシスLNGプロジェクトの操業開始

オーストラリアでの大型プロジェクトが生産を開始し、グローバルなエネルギー開発企業として大きく成長しました。

2021
「INPEX」への社名変更

グローバルブランドを確立するため、社名を「株式会社INPEX」に変更し、新たなスタートを切りました。

2024
新領域への挑戦と基盤強化

電力小売事業への参入やカスピ海油田子会社の完全子会社化など、事業の多角化と基盤強化を進めています。

2035
INPEX Vision 2035の実現

責任あるエネルギー・トランジションを成し遂げ、アバディLNGプロジェクトなどを通じて次世代の成長の柱を確立します。

注目ポイント

高配当と充実の株主還元

累進配当をベースに積極的な増配や自己株式取得を実施。オリジナルQUOカードなどの株主優待も魅力的です。

国策とも連動する強固な事業基盤

日本最大の石油・天然ガス開発企業であり、政府(経済産業大臣)が筆頭株主として名を連ねる安定感が強みです。

エネルギー・トランジションへの本気度

脱炭素社会を見据え、再生可能エネルギーや次世代エネルギー開発に向けた投資を加速させています。

サービスの実績は?

50%以上
総還元性向目標
中期経営計画
配当・自社株買いで強化
63.0ドル/バレル
前提ブレント油価
2026年度前提
保守的な想定
151.0
前提為替レート
2026年度前提
円安基調を反映
数字を見てみよう
投資の基本、業績と配当をチェック

株価チャート

データ: 2024-03-11 〜 2026-03-09(J-Quants API)
03/27 2023年12月期通期決算を発表。売上高や利益面で安定した業績を示し、中長期的なエネルギー開発への投資計画も維持されたことから市場では概ね中立的な評価となりました。
08/05 令和のブラックマンデーで日経平均12.4%急落、全面安
08/06 日経平均が前日比+10.2%の大幅上昇
02/13 2024年12月期決算発表において、株主還元方針の強化として前期から大幅な増配となる年間配当86円への引き上げを発表しました。収益性の高さを背景とした還元強化を好感。
03/19 2025年12月期の業績見通しとともに、さらなる株主還元策の拡充を発表しました。配当性向の目標引き上げや自社株買いの検討を含む積極的な姿勢が投資家から評価されました。
04/07 日経平均が前日比-7.8%の大幅下落
04/08 日経平均が前日比+6.0%の大幅上昇
04/10 日経平均が前日比+9.1%の大幅上昇
52週レンジでの現在位置
安値
1,651円
現在値
4,101円
高値
4,320円
安値圏 中間 高値圏

儲かってるの?

順調に稼いでいます
FY2023/3 売上 21645.2億 / 利益 11141.9億
FY2024/3 売上 22658.4億 / 利益 12717.9億
FY2025/3 予 (予想) 売上 21190.0億 / 利益 11060.0億
売上 営業利益 赤字

当社の業績は、原油価格の変動影響を受けつつも、連結営業利益がFY2024/3には約1兆2,718億円へと増益を達成しました。しかし、FY2025/3の見通しでは、市況変化を考慮した保守的な想定により、売上高約2兆1,190億円、純利益約3,300億円の減収減益を予想しています。長期的には「INPEX Vision 2035」に基づき、安定したエネルギー供給と成長投資の両立を目指す体制を整えています。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE(自己資本利益率)
8.3%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA(総資産利益率)
5.8%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
56.1%
売上のうち利益になった割合
ROE ROA 営業利益率
FY2023/3 7.2% 4.8% 51.5%
FY2024/3 8.3% 5.8% 56.1%

収益性については、営業利益率がFY2024/3時点で56.1%と極めて高い水準を維持しており、効率的な操業体制が構築されています。自己資本利益率(ROE)も8.3%へと改善しており、資本効率の向上が着実に進んでいます。今後も安定した収益基盤を活用し、エネルギー・トランジションを見据えた投資効率の最大化が求められます。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
配当利回り
2.10%
株主優待
あり
1株配当 利回り 配当性向
FY2023/3 74円 1.80% 29.8%
FY2024/3 86円 2.10% 24.9%

当社は累進配当をベースとしつつ、総還元性向50%以上を目指す積極的な株主還元方針を掲げています。配当金額はFY2023/3の74円からFY2024/3には86円へ増配されており、株主への利益還元を重視する姿勢が鮮明です。今後も安定したキャッシュフローを原資として、配当と自己株式取得の両面から株主価値の向上を推進する見通しです。

割安?割高?

同じ業界の平均と比べると…

PER 割高寄り
この会社
14.9倍
業界平均
8.5倍
PBR 割高寄り
この会社
1.02倍
業界平均
0.8倍
配当利回り 少なめ
この会社
2.63%
業界平均
3.5%
時価総額
この会社: 5.2兆円 業界平均: 業界トップ

PER=株価が利益の何年分か(低いほど割安)/ PBR=株価が資産の何倍か(1倍未満は割安)

もっと深く知る
財務の健全性と過去の実績

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率 65.3%
0% 30% (注意ライン) 50% (安全ライン) 100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
51378.3億円

財務健全性は極めて強固であり、有利子負債がゼロという無借金経営を継続しつつ、総資産はFY2024/3時点で約7兆3,808億円まで拡大しました。自己資本比率も65.3%と高く、財務基盤の安定性は業界内でも際立っています。強固な資産背景により、大規模な開発プロジェクトや株主還元を機動的に実行できる環境が整っています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+654737
営業CF / 百万円
投資に使ったお金
-290401
投資CF / 百万円
借入・返済など
-349937
財務CF / 百万円
手元に残ったお金
+364336
FCF / 百万円
営業CF 投資CF 財務CF FCF
FY2023/3 788130 -320116 -487272 468014
FY2024/3 654737 -290401 -349937 364336

営業活動によるキャッシュフローはFY2024/3に約6,547億円を創出し、堅調な本業の稼ぎが継続していることを示しています。投資キャッシュフローは主に国内外の油田開発や将来の成長に向けた設備投資に充当されており、安定したフリーキャッシュフローを確保しています。財務キャッシュフローのマイナスは、利益を株主還元や借入金返済等に活用した結果であり、資本政策の規律が保たれています。

株主にどれだけ報いた?

TOPIXを上回っています
自社TSR(最新)
199.3%
株主総利回り
TOPIX(最新)
182.5%
市場平均

※ 基準時点を100%として、配当込みの株主総利回りを比較

コロナ禍初期のFY2020こそTSRは51%とTOPIX(107.4%)に劣後していましたが、その後の資源価格高騰と積極的な株主還元策により急回復。直近のFY2024ではTSRが199.3%に達し、TOPIX(182.5%)を明確にアウトパフォームしています。利益成長を的確に配当や自社株買いに振り向けた経営方針が高く評価された結果と言えます。

もし昔100万円買ってたら?

底値(2020年10月)に購入 +738.7%
100万円 → 838.7万円
+738.7万円
買値 489円 → 現在 4,101円
1年前(2023年中盤)に購入 +74.2%
100万円 → 174.2万円
+74.2万円
買値 2,354円 → 現在 4,101円
IPO時(株式分割考慮推定)に購入 +184.8%
100万円 → 284.8万円
+184.8万円
買値 1,440円 → 現在 4,101円

コロナ禍での原油価格暴落時に記録した2020年の底値(489円)から保有していれば、株価は8倍以上に大化けしています。その後の原油高と円安の恩恵、さらには積極的な自社株買いや増配により、近年は極めて力強い株価上昇トレンドを形成しています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
保守的な業績予想を立てる傾向があり、実績は上振れしやすい
旧中期経営計画(2022-2024)
FY2022〜FY2024
純利益: 目標 3000億円規模 達成 (4273億円)
142.4%
総還元性向: 目標 40%以上 達成 (40%超)
100%
INPEX Vision 2035 & 中期経営計画
FY2025〜FY2027
ROE: 目標 10.0% 順調 (7.0%)
70%
総還元性向: 目標 50%以上 順調 (50%以上)
100%
年間配当金: 目標 累進配当(100円以上) 順調 (108円予想)
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度 当初予想 修正予想 実績 乖離
FY2023 19310.0億円 21657.0億円 +12.1%
FY2024 21190.0億円 22658.4億円 +6.9%
営業利益
年度 当初予想 修正予想 実績 乖離
FY2023 10100.0億円 11218.4億円 +11.0%
FY2024 11060.0億円 12717.8億円 +14.9%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

新たな中期経営計画「INPEX Vision 2035」では、ROE10%以上の達成と総還元性向50%以上を掲げています。業績は原油価格や為替相場に大きく左右されますが、前提条件を保守的に設定(油価63ドル/為替151円など)しているため、上振れによる利益増と追加の株主還元が期待できる構造です。

中の人を知る
社長の報酬、社員の給料

社長はどんな報酬?

代表取締役社長
上田 隆之
推定約1.7億円
約10〜15倍
社長/社員
業界平均: 10〜20倍
従業員平均
非開示
業績規模を考慮すると適正水準です。

代表者の報酬総額は経営責任に応じた水準ですが、従業員給与を含めた総額管理は透明性が高く、ガバナンスの効いた報酬体系を構築しています。他社比較においても極端な高額報酬ではなく、株主還元のバランスを考慮した経営陣の姿勢がうかがえます。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
1167万円
従業員数
889人
平均年齢
39.4歳
平均年収 従業員数 前年比
FY2021/12 926万円 1380人 -
FY2022/12 969万円 1349人 +4.6%
FY2023/12 1117万円 1384人 +15.3%
FY2024/12 1167万円 889人 +4.5%

平均年収1,167万円は鉱業・エネルギーセクターで国内トップクラス。FY2024/12は組織再編(分社化等)に伴い単体従業員が889名に減少したが、給与水準は継続的に上昇。連結では約3,400名の従業員を擁する。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 15名)
女性 2名(13.3%) 男性 13名
13%
87%
監査報酬
50,600万円
設備投資額
143.0億円
平均勤続年数(従業員)
11.6年
臨時従業員数
469人

女性役員比率は13.3%とさらなる多様化の余地がありますが、経済産業大臣による株式保有という特殊なガバナンス構造が、経営の健全性と規律を担保しています。充実した監査体制の下、大規模な設備投資を伴うプロジェクトに対し、透明性の高い監督が行われています。

世の中の評判
メディアはこの会社をどう見てる?

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調」
報道件数(30日)
142
前月比 +12.5%
メディア数
48
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, ロイター ほか
業界内ランキング
上位 5%
鉱業セクター 30社中 2位
報道のトーン
55%
好意的
25%
中立
20%
否定的
報道件数の推移
掲載メディア分布

どんな話題が多い?

決算・業績 40%
株主還元 25%
M&A・事業拡大 20%
株価動向 15%
同業他社とのメディア露出比較

最近の出来事

2025年2月 事業拡大

INPEX南西カスピ海石油を完全子会社化し、エネルギー基盤を強化。

2025年11月 上方修正

第3四半期決算にて通期最終利益の5%上方修正を発表。

2026年2月 減益決算

今期最終利益が16%減益となる見通しを発表し、市場の注目を集めた。

詳細 & リンク
投資判断のための詳細データ

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残3,510,700株
売り残334,300株
倍率10.50倍
2026年2月27日時点
今後の予定
第1四半期決算発表 2026年5月上旬予定
第2四半期決算発表 2026年8月上旬予定

信用倍率は10.5倍と買い長の状態にありますが、日々の出来高に対して過度な重荷にはなっていません。PBR1倍割れ改善に向けた資本効率の向上策が継続して評価されており、鉱業セクターの中で最大の時価総額を誇るディフェンシブかつ高還元銘柄として投資家の資金を集めています。

税金はいくら払ってる?

税引前利益 法人税等 実効税率
FY2025/3 予 1106000百万円 776000百万円 70.2%

FY2025/3予想における法人税等の負担額は約7,760億円を見込んでいます。実効税率が70.2%と高い水準にあるのは、資源開発事業特有の税務コストや、プロジェクト拠点が所在する海外各国の税制影響が大きく寄与しているためです。事業の性質上、国・地域ごとの税務環境に左右されやすい構造となっています。

誰がこの会社の株を持ってる?

経済産業大臣 23.11%
日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 11.52%
日本カストディ銀行(信託口) 5.47%
石油資源開発 2.23%
SMBC日興証券 2.11%

経済産業大臣が23.11%を保有する準国策企業。政府が黄金株(拒否権付種類株式)を保有し、敵対的買収を防止。外国人持株比率は約25%で、エネルギー関連のグローバル機関投資家が多い。

会社の公式開示情報

役員報酬

43,300万円
取締役8名の合計

主な事業リスクとして原油・天然ガス価格の変動やカントリーリスクが挙げられ、これらは収益に直接的な影響を与える重要課題です。有価証券報告書では、安定操業に向けた安全対策やESG(環境・社会・ガバナンス)への対応が詳細に開示されており、持続可能なエネルギー供給体制の構築が最優先事項となっています。

最新ニュース

リスク要因

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ニュース一覧

関連リンク

(株)INPEX まとめ

業績
好調
配当
少なめ
安全性
安定
稼ぐ力
普通
話題性
好評

「日本のエネルギー安全保障の要、原油・天然ガス開発の国内最大手」

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最終更新: 2026年3月3日 06:00 JST / データ提供: OSHIKABU